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地味ながら効果抜群!フィルター特集

シンガーのみなさん、こんにちは!ヴォーカルコーチの佐藤剛寿です。
 
前回の翻訳では、ジャスティンの考える「フィルター」の概念について知ることができたと思います。
 
翻訳はこちら
 
要約して振り返ると、
 
 
・リップトリルは唇を震わせる動きが口をブロックしてくれるので、息の支えの練習になる(このブロックの作用を「フィルター」という)
 
・リップトリルができない、あるいはうまくできない場合でも、似たような口をブロックしてくれる子音、母音を使えば同様の効果が得られる
 
・さらにこのフィルターを使えば、息を鼻腔や頭の方向へ持っていけるので、高い声が楽に出せるようになる
 
 
ということで、フィルターは地味ながらもとても効果のあるエクササイズです。
 
動画の中でジャスティンはフィルターのパターンをたくさん紹介していますが、実際のエクササイズはまだ紹介されていなかったですね。
 
今回はその後のエピソードでジャスティンが紹介しているたくさんのエクササイズを、一気にまとめて紹介します!
 
やってみよう!
 
リップトリル 3:26から
 
以前翻訳したリップトリルです。定番のエクササイズですね。息を一定に保ちましょう。
 
翻訳はこちら
 
タングトリル 8:00から
 
これはいわゆる「巻き舌」です。江戸っ子のようにべらんめえ口調でしゃべるとできます。イタリア語やスペイン語のRもこれですね。
 
子音V, Z 2:21から
 
「蜂(The BUMBLEBEE)」の音としてZが紹介されています。舌と硬口蓋(上歯の後ろ)で抵抗を作ることによって、息の支えを作ります。Vに関しても同様の効果が得られますよ。
 
 
次の3つは声が鼻にかかる子音、鼻音です。日本語ではN, M, NGともに「ん」と表記されるので、違いを把握するのは少し難しいですね。一つずつ見ていきましょう!
 
 
鼻音N 4:45から
 
「なにぬねの」とナ行を話す時、舌は硬口蓋(上歯の後ろ)にくっついて、声は鼻に抜けますが、そのくっついた状態を保ったまま鼻に抜けるように声を出すと、Nの音になります。
 
鼻音M 9:36から
 
「まみむめも」とマ行を話す時、唇同士は触れ合い、声は鼻に抜けますが、その触れ合った状態を保ったまま鼻に抜けるように声を出すと、Mの音になります。一般的にハミング(鼻歌)はこの状態で歌われます。
 
鼻音NG 3:36, 4:45, 6:10から
NGと言っても、ドラマのミステイクの話ではありませんよ(笑)
 
国語か音楽の授業で「鼻濁音」について習ったことがあるかもしれませんが、NGとはそれのことです。英語だと “Sing” と発音する時の “ng” がこの音で、日本語だと「りんご」と話す時の「ん」がNGです。舌の後ろ側と軟口蓋(喉彦が垂れ下がっている部分)、つまり口の後ろ側で塞ぎを作るので、口を開けたまま鼻音が作れます。
 
母音ウー 6:08から
 
ウーと発音する時は唇をすぼめるので、アーと声を出すときに比べてフィルターがかかります。動画では犬の遠吠えに例えられていますね。
 
母音イー 6:06から
 
イーと発音する時は舌の後ろ側が持ち上がるので、アーと声を出すときに比べてフィルターがかかります。口を横に広げることでイーを作るのではなく、舌の形でイーを作りましょう。
 
 
以上です。すごくたくさんエクササイズがありますね!
 
一番やりやすいものから始めて、慣れてきたらいろんな種類を試してみましょう。
これらのエクササイズをすればきっと、今までよりずっと楽に声が出せるようになりますよ;)
 
今日もフィルターの練習をして、気持ちよく歌いましょう!
 
 
 
 
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