Feel the Joy of Singing!

ニューヨーク・ヴォーカル・コーチングのジャスティン・ストーニー先生によるYouTube動画を翻訳しています。

ご挨拶と当ブログのご案内

みなさん、こんにちは!佐藤剛寿と申します。

当ブログではニューヨーク・ヴォーカル・コーチンジャスティン・ストーニー先生によるYouTube動画の翻訳を中心に、ヴォーカルの上達に役立つ情報を掲載しています。翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。

目次

 

New York Vocal Coachingとは?

New York Vocal Coaching (NYVC) はニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くの動画を公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

newyorkvocalcoaching.com

 

www.youtube.com

 

ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニー先生の指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチで、ミュージシャンです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけはYouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ、わかりやすい理論と伝え方、声や歌に対する寛容な考え方、そしてモチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています(このブログでの翻訳に関しては、ジャスティン本人から許可をいただいてやっています)。

 

ご意見、ご感想などありましたら、コメント欄までお願いします。それではどうぞお楽しみください ;) 

 

佐藤剛寿

Ep. 75「みなさんの声に応えました:究極のヴォーカルトレーニング集!」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード75「みなさんの声に応えました:究極のヴォーカル・トレーニング集!」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 75 "You Asked For It: The Ultimate Vocal Exercise Workout!" - Voice Lessons To The World

Ep. 75「みなさんの声に応えました:究極のヴォーカルトレーニング集!」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com



目次

 

 
Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.
 
みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。
 
Welcome to episode 75 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you as singers by answering your questions from all over the world.
 
ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード75へ!このショーでは世界中のみなさんからの質問に答えることで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。
 

今週の質問:家でできるヴォーカルコースはある?

 
And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Daquan R. in Toronto, Canada.
 
みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はカナダはトロントのダクワン・Rさんから来ています。
 
And Daquan writes, "Dear Justin, I love your videos. But, I wish you'd release a vocal course that I can do at home. Is there something like this in the works?"
 
ジャスティンさん、こんにちは。ジャスティンさんの動画が好きなのですが、家でできるようなヴォーカルコースをリリースしてくれたらなと思っています。そういったものの計画はありますか?」
 
Now Daquan, thank you so much for that awesome question. Because we get this question all the time which makes me know you guys are thirsty for more vocal information. Hungry for a vocal course designed just for you.
 
ダクワンさん、とても良い質問をありがとうございます。たびたび同じ質問を受けているので、みなさんがより多くのヴォーカル情報を求めているのがわかります。みなさん一人一人のためにデザインされたヴォーカルコースに飢えているのでしょう。
 
Now Daquan, I'm sorry it's taken us so long, but I didn't want us to do this if it wasn't something that we could do right, if it wasn't something that would be really great for you guys as singers.
 
ダクワンさん、とても時間がかかってしまってすみませんでしたが、正しい内容のもの且つシンガーのみなさんにとって素晴らしいものでなければ、やりたくはなかったのです。
 
And you asked for it, and I think we finally created something very special. Take a look at this clip...
 
みなさんの声にお応えして、ついに、とても特別なものができたと思います。次のクリップを見てみてください…
 

ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド・ヴォーカル・コース

 
New York Vocal Coaching is proud to introduce the Voice Lessons To The World Vocal Course. Our 12-part course takes you on a singing journey from beginner to intermediate to advanced to master.
 
ニューヨーク・ヴォーカル・コーチングは誇りを持って「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド・ヴォーカル・コース」を発表します。12パートのコースで、初心者から中級者、上級者、マスターへと続く歌の旅へとお連れします。
 
It features hours and hours of rich content to help you improve your voice at any level. There's a male course and female course that include hundreds of vocal exercises. 
 
特徴は何時間もの豊富なコンテンツで、いかなるレベルであっても、あなたの声を改善するのに役立ちます。男性コースと女性コースがあり、たくさんのヴォーカルエクササイズが含まれています。
 
These exercises are designed to work on all areas of the voice. Increased range, tone, breathing, riffs and agility, vibrato, and tons more.
 
これらのエクササイズは声の全ての領域に取り組めるようデザインされています。声域の拡大や声色、息、リフと敏捷性、ビブラートなど… 他にも多数あります。
 
The video section feels just like having a voice lesson and the audio section allows you to practice what you've learned in the comfort of your home, in your car, or any time you feel the spirit!
 
動画のセクションでは、まるでヴォイスレッスンを受けているように感じられることでしょう。音声のセクションは、習ったことを、家でも、車の中でも、やりたくなったときにいつでも練習できるようになっています。
 
To get your copy of the course just go to www.VoiceLessonsToTheWorld.com. It's simple and easy to download the course and get started singing right away.
 
このコースを手に入れるには www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてください。コースのダウンロードは簡単で、すぐに歌い始めることができます。
 
At New York Vocal Coaching it's our passion and calling to help the world make a joyful noise. So, I can't wait for you to try the Voice Lessons To The World Vocal Course.
 
ニューヨーク・ヴォーカル・コーチングの情熱と使命は、世界中のみなさんの「メイク・ア・ジョイフル・ノイズ(喜びの声を上げること)」を応援することです。みなさんがヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド・ヴォーカル・コースに挑戦するのとても楽しみにしています。
 
So there it is, our vocal course. We are so, so excited about it. And I hope that you are so, so excited about it too. Because, you know, people always ask me- Justin don't you ever miss performing? And I say no I don't! Because I am hopelessly devoted to you as singers.
 
これがNYVCのヴォーカルコースです。とてもワクワクしていますよ。みなさんにもワクワクしてもらえたら嬉しいです。というのも「ジャスティンさん、ステージで歌わなくて寂しくないんですか?」とよく聞かれるのですが、それはないのです。(歌いながら) ♪どうしようもなくシンガーのみなさんに身を捧げている♪ のですから。
 
That's my love, that's my art, that's my calling in this life is to give the voice away to all of you. And so this is really a labor of love for me.
 
これが私の人生においての愛であり、アートであり、使命であり、みなさん一人一人に対しての声の贈り物であるのです。つまり、これが私にとっての愛の仕事なのです。
 
This is like an artist releasing that album, they've worked for so long, and then they finally go and record something that they can put out into the world that can be enjoyed.
 
これは例えるならアーティストがアルバムをリリースするようなもので、長い間曲作りに取り組んだ結果、世界中で楽しんでもらえるようなものを録音し、送り出すことができるのと同じようなものです。
 
That's the feeling that I get from this, is that now something that I've created is going to be benefiting all of you. And so as a teaching artist, I'm so thrilled that this is going to be out there for you all to enjoy.
 
今回のリリースからはこういう感覚 - 私の作ったものが、みなさん一人一人のためになる感覚 - があり、ティーチング・アーティストとして、みなさんに楽しんでもらえるものを世に出せることにワクワクしています。
 

2. ヴォーカルコースの中身は?

 
So let's talk about what you can expect in the vocal course.
 
それではこのヴォーカルコースに何が期待できるのかについて話していきましょう。
 
This vocal course is truly epic. Twelve whole parts! Three beginner, three intermediate, three advanced, three master. Hours and hours of content, hundreds of vocal exercises. There's a male course and also a female course.
 
このヴォーカルコースはまさに注目に値するものです。全部で12パートあり、内訳は初心者用が3つ、中級者用が3つ、上級者用が3つ、マスター用が3つです。何時間ものコンテンツと、何百ものヴォーカル・エクササイズがあります。また、男性用コースと女性用コースもあります。
 
In the video section it feels just like having a voice lesson with me. With lots of exercises, tips, explanations, and encouragements so that you learn a lot and also feel positive as we go.
 
動画のセクションでは、私からヴォイス・レッスンを受けているように感じられるでしょう。たくさんのエクササイズ、歌のコツ、説明、エンカレッジメント(激励)があり、たくさんの学びのなかで、ポジティブに感じられるようにもなっています。
 
The beginning section is easy enough for pretty much anybody to try. And I can promise you that the master section is so hard that you will not like me anymore. [hits piano]
 
初心者のセクションは誰でも挑戦できるくらい簡単にしてあります。マスターのセクションは、言っておきますが、難し過ぎてもはや私のことを嫌いになるくらいですよ笑
 
Now there's also an audio section where you can do the exercises in your home, in your car, anywhere that you may be, it really gives you that chance to practice.
 
それから音声のセクションもあって、家や車など、どこにいたとしてもエクササイズができ、練習の機会を提供しています。
 
And we're going to cover every topic that you could want. Chest voice, mix, head voice, falsetto, flageolet, vocal fry, growls, riffs and agility, vibrato, straight tone, every vowel, every kind of sound that you could want to make on all kinds of patterns.
 
みなさんが欲しいであろうトピックは全てカバーしています。チェストヴォイス、ミックス、ヘッドヴォイス、ファルセット、フラジオレット、ヴォーカルフライ、グラウル、リフや敏捷性、ビブラート、ストレートトーン、全ての母音など、出したいであろうあらゆる種類の声を、あらゆる種類のパターンで用意しています。
 
It's extremely thorough and I can promise you that there's going to be some stuff in there that you've never seen in any voice lesson ever. So that's what I'm so, so excited about.
 
非常に徹底された内容なので、きっと今までのどのヴォイスレッスンでも見たことがないようなものがあることでしょう。以上のことに、とてもワクワクしています。
 

3. ヴォーカルコースの入手方法は?

 
And now next let's talk about how to get the vocal course.
 
では次に、ヴォーカルコースの入手方法について話しましょう。
 
Downloading the vocal course could not be easier. All you have to do is go to www.VoiceLessonsToTheWorld.com. And all the information and instructions and download is right there so that you can get the course.
 
このヴォーカル・コースをダウンロードするのは、これ以上ないくらい簡単で、 www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスするだけです。全ての情報と説明、ダウンロードはここにあります。
 
Now I know other vocal courses make you get the entire course. But we didn't think that would be fair to you guys so you're welcome to get the entire vocal course or you can get different levels or even different sections so that you can really tailor make the course for what is best for you. We thought that would be a great thing to give you options.
 
よそのヴォーカルコースはその全体を売ろうとしてきたりしますよね。でもそれはみなさんにとってフェアではないだろうと考えたので、もちろんヴォーカルコース全体を手に入れるのも歓迎ですが、違うレベルや違うセクションを手に入れて、一人一人に最適なコースを選べるようにもしました。選択肢を与えられるのは素晴らしいことだと考えたのです。
 
So again all you have to do to get the vocal course is visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com. And you'll find all the information right there.
 
もう一度言いますが、このヴォーカルコースを手に入れるには www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスするだけで大丈夫です。全ての情報がここで見つかることでしょう。
 

注意点

 
Just a couple of quick notes... I know there's some vocal courses out there that sort of make this promise that if you do their course you will become a superstar singer.
 
いくつかお知らせしておきたいことがあります。よそのヴォーカルコースの中には「このコースをやればスーパースターのシンガーになれますよ」などと言うものもありますね。
 
Well, that's not really true. And there's no vocal course in the world that can make you an elite singer. So I don't want you to think of the vocal course that way.
 
これは本当のことではないでしょう。みなさんをエリートのシンガーにしてくれるようなヴォーカルコースはこの世に存在しませんから、このヴォーカルコースに関してもそのようなものだとは思ってほしくありません。
 
Think of it as a resource. I know it's a great course, I know you're going to learn a lot. I know you're going to make huge improvements to your voice and you're going to have a heck of a lot of fun doing it. That's what it's all about.
 
一つの資料、教材だと思ってください。このコースは素晴らしいコースで、たくさん学べることでしょう。声が大きく改善されるでしょうし、やるのはすごく楽しいことでしょう。そういうものです。
 
But it shouldn't be your sole focus as a singer. It's not meant as a replacement for voice lessons, if you can do those. That's why I always say, get with a great voice teacher in your area.
 
でもシンガーとして、このコースだけに集中するべきではありません。このコースはヴォイスレッスンの代わりとして想定しているものではありません(レッスンができるのであれば、ね)。だからいつも「あなたの地域で素晴らしいヴォイスティーチャーに就いてください」と言っているのです。
 
And it's also not something where you don't need to still seek out performance opportunities and resources, and articles, and things like that, other ways to improve.
 
それとこのコースは、パフォーマンスの機会や、教材、記事などの、異なる改善方法を探す必要がなくなるようなものでもありませんよ。
 
So as long as you think of the vocal course that way, I know it's going to really benefit your singing.
 
このようにこのヴォーカルコースのことを見てくれている限りは、あなたの歌のためになると思います。
 
Also I don't want you guys thinking this is the end of Voice Lessons To The World. No no no, this is just the beginning. And I will be teaching until I ascend from the piano bench. So don't worry, we're just getting started.
 
それから、これでヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドが終わりだとも思ってほしくありません。違いますよ、まだ始まったばかりなのです。ピアノ椅子から天国に向かうまで(!)は教え続けますから、心配しないでくださいね。
 

終わりに

 
And so if you have questions as you're doing the vocal course or if you have questions for future episodes of the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
というわけで、ヴォーカルコースをやっていく中で質問があったり、今後のエピソードで答えてほしい質問があったりする場合は、
Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。
 
And now more than ever, I just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, don't let people tell you that you can't sing. You and I both know it's not true.
 
今回はいつもに増してこう伝えたいと思います。歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。あなたも私も、それが本当のことでないと知っていますから。
 
Try out the vocal course. I trust that it will take you to the next level with your singing. And remember all you have to do is visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
ヴォーカルコースにぜひ挑戦してみてください。あなたの歌を次のレベルへと連れて行ってくれることと信じています。 www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスするだけですから、覚えておいてくださいね。
 
I'm Justin Stoney. Keep on making a joyful noise.
 
ジャスティン・ストーニーでした。「メイク・ア・ジョイフル・ノイズ(喜びの声を上げよう)」をし続けましょう!
 

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以上、今回はNYVCのヴォーカルコースに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

お知らせ

みなさん、こんにちは!佐藤剛寿です。いつも翻訳ブログを見てくださってありがとうございます。

 

忙しい状況が続き、昨年末から1月にかけて更新を休んでしまったのですが、2021年2月から再開しました。今後についてですが、次回の更新は2月22日(月)、その後は隔週での更新とさせていただきます。

 

ややペースは落ちますが、ジャスティンの素晴らしいメッセージを日本のみなさんにも届けたい、という気持ちは変わりませんので、引き続き楽しんでいただけたら幸いです。Enjoy Singing!

 

佐藤剛寿

Ep. 74「ストレート・トーン対ビブラート」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード74「ストレート・トーン対ビブラート」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 74 "Singing With Straight Tone Vs. Vibrato" - Voice Lessons To The World

Ep. 74「ストレート・トーン対ビブラート」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com



目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.
 
みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。
 
Welcome to episode 74 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you as singers by answering your questions from all over.
 
ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード74へ!このショーでは世界中のみなさんからの質問に答えることで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。
 

今週の質問:ビブラートではなくストレート・トーンで歌うには?

 
And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Rodrigo M. in Salvador, Brazil.
 
みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はブラジルはサルバドール州のロドリゴ・Mさんから来ています。
 
And Rodrigo writes, "Dear Justin, I'm a classical singer who loves to sing jazz. How can I sing with straight tone instead of vibrato?
 
ジャスティンさん、こんにちは。私はジャズを歌うのが大好きなクラシックのシンガーです。ビブラートの代わりにストレート・トーンで歌うにはどうすればいいですか?」
 
Now Rodrigo that's a spectacular question. Because we work very hard on our vibrato. We've talked about it in lessons in the past and I know we're gonna talk about it more in the future. Vibrato is very important.
 
ロドリゴさん、素晴らしい質問ですね。ビブラートにはみな懸命に取り組んでいますからね。以前のレッスンでも話してきましたし、今後ももっと話していくことでしょう。ビブラートはとても大切です。
 
But, what if you want to sing without it? To sing with straight tone? It's actually a very important skill and something that you're really going to want for your voice overall.
 
でも、ビブラート無しで歌いたい場合はどうでしょうか?ストレート・トーンで歌うことは、実はとても大切な技術で、声全般に欲しくなるようなものです。
 

1. ストレート・トーンとビブラートの違い

 
So the very first thing we should look at is what's the difference between straight tone and vibrato?
 
まず最初に確認するべきことは、ストレート・トーンとビブラートの違いについてです。
 
The difference between straight tone and vibrato is actually quite simple. Straight tone can be defined as- singing a pitch without any variation or fluctuation to that pitch.
 
ストレート・トーンとビブラートの違いはとてもシンプルです。ストレート・トーンは「ある高さの音を、ピッチを何も変えずに歌うこと」と定義できます。
 
So if I sing a straight tone note... ♪ Ah ♪ It doesn't have any movement to the pitch itself.
 
 
A vibrato note, however, does. Take a listen... ♪ Ah ♪ Those are small little pitch bends. Not... ♪ Ah ♪ Not enough to move the pitch away from its fundamental note. ♪ Ah ♪ But, little baby pitch movements within that note.
 
 
Straight tone though... ♪ Ah ♪ No movement. Vibrato... ♪ Ah ♪ Movement to the pitch.
 
 
And we want to be able to control our voices like that. To say I'm choosing to do straight tone or I'm choosing to do vibrato. This gives us a lot of control not just technically but also stylistically.
 
このように、声をコントロールできるようになるのが望ましいですね。「ストレート・トーンを選んでやっている」とか「ビブラートを選んでやっている」とか言えることが大事です。こうなれば、技術的なコントロールの幅だけでなく、スタイルに関するコントロールの幅も広がりますよ。
 

2. どちらの方が「自然」なの?

 
So let's answer the question though that sometimes comes up which is, which one is more natural? Straight tone or vibrato?
 
では次に、時々上がってくる質問にお答えしましょう。「ストレート・トーンとビブラート、どちらが自然なの?」というものです。
 
It's very interesting to me that in the world of voice somehow people started getting the notion that vibrato is the natural way to sing and straight tone is not natural and sometimes people even think that it's unhealthy for the voice, that it's damaging for the voice, and it's simply not true.
 
声の世界では、とてもおもしろいことに、ビブラートが自然な歌い方で、ストレート・トーンは自然でないという意見を耳にすることがあります。「ストレート・トーンは声に悪く、声にダメージを与える」と思う人さえいるのですが、それは全く事実ではありません。
 
Actually straight tone is the "natural" way to sing and vibrato is simply just a really cool stylistic nuance that has developed in singing throughout the ages.
 
実際にはストレート・トーンの方が自然な歌い方で、ビブラートは単に「とてもかっこいい歌い方のニュアンスで、時代を超えて受け継がれてきた歌い方」なのです。
 
To kind of prove this all you have to do is think about how a kid would sing their abc's.
If you listen to a kid you don't hear... ♪ A B C D E F ♪ [with vibrato] You don't hear vibrato. You hear... ♪ A B C D E F G ♪ [with straight tone] You hear straight tone.
 
 

3. ストレート・トーンとヴォーカルスタイル

 
Now it's pretty obvious that classical singers sing with a lot of vibrato. They sing with it on basically every note.
 
ところで、クラシックの歌手がたくさんのビブラートをかけて歌うのは明らかですね。基本的に全ての音にビブラートをかけます。
 
But this is not to suggest that vibrato is a kind of thing of the past and straight tone is something of the present and contemporary styles. In fact straight tone dates back hundreds if not thousands of years.
 
でもこれは、「ビブラートは過去のもので、ストレート・トーンは現在の、現代的なスタイルのものである」ということを示唆するものではありません。実際にストレート・トーンは、何千年とは言わないまでも、何百年も前まで遡れるものなのです。
 
You hear it in a lot of world music and folks music, emerging from different cultures. You hear it in things like Gregorian chants. And even in the classical world, things like baroque and the choral tradition. They all have straight tone present in the sound.
 
ストレート・トーンは多くのワールド・ミュージックや民族音楽で聞かれ、様々な文化から発生しています。グレゴリオ聖歌のようなものにも聞かれますし、クラシックの世界でさえも、バロックや伝統的な合唱のようなものに聞かれます。こういった音楽全てにストレート・トーンが使われています。
 
Now, modern examples would be things like pop, rock, R&B, musical theatre, bluegrass, and Rodrigo, you mentioned jazz! Which is definitely a style that uses a lot of straight tone. In fact, jazz would be a style where sometimes singers sing exclusively with straight tone. 
 
現代の例で言ったら、ポップやロック、R&B、ミュージカル、ブルーグラス、それからロドリゴさんの言っていたジャズなどがありますね。ジャズは確かに、ストレート・トーンが良く使われるスタイルです。実際のところ、ジャズはストレート・トーンだけを使って歌われることもあるスタイルでしょう。
 

曲例:「枯葉」

 
And I want to show you in a song example kind of what that would sound like. The song I'm gonna look at today is "Autumn Leaves". On of my very, very favorite jazz songs.
 
どういう声になるのかを、曲例の中でお見せしたいと思います。今回見ていく曲は「枯葉」で、私が大好きなジャズ曲の一つです。
 
So what I'm gonna do here with this song is try my very best to sing with all straight tone, no vibrato at all for the entire piece. Just to give us a sense of what that would sound like to sing with literally zero vibrato. Now jazz is a good style to do that with. 
 
この曲でやりたいのは、できる限り全曲通してビブラートを使わず、ストレート・トーンで歌うことです。文字通りビブラートゼロで歌うとどういうサウンドになるのか、感覚を掴むためで、ジャズはそのためにちょうどいいスタイルですね。
 
And this song "Autumn leaves" is one of the most beautiful in all of jazz. So here we go with zero vibrato on a song...
 
この「枯葉」という曲はたくさんあるジャズの曲の中でも最も美しい曲の一つです。それでは、ビブラートゼロで曲に行ってみましょう。
 
♪ The falling leaves drift by my window
The autumn leaves of red and gold
I see your kips and summer kisses
The sunburned hands I used to hold
Since you went away the days grow long
And soon I'll hear ol' winter's song
But I miss you most of all, my darling
When autumn leaves start to fall ♪
 
 
And it gives it that sort of really pure, really intimate, almost innocent kind of quality.
And it's a really cool effect. Now you don't have to do it for an entire song. But it's a coordination that's super nice to have in your technique overall.
 
ストレート・トーンがとても純粋で、親密で、無垢と言ってもいいような感じの性質をもたらしてくれます。とてもすごい効果ですね。全曲を通して使わなければならないということはないのですが、全般的にテクニックとして持っておくととても素晴らしいですね。
 

5. ストレート・トーンを歌うときのコツ

 
So next I'm going to give you some tips on how to sing with straight tone. And then we're gonna look at an exercise.
 
では次にストレート・トーンの歌い方のコツをお伝えしましょう。それからエクササイズを見ていきます。
 
There's gonna be two kinds of singers watching this video. Those like you, Rodrigo, who've been doing vibrato for so long that straight tone has actually become difficult to do. And then there's also going to be those who find straight tone rather easy but would like to improve their control over that straight tone.
 
この動画を見ているシンガーのみなさんには二種類のタイプがあるでしょう。一つはロドリゴさんのように、ビブラートをずっとやってきたために、ストレート・トーンが難しくなってしまったタイプ。もう一つは、ストレート・トーンは簡単に感じるけれども、そのコントロールを改善したいタイプです。
 
First let's look at those who find straight tone hard. For you the answer is going to be- difference. What do I mean? I mean you want to get yourself into a different circumstance.
 
最初にストレート・トーンが難しいと感じているタイプから見ていきましょう。このタイプの方への答えは「違い」です。どういうことでしょうか?それは、違う環境に身を置いてほしいということです。
 
If for example you've been singing classically, ♪ Ah ♪ with a lot of low larynx space
and that's where you're finding the vibrato, get yourself into a foreign circumstance.
 
例えば低い喉頭(のど)のポジションを使って「(ビブラート付で)アー」と歌う、クラシックのやり方でビブラートの感覚を身に付けてきたのなら、今度は異なる環境に身を置いてみてください。
 
Maybe that's playing a character. Like a kid doing his abc's. That can trick the voice into a foreign circumstance where you can discover your straight tone.
 
それはキャラクターの真似をすることかもしれません。子供が「ABC」と歌うときのような感じです。声をだまし、異なる環境に身を置けば、ストレート・トーンを見つけることができます。
 
You could also try changing your larynx position to a foreign circumstance. You could change your embouchure to a foreign circumstance.
 
喉頭のポジションを変えたり、口の形を変えたりすることによっても、異なる環境に持っていけるかも知れません。
 
You could sing a style that you're not familiar with to change the circumstance.
 
環境を変えるためには、慣れないスタイルで歌うのも良いかもしれません。
 
You could even change the register. Sometimes people can do a straight tone in falsetto but not chest voice. Or, vice versa, they can do it in chest voice but not head voice and falsetto.
 
声区を変えることもできるでしょう。ファルセットではストレート・トーンができるけれども、チェストヴォイスではできないという人もいます。もしくは反対に、チェストヴォイスではできるけれども、ヘッドヴォイスやファルセットではできないという人もいます。
 
Try changing the circumstances so that you're not in the same place where vibrato is present in your voice. Learn it in the foreign circumstance and then bring it back to where you're used to singing. That's for those who find straight tone difficult.
 
自分の声の中でビブラートが使われている部分と同じ場所にいるのを避けるために、環境を変えてみましょう。異なる環境でストレート・トーンを学び、それを慣れている歌い方に落とし込みましょう。以上がストレート・トーンが難しいと感じるタイプの方の対処法でした。
 
For those who'd like to improve their straight tone- sameness is actually going to be the answer.
 
ストレート・トーンを改善したいというタイプの方には、「同一さ」が答えになるでしょう。
 
We need to have sameness of breath. With straight tone breath support becomes even more important. Taking that low breath, and then letting it out slowly but also steadily. Blasts of air, changes of air, will affect the pitch. We really have to master that small steady breath even more for straight tone.
 
息を同一にする必要があります。ストレート・トーンでは息の支えがより重要になりますからね。低い位置で息を吸い、ゆっくりと、一定に吐くことです。一気に吐き出したり、息の量が変わったりすると、ピッチに影響が出てしまうでしょう。ストレート・トーンのためには、普段以上に、少量で一定の息の使い方をマスターしなければなりません。
 
Other elements of sameness are going to be- larynx postion. Doesn't matter which larynx you pick, but you're going to have to keep it relatively the same or else straight tone becomes quite difficult to do.
 
同一さに関する他の要素に、喉頭のポジションがあります。どの高さのポジションを選んだとしても、比較的同じ高さを保つ必要があります。さもないとストレート・トーンをするのはとても難しくなってしまうでしょう。
 
Same thing is true of compression, how strong of a sound you're doing. And, of resonance. How resonant it is up here versus here, or here. You want to have sameness.
 
コンプレッション(どれくらいの声の強さで歌うか)についても同じことが言えます。それから、共鳴です。上の方、口の方、喉の方のどの部分でどのくらい共鳴させているでしょうか。同一さが必要ですね。
 
Doesn't mean you can't change it. But it's much easier to master your straight tone
if you're keeping things the same.
 
変えてはいけないということではありませんが、同一さを保っていれば、ストレート・トーンを身に付けるのはより簡単になるでしょう。
 

エクササイズ:「ズーン」

 
Next we're gonna do an exercise that helps you to take your straight tone to the next level. This is going to be- zoon. Z-Z-O-O-N, zoon. It goes like this... ♪ Zz-Zoon ♪ 
 
次に、みなさんのストレート・トーンを次のレベルへと持っていくのに役立つエクササイズをやっていきましょう。Z-Z-O-O-Nで「ズーン」です。こんな感じです「ズーン」。
 
And the point of this is that Z is giving us the sameness that we're looking for. Sameness of breath, sameness of compression, sameness of resonance.
 
このエクササイズのポイントは、Zが、必要とされている同一さをもたらしてくれることです。息の同一さと、コンプレションの同一さ、共鳴の同一さですね。
 
Then the OO is also quite similar. Because the OO embouchure stays consistent through the tone, so it's really gonna help you build a better straight tone.
 
それからOO(ウー)にも似たような効果があります。OOの口の形は声色を一定に保ち、より良いストレート・トーンを作るのに大いに役立ってくれますからね。
 
So here we go, guys are gonna be down here... ♪ Zz-Zoon ♪ And ladies up here... ♪ Zz-Zoon ♪ And here we go! [Exercise]
 
 
Awesome job with that smooth, steady straight tone. And I really hope that Rodrigo and all, that's awakened new possibilities for your voice with taking your straight tone to the next level.
 
滑らかで、一定のストレート・トーンができましたね!今回の内容がロドリゴさんやみなさんにとって、ストレート・トーンを次のレベルへと持っていくことと、声の新しい可能性に気付くことに繋がれば幸いです。
 

終わりに

 
If you've got questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
このショーで答えてほしい質問があれば、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。
 
So I just encourage you, don't lost that joy, don't lost that passion, don't let people tell you that you can't sing you and I both know it's simply not true, false.
 
歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。あなたも私も、それが単に本当ではなく、間違いであると知っていますから。
 
Get with a great voice teacher in your area. Or if you're in the New York City area, or you'd like to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.
 
あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーに就きましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプ(でレッスン)をしたければ、 www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。
 
Or if you like these videos you can download our free app for iPad, iPhone, and hopefully more in the future. Or visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com. There's so many great resources, articles, tips, videos, things to help you improve as a singer.
 
動画を気に入ってもらえたのなら、iPadiPhone用の無料のアプリもダウンロードできますよ。他の機種にも今後対応できたらと思います。あるいは www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてください。優れた教材や、記事、歌のコツ、動画など、盛り沢山の内容で、みなさんがシンガーとして成長できるように応援しています。
 
I'm Justin Stoney. Until next time, make a joyful noise.
 
ジャスティン・ストーニーでした。また次回会うときまで、メイク・ア・ジョイフル・ノイズ(喜びの声を上げよう)!
 

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以上、今回はストレート・トーンに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

Ep. 73「歌うには歳を取り過ぎ?」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード73「歌うには歳を取り過ぎ?」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 73 "Am I Too Old To Sing?" - Voice Lessons To The World

Ep. 73「歌うには歳を取り過ぎ?」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com



目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.
 
みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。
 
Welcome to episode 73 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over the world.
 
ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード73へ!このショーでは世界中のみなさんからの質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。
 

今週の質問:歌うには歳を取り過ぎ?

 
And I'll give you a chance to ask questions later. But our question for this week comes from Randy J. in Seattle Washington.
 
みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はワシントン州シアトルのランディー・Jさんから来ています。
 
And Randy writes, "Dear Justin, I'm 57 years old and I've always wanted to sing. Am I too old to sing?"
 
ジャスティンさん、こんにちは。私は57歳なのですが、ずっと歌がやりたいと思っていました。歌うには歳を取り過ぎでしょうか?」
 
Randy, thank you so much for that great, great question. Because I hear this question from singers actually of all ages all the time. Justin, am I too old to sing? And the short answer is no! [hits piano] No you are most certainly not too old to sing. [hits piano] Sorry... Now that's my short answer. No.
 
ランディーさん、素晴らしい質問をありがとうございます。これはすべての年齢のシンガーから、しょっちゅう聞く質問ですからね。「ジャスティンさん、歌うには歳を取り過ぎでしょうか?」簡単に答えると、ノー!です。(ピアノを何回も叩いて)歌うのに歳を取り過ぎなんてことは全くありません!失礼しました。でも簡単な答えは、ノーです。
 
My long answer is... here we go...
 
詳しく答えると… 行きましょうか。
 

1. 歌うには歳を取り過ぎ?

 
We'll start by looking at this question - am I too old to sing? And while that's a question that we can really relate to, we can all really understand and appreciate, we have to question the question.
 
次の質問を見ていくことから始めましょう。「歌うには歳を取り過ぎ?」共感できたり、理解できたりする問いですが、この問い自体を疑わなければなりません。
 
Singing? That's something that's a part of our human spirit. A part of our human experience. That's why we have it at weddings, celebrations, parties, funerals, graduations. It's integrated into our human life. It's something that we really need to do.
 
歌うこと?それは、私たち人間の魂の一部です。人間の経験の一部です。結婚式や祝典、パーティー、葬儀、卒業式に歌がある理由はそれです。人間の生活に溶け込んでいて、本当にする必要があることなのです。
 
And so if we're asking the question - am I too old to be a pop super star legend? Well, maybe lots of us are. But... Am I too old to make a joyful noise? Well, that's a different question altogether.
 
「伝説的なポップのスーパースターになるには歳を取り過ぎ?」という問いであれば、まあ、私たちの多くはそうかもしれませんね。ですが… 「メイク・ア・ジョイフル・ノイズ* をするには歳を取り過ぎ?」という問いは全くの別物です。
 
*訳注:ジャスティンがよく使っている標語です。「喜びの声を上げよう!」といった感じでしょうか。
 
Now sometimes people say, Justin, I don't know if I need to sing. Maybe that's good for other people. But I personally don't really have singing as a part of my life at all. Well, to those who say that... I'm onto you.
 
ところで、こんなことを言う人もいるでしょう。「ジャスティンさん、自分には歌うことが必要かどうかわからないです。他の人にとってはいいことかもしれないけど、個人的には歌うことが人生の一部だとは思えません」そういうことを言う人にはこう伝えます… あなたの気持ちには気付いていますよ。
 

2. 気持ちには気付いていますよ

 
So I'm out late one night for a tall, cold, frosty glass of warm milk. And I like to stay out really late in New York City. And I like to sit in the corner with my books, and I like to look at pictures of cricothyroid muscles and epithelial layers and all kinds of vocal nerdery. [hits piano]
 
とある夜遅く、私は大きくて冷たいグラスに入った温かい牛乳を飲みに出かけました。ニューヨークで遅くまで出歩き、本を持ち込み、隅に座り、輪状甲状筋や上皮層など、あらゆる種類の声のオタクっぽい写真を見るのが好きなんです。
 
So I go up to the bartender and I order another tall, cold, frosty glass of warm milk. And the bartender says to me- what are you doing? Sitting in the corner with all of those books?
 
それからバーテンダーのところまで行き、大きくて冷たいグラス入りの温かい牛乳を、もう一杯頼みました。するとバーテンダーは私に「何をしているんだい?」と聞きました。「たくさんの本と一緒に、すみに座って…」
 
And I said, well I'm a voice teacher and I like to take my game to the next level. He said, ah, a voice teacher, vocal coach, cool. I said, are you a singer? He said, oh no no no, no I'm not a singer. No, I never sing, I don't care for singing. I said, okay that's great. So I take my tall, cold, frosty glass of warm milk and I get back to my studies.
 
「僕はヴォイス・ティーチャーで、自分の仕事を次のレベルまで上げたいんだ」と言うと、彼は「あー、ヴォイス・ティーチャー、ヴォーカル・コーチ!すごいね」と言いました。「君はシンガーかい?」と尋ねると「いやいや、シンガーではないよ。全然歌わないし、歌のことは知らないよ」との答えだったので、「そうなんだ、まあいいんじゃない」と言いました。それから私は大きくて冷たいグラス入りの温かい牛乳を手に取り、自分の勉強に戻りました。
 
A couple hours later, the bar starts to clear out. There's nobody left in the bar except for me, my tall, cold, frosty glass of warm milk, and my studies.
 
数時間すると、バーは閑散としてきました。私と、大きくて冷たいグラス入りの温かい牛乳と、勉強道具以外には誰も残っていませんでした。
 
There's a song playing on the radio. And sure enough across the bar I see the bartender. He's singing along to the song. I said sir, what are you doing? He said, well I guess I'm singing.
 
ラジオからはある曲が流れていました。カウンター越しにバーテンダーを見ると、なんと曲に合わせて歌っているのです。「すみません、何をしているのですか?」と尋ねると彼は「そうだね、歌っているんじゃないかな」と答えました。
 
And that's my point. People who say, oh I don't need to sing, I can't sing, please don't make me sing, a lot of time have a private vocal life. Because singing is a part of our human experience.
 
言いたかったのはこれです。「歌う必要はないよね、歌えないし、歌わせないでよ」 と言う人は、実際にはプライベートなヴォーカル生活を送っていることが多いのです。歌うことは人間の経験の一部ですからね。
 

3. いくつになったら歳を取り過ぎ?

 
So next let's look at- how old is too old? Here's a fun fact for you, in my teaching career I've worked with thousands of singers. But I've never had a singer over the age of 12 who didn't say- I feel so old. [hits piano]
 
では次に、いくつになったら歳を取り過ぎなのかを見ていきましょう。面白いことをお教えします。私は何千人ものシンガーを教えてきましたが、12歳より年上のシンガーで「すごく歳をと取った気がする」と言わないシンガーには出会ったことがありません。
 
And it's funny you meet, like, a 10 year old and they say- I'm a kid! 11- I'm a kid! 12- I'm a kid! 13- I feel so old. [hits piano] 15- I feel so old. [hits piano] 17- I feel so old. [hits piano] 20- old. [hits piano] 25- old. [hits piano] 30- old. [hits piano] 35, 40, 45, 50-
Actually, by the time you get to be about 50 people start saying I feel younger than
I ever have before.
 
おかしなことですが、10歳から12歳の子に会うと「子供だよ!」と言うのに、13歳からはこう言うのです。「すごく歳を取った気がする」15歳「すごく歳を取った気がする」17歳「すごく歳を取った気がする」20歳「すごく歳を取った気がする」25歳「すごく歳を取った気がする」30歳「すごく歳を取った気がする」35、40、45、50歳まで… 実際のところ、50歳くらいになる頃には「今までで一番若く感じるよ」と言い始めるのですが笑
 
But the point is if everybody gets to say I feel so old, then nobody is old. If 13 year old and a 40 year old can both say I feel so old, age doesn't matter. Age is very relative, it's all in the mind. And you can overcome age as a singer.
 
要するに、みなが「すごく歳を取った気がする」と言い始めるのなら、それは誰も年寄りではないということです。13歳と40歳が両方とも「すごく歳を取った気がする」と言えるのなら、年齢は関係ないでしょう。年齢はとても相対的なもので、全ては気のせいです。シンガーとして、年齢は乗り越えられるものなのです。
 
Here's some more facts for you. My original mentor as a singer was a metropolitan opera singer. He didn't even start singing until he was 27. That's way, way later than most opera singers start. And he made it to the highest opera in the world.
 
実際にあったことをいくつか紹介しましょう。シンガーとして私にとって最初の恩師は、メトロポリタン歌劇場の歌手でした。彼は27歳まで歌を始めてすらいませんでした。ほとんどのオペラ歌手よりもずっと遅いスタートですが、それでも彼はオペラ界を上り詰めることができたのです。
 
Another fact for you, my oldest voice student is 88. And I'm so proud of the work that she's done. Making discoveries, making growth at 88 years old.
 
もう一つ言うと、私の生徒さんで最高齢の方は88歳です。私は彼女の取り組みをとても誇りに思っています。88歳でもたくさんの発見があり、成長続けています。
 
I also know a voice teacher here in New York City who's 95. And her soprano top sounds crystal clear, bell-like, silvery, beautiful. She's 95!
 
それから、ニューヨークのヴォイス・ティーチャーで、95歳の方を知っていますよ。彼女のソプラノの高音は澄み切っていて、ベルのようで、よく通り、美しいものです。95歳ですよ!
 
Age does not need to be a limitation for us. Especially if we can stop saying I feel so old.
 
年齢によって制限を設ける必要はありません。「すごく歳を取った気がする」と言うのをやめられるのであればね。
 

4. 声は筋肉

 
 So why? Why can we overcome age? Really the truth is because the voice is muscular.
 
では、年齢を乗り越えられる理由は何でしょうか?その答えは「声は筋肉であるから」です。
 
This is actually the very reason why we can train our voice to begin with, that it's muscular. Why we don't have to believe that myth that you have to be born with singing ability. No, we train these muscles.
 
そもそも声を鍛えることができる最大の理由は、声が筋肉であるからです。「持って生まれた歌の才能がなければならない」などという俗説を信じる必要はありません。違います。声の筋肉を鍛えればいいのです。
 
And the good news as we age, is they're not like bench press muscles or run a marathon kind of muscles. No, they're coordination muscles. Almost like hitting a pool shot instead of throwing a shot put. So these little coordination muscles can really be trained at just about any age.
 
(歳を取っていたとしても)幸いなことに、声の筋肉はベンチプレスやマラソンのような筋肉とは違います。そうではなく、声の筋肉は調整をする筋肉なのです。砲丸投げのようなものではなく、ビリヤードのようなものです。こういった小さな調整をする筋肉は、いくつになっても鍛えることができるのです。
 
Now that's good news! Because you might say... I don't have a six-pack but you ought to see my lateral cricoarytenoids. Or you might say... These love handles ain't pretty but you ought to see what they do for my breath support. Or you might say... Stuff may be sagging a little bit but my pitch ain't sagging because of my cricothyroid. ♫ Thank you!
 
これは朗報ですよね!「腹筋は割れていないけど、外側輪状披裂筋* を見てみてよ」だとか「贅肉がついていてきれいなお腹ではないけど、息の支えのためにこのお腹がどう使われているのか見てみてよ」だとか「お肌は少したるんでるかもしれないけど、輪状甲状筋* のおかげでピッチはたるんでないよ」だとか、言えるかもしれないのですから!ありがとうございます。
 
*訳注:それぞれ発声の際に使われる筋肉の名前です。このパラグラフはやや冗談交じりですが、実際にありえることで、希望が持てますよね。
 

5. 加齢によって実際に起こること

 
So now come on Justin get serious here. I mean, aren't there actually negative things
that happen to the voice over time? Well, yes there are. There are of course some deleterious affects for the voice as we age.
 
さて、ここでみなさんはこう思うでしょう。「ジャスティンさん、本当のことを言ってよ。歳と共に声にはネガティヴなことが起こるんじゃないの?」ええ、そうですね。もちろん、歳を取れば声によくない変化が起こります。
 
Our physical strength does diminish and that's gonna lead to a little less vocal strength. Same thing with our flexibility. We have less flexibility as we age. And so our vocal flexibility will be no different.
 
身体的なパワーは減っていき、それに伴って声のパワーも少し減っていきます。柔軟性についても同じことです。歳を取るにつれて柔軟性は低下しますから、声の柔軟性に関してもそれに違いはありません。
 
The larynx does descend over time which can sometimes lead to a huskier sound. Sometimes people push too much and it causes a vocal wobble in the vibrato.
 
喉頭(のど)は歳と共に下がっていき、それに伴って声がかすれていくこともあります。声を押し出し過ぎて、ビブラートが不安定になることもあります。
 
Also your cardiovascular system and your lung capacity will decrease. This can lead to less stamina and less breath support overall.
 
それから心臓血管系の力や肺活量も減っていきます。それに伴って全体的にスタミナが減ったり、息の支えも弱ったりします。
 
So those are some things that you can watch out for as you age. However does that mean to not sing? No way! In fact, it means just the opposite. It means we need to focus more on our vocal technique overtime.
 
以上が歳を取るにつれて気を付けるべきことでしたが、これは歌わない方がいいということなのでしょうか?そんなわけありませんよね!それどころか、全く逆のことです。歳を取るにつれて、より一層ヴォーカルテクニックに集中していくべきだということなのです。
 
How does that 95 year old voice teacher that I know sing so great? She's been a woman of vocal technique for decades. So her great vocal technique has helped her
to keep most of what she's had for her entire life.
 
私の知っている95歳のヴォイスティーチャーの歌声が素晴らしいのは、どうしてでしょうか?それは彼女が何十年もヴォーカルテクニックに取り組んできたからです。彼女の優れたヴォーカルテクニックが、一生の間、彼女の歌声を保つのに寄与しているのです。
 
So that's always the solution. Is really focusing on the stuff that we talk about
in these lessons, great vocal technique.
 
ですから、いつになっても変わらない答えは、私たちがレッスンで話しているような、優れたヴォーカルテクニックに集中することなのです。
 

6. 良い歳の取り方とは?

 
So now, how do you know if you're aging well? If you'd like to know if you're aging well, here are some signs...
 
それでは、良い歳の取り方とはどういったものでしょうか?良く歳を取れているかどうかのサインは、こういったものです。
 
Your eyes sparkle. Your curiosity for learning is getting greater and greater. You've realized that even though your body's getting older, your spirit is getting younger.
 
目が輝いていること。学ぶことに対する好奇心が強くなり続けていること。体は老いてきていても、心は若くなってきていると気付いていること。
 
You find yourself laughing more and more. Sometimes for no reason at all. Your gratitude levels are through the roof high. You've become so forgetful that sometimes
you forget to even have an ego.
 
よく笑うようになっているのに気付いていること(時には何の理由もなく、ね)。感謝の度合いが高くなっていること。時には自意識(エゴ)があることさえ忘れてしまうくらい、ひどく忘れっぽくなること。
 
And finally, my favorite... You're singing. Because I can promise you, if you're singing you're going to age very, very well.
 
そして最後に、私の大好きなことは…あなたが歌っていることです。歌を歌っていれば、とても良く歳を取っていけると約束できますからね。
 
And, sometimes all we need in life is a yes. And so if age has become yet another no in your life, don't let it be. Today I am saying, yes!
 
時として、人生に必要なものは「イエス」だけのこともあります。年齢がまた人生に「ノー」を突きつけようとしてきたのなら、決してそうさせないでください。今日ここに宣言します「イエス!」
 
And so Randy and all, singers of all ages, do me a favor... Make a joyful noise.
 
というわけで、ランディーさんと全ての年齢のシンガーのみなさんに、私からのお願いです。「メイク・ア・ジョイフル・ノイズ(喜びの声を上げよう)!」
 
I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you've got questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
今回の内容がシンガーのみなさんのお役に立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問があれば、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。
 
And I just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, don't let people tell you that you're too old to sing because now we really know that's just not true.
 
歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「歌うには歳を取り過ぎだ」などとは誰にも言わせないでくださいね。それが本当のことでないのは、今回でよくわかりましたよね。
 
Get with a great voice teacher in your area. Or if you guys are in the New York City area or you'd like to Skype with one of our staff, you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.
 
あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーに就きましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプ(でレッスン)をしたければ、 www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。
 
I also encourage you to download our free app for iPad, iPhone, and hopefully more in the future. A lot of great resources, tips, articles, videos, things to help you to grow as singers at really any age. Or you can visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
無料のアプリもダウンロードするようにお勧めしています。iPhoneiPad専用ですが、もっと増やせていけたらと思います。優れた教材や、歌のコツ、記事、動画など、盛り沢山の内容で、いくつの方であってもシンガーとして成長できるように応援しています。あるいは www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスすることもできますよ。
 
I'm Justin Stoney. Until next time, keep making a joyful noise.
 
ジャスティン・ストーニーでした。次回まで、メイク・ア・ジョイフル・ノイズ(喜びの声を上げること)を続けてくださいね。
 

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以上、今回は年齢と歌に関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

過去記事の再編集をしています!(12/13更新)

みなさん、こんにちは!ここしばらくは過去の翻訳記事の再編集もしています。

 

喉頭(のど)の下げ方

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

自分をジャッジしないで

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

ポップ vs. クラシック

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

かっこつけたいティーンエイジャー

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

健康的なベルティング

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

声の裏返り

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

緊張に打ち克つには

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

中音か高音か

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

あなたは音痴ではない

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

硬い子音

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

弱い声を強くするには

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

ビブラートのスピード

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

リップトリル

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

喉頭とスタイル

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

リフの歌い方

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

鼻声 対 鼻腔共鳴

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

4つの呼吸法

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

翻訳をはじめたころはテキストだけを載せていて見にくかったと思うので、整理して見やすく、ジャスティンの言っていることが伝わりやすくなるようにしています。

 

今後も少しずつこういったことをやっていくので、みなさんのヴォーカルライフに役立てていただければと思います!

 

佐藤剛寿

Ep. 72「ベルティングの歌い方三部作の三 - ベルティングのコツ」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード72「ベルティングの歌い方三部作の三 - ベルティングのコツ」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 72 "How To Belt Trilogy 3 - Belt Singing Tips" - Voice Lessons To The World

Ep. 72「ベルティングの歌い方三部作の三 - ベルティングのコツ」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.
 
みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。
 
Welcome to episode 72 of Voice Lessons To The World. And, part three of our How To Belt Trilogy. ♪ Yeah ♪ Ahhh... [hits piano] I'll tell you I will be glad to be done with her. 
 
ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード72、ベルティングの歌い方三部作のパート2へ!「(突然かっこいい女性の声が流れて)イェー!」あー。彼女とも今日でお別れということで、よかったですね(笑)
 

今週の質問:声をよりベルトっぽくするには?

 
But let's see what we got here today. This is from James D. in Blackpool, England. And James writes, "Dear Justin, can you give me some ideas to make my voice sound beltier?"
 
さて、今回の内容を見ていきましょう。イングランドブラックプールのジェームズ・Dさんからです。「ジャスティンさん、こんにちは。声をよりベルティーにするためのアイディアを教えてくれませんか?」
 
Now of course that's the perfect question for us to ask. And we looked already at two very specific kinds of belting. So today we're going to look further at even more ideas surrounding belting. Because as we know it is not just one thing. It is a very, very nuanced art form. 
 
これは言うまでもなく、私たちにとって完璧な質問ですね。これまでに二種類のベルティングについて見てきましたが、今回はベルティングにまつわる、さらなるアイディアについて見ていきましょう。ベルティングは一つのことではないですからね。とてもニュアンスのある表現方法なのです。
 
Actually more than I can even cover in three episodes. So know that we're gonna do even more belting to come in the future. But we'll start off the day with more ideas by just going back to the question of - what is belting?
 
実際に三話ではとてもカバーできないくらいですから、今後もさらにベルティングについてやっていくことを覚えておいてほしいのですが、まずはこの質問に戻ることから始めて、アイディアを探っていきましょう - ベルティングとは何でしょうか?
 

1. ベルティングとは?

 
So let's revisit it again, what is belting? Well, belting is that drag of registers, vocal registers, past where they would naturally be.
 
それではもう一度確認しましょう。ベルティングとは、声区の引っぱりのことで、その声区で自然に出せるところを越えていくことでしたね。
 
So in episode one we looked at dragging chest voice up where things become a kind of shout.
 
エピソード1では、シャウトのようになる、チェストヴォイスの上への引っぱりを見ていきました。
 
Then in episode 2 we looked at taking the mix voice up higher than it would go. And that's the belt to use almost all the time because it's got that great nasal resonance to it and also head resonance, as big features protecting the sound.
 
それからエピソード2では、ミックスヴォイスを通常より高いところまで持っていくのを見ましたね。大抵の場合で使うのはこのベルトで、その理由は、声を守る重要な特徴として、鼻腔共鳴や頭の響きを伴うものだからです。
 
But those aren't the only varieties of belting. And also there's some other tricks that I would like you to know that help make things sound beltier. This can be applied to chest voice, to mix, even head voice and falsetto.
 
ですが、今挙げたものだけがベルティングではありません。声をよりベルトっぽくするために、みなさんに知ってほしいコツがいくつかあります。これはチェストヴォイスやミックスだけでなく、ヘッドヴォイスやファルセットにさえ当てはめられます。
 
There are tricks that we can do that can disguise things to sound belty if we want them for that stylistic effect or technical effect on the voice to increase the beltiness of the sound.
 
こういったコツは声をベルティーに聞こえるように変装させられるもので、スタイルの効果やテクニックの効果として、よりベルティーな声が欲しいときに使えるものです。
 

2. その他のオプション

 

So let's look at some other alternatives, other tricks that we can add to our belt.
 
それでは、ベルトに加えられるその他のオプションやコツについて見ていきましょう。
 
Belting is called belting because it's basically a kind of shout. Now, we're not shouting very often. When we drag the chest voice up then we are doing a kind of controlled shout. But, when we take the mix up we know that we're not shouting at all. 
 
ベルティングがベルティングと呼ばれるのは、基本的にシャウト(叫び)の一種だからです。シャウトはあまりするものではありません。チェストヴォイスを引っぱり上げているときは、コントロールの効いたシャウトのようなことをしているのですが、ミックスを持ち上げているときは、全くシャウトをしていませんね。
 
So what we want to do is learn some qualities of shoutiness that make something sound acoustically belty without doing the actual shout gesture itself.
 
ここでやりたいのは、実際にシャウトの動作自体をしなくても、音響的にベルティーに聞こえさせてくれるような、シャウトっぽい性質について学ぶことです。
 
So what are some of those qualities of a shout? Well, there's the mouth exit. There's the mouth acoustical shape, this one... [Demonstrates]
 
さて、シャウトの性質にはどのようなものがあるでしょうか。まず、口から声を出すことです。音響的に見た(ベルティーな)口の形もあります。これです。
 
There's perhaps, sometimes, a high larynx. Now of course we don't want to be blowing lots of air, or blasting volume, at a high larynx. But, the larynx does come up.
 
ときには高い喉頭(のど)のポジションを使うこともあるかもしれません。もちろんこのポジションで息を大量に吐き出したり、大声を出したりはしたくないのですが、喉頭は実際に上がります。
 
There's the nasal resonance that can give it a shine and a real zing to the sound.
 
鼻腔共鳴は声に輝きやエネルギーをもたらしてくれます。
 
And then sometimes there's even a bit of a raspy quality to the sound. Now we're gonna look at rasp a lot more in videos later on. But some rasp in the sound can actually increase the belty quality as well.
 
それからときには少し荒い声質も使えます。ラスプ* については今後の動画でさらに見ていくことにしますが、やや荒いような声もベルトの性質を高めてくれるでしょう。
 
*訳注:ラスプとは、ガラガラした声のこと。
 
So that's it, those are some shouty qualities that don't necessarily mean shoutiness. The mouth exit, the mouth shape, the raise of the larynx, the nasal resonance, and the raspiness. And so we want to be able to use some of these coordinations.
 
以上が、必ずしもシャウト自体を意味しないような、シャウトっぽい性質 - 口から声を出すこと、口の形、喉頭の持ち上げ、鼻腔共鳴、そして荒い声質 - でした。こういった声の使い方をいくつかできるようになりたいですね。
 
Like I say, whether I'm in chest voice or mix or getting up into head voice and falsetto, anywhere that I'm at in my range if I want something to sound beltier I can apply belt tricks to make it do that even if I'm not dragging a shout.
 
チェストヴォイスでも、ミックスでも、ヘッドヴォイスやファルセットに上がって行っても - 声域のどこであったとしても - よりベルティーな声が欲しいときには、(シャウトを引っぱらなくてもベルティーになるように)ベルトのコツを当てはめることができます。
 
And a really good song to demonstrate this with is actually "Gethsemane" from the musical Jesus Christ Super Star, because it goes sky, sky high but we're doing it right, here. We're letting the cords lengthen. The cricothyroid is lengthening the vocal cords,
the air is staying in, and we're doing acoustical shapes and sounds that make it sound beltier and actually quite rockin' up at the top even though it's quite light to the voice.
 
このことを説明するのにとても良い曲として、ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」より「ゲッセマネの園」があります。とても高い音まで行く曲ですが、ここでは正しくやりましょう。声帯が引き伸びるようにします。輪状甲状筋が声帯を引き伸ばすようにし、息は内側に保ち、聴覚的によりベルティーに聞こえるような口の形や声を作っていきます。かなり軽い声でも最高音は激しく聞こえることでしょう。
 

3. 曲例:ゲッセマネの園

 
So let's check this out with "Gethsemane" from Jesus Christ Super Star. In the musical Jesus Christ Super Star, I don't want to give it away, but Jesus dies. [hits piano] And when he does he has to sing a Jesus kind of high note which happens to be a G5.
 
それでは「ジーザス・クライスト・スーパースター」より 「ゲッセマネの園」を見ていきましょう。このミュージカルでは(ネタバレはしたくないのですが)、イエス・キリストが死にます。そのときにイエスは、G5* という高音を歌わなければなりません。
 
*訳注:ピアノの真ん中のドがC4なので、そこから1オクターブと5度上がった音がG5です。男性にとってはとても高い音ですし、女性にとってもなかなかの高音です。
 
And, you think, well why would anyone even want to belt that high? What's the purpose of going all the way up there that high in a belt? There better be a darn good artistic, or dramatic, or musical reason for doing so.
 
「誰がそんなに高い音をベルトしたいわけ?」と思うかもしれませんが、ずっと上まで行ってベルトをすることの目的は何なのでしょうか?これをするのには、芸術、演劇、あるいは音楽の面から見た、しかるべき理由があったほうが良いでしょう。
 
And in this case in fact there is. The man is dying on a cross. And so there's a dramatic reason why Andrew Loyd Webber made the piece go that high.
 
実際にこの場合では理由があります。イエスは十字架にかけられて死ぬのです。アンドリュー・ロイド・ウェバー* がこの曲においてこんな高音まで行かせたのには、劇的な理由があるのです。
 
 
So let's take a look at it. It's very, very dramatic. "Gethsemane" from Jesus Christ Super Star.
 
それでは見ていきましょう。とても劇的な曲です。「ジーザス・クライスト・スーパースター」より「ゲッセマネの園」。
 
♪ Alright, I'll die
Just watch me die
See how I die
See how I
Die ♪
 
 
Phew! That is just way, way up there in the stratosphere. But here's the cool thing. That doesn't really cost the voice very much. It's actually not that hard to do. Maybe technically it's difficult but not physically.
 
ふーっ!最高に上の方まで行きましたが、この声の出し方で素晴らしいのは、ほとんど声を消耗せずに済むことです。実はそんなに大変なことではないのです。技術的には難しいかもしれませんが、身体的にはそうでもありません。
 
As we go higher and higher we actually lighten the vocal cords if we're doing things properly. If you're yelling and pushing chest up, like we did in the first episode, if that stuff goes too high of course it starts to cost you.
 
適切にやっているのであれば、高い声に行くに従って声帯は軽くなっているはずです。最初のエピソードでやったような、叫んだりチェストを押し上げたりする歌い方を、高過ぎるところまで行かせているのであれば、それはもちろん声を消耗させてしまいますが。
 
But, if you move into the mix, you move into head voice and sometimes Falsetto even, in a reinforced falsetto when you go up way high in the voice and then disguise it with other tricks and resonances it gives that impression of belt, belt, belt, belt, belt, belt, belt, all the way up there.
 
ミックスやヘッドヴォイスへ移るときも、とても高くまで行ってファルセットや強化版ファルセットに移るときも、様々なコツや共鳴を使って声を変装させれば、ずっと上の方までベルトの印象を持たせることができます。
 

4. ベルティングのコツ

 
And so we're next gonna look at some of these belt tips and tricks that are a little bit different from what we've looked at yet.
 
次に見ていくのは、今までに見てきたのとは少し異なるベルトのコツについてです。
 
These are some tips and strategies that I'd like you to keep in mind because what we're about to do is an exercise that covers all of what we have done in the entire How To Belt Trilogy. ♪ Yeah ♪ [hits piano] Don't listen to her, listen to me.
 
次の秘訣と戦略をみなさんに覚えておいてほしいのは、これからベルティングの歌い方三部作でやってきたことを全てカバーするエクササイズをやっていくからです。「(冒頭の女性が再び現れて)イェー!」彼女ではなく、私の言うことを聞いてくださいね。
 
So, what we need is steady breath support, right? You're not gonna get loud to go high now, everything is gonna stay the same breath wise, volume wise.
 
まず必要なのは、一定の息の支えですよね。高い声へ行くときに声は大きくせず、息に関しても、声量に関しても全て同じに保ちましょう。
 
You're going to use nasal resonance in all the registers, cause this exercise is gonna go from chest, to mix, up into head voice, reinforced falsetto, all of that high, high, highest of belting. So you're gonna keep the resonance involved in all of what you do.
 
今回のエクササイズではチェストからミックス、ヘッドヴォイス、強化版ファルセットへと、全ての高いベルティングを行きますから、その全ての声区で鼻腔共鳴を使うようにしましょう。エクササイズの全てで共鳴を保つようにしましょう。
 
Steady volume, steady breath, resonance, and then you can play around with some of those alternative acoustical shapes that I mentioned earlier in today's lesson. And so you're gonna mess with all of that stuff. The exercise will facilitate it. 
 
 一定の声量、息、共鳴を使うのと、それから今回のレッスンの最初の方でお伝えした音響的な口の形などの方法を試すこともできます。こういった要素を使って遊んでみましょう。次のエクササイズがそれを促進してくれます。
 
This exercise is in honor of my very good friend Manny Cooner. Who probably knows more about vocal technique than any cat in the history of mankind. [hits piano]
 
このエクササイズは私の良き友であるメニー・クーナー* に敬意を表してのものです。彼はおそらく人類の歴史上、他のどの猫よりもヴォーカルテクニックについて知っている猫でしょう。
 
*訳注:ジャスティンは猫が大好き(!)で、愛猫のメニーはNYVCのスタッフにも数えられています。
 

5. 「ミャウ」でエクササイズ

 
So this is gonna be the Manny Cooner exercise. This is Meow, [laughs] m-e-o-w, Meow. On a 1-5-1-5-1.
 
それでは、メニー・クーナー・エクササイズをやっていきましょう。m-e-o-wで「ミャウ」です(笑)音程は1-5-1-5-1です。
 
Now in the Manny Cooner exercise the M is going to bringing you into the nasal resonance which we know is so, so important.
 
メニー・クーナー・エクササイズでは、子音のMが声をとても大事な鼻腔共鳴へと持って行ってくれます。
 
The E vowel will lift the tongue and brighten the sound and help you to not push out the mouth, so we're gonna have that access here.
 
 「イー」の母音は舌を持ち上げ、声を明るくし、また声を口の外へ押し出すのではなく、頭の方へアクセスできるように促してくれるでしょう。
 
The AH vowel will give you a more acoustic belty shape with the front opening.
 
「アー」の母音は、前(口)を開けることで、音響的によりベルティーな口の形を作ってくれます。
 
And then the OO will bring us right back into the head just to make sure we don't get too pushy.
 
そして「ウー」の母音は、声を押し出しすぎないようにするために、声を頭の方へと戻してくれるでしょう。
 
So we have Manny Cooner to thank for this great belt exercise. So here we go,
ladies and guys on the same note. You're starting in chest, you're moving up into mix-land, up into head, and then reinforced falsetto kinds of territory.
 
この素晴らしいベルトのエクササイズについてはメニー・クーナーに感謝しなければなりませんね。それでは行きましょう、女性も男性も同じ音で。チェストで始まり、ミックス、ヘッド、そして強化版ファルセットの領域へと上がっていきます。
 
The one thing I don't want you doing is pushing volume. It shouldn't hurt, it shouldn't feel like a strain. We're lightening up, you can connect as long as you can currently go and then let it get lighter. That way you're building the mix the right way, the light way and not the pushed way.
 
一つだけやってほしくないのは、声量を増やすことです。声を痛めたり、喉が締め付られるように感じたりするものではありません。声を軽くしていき、今できる限りで声区を繋げてから、また軽くなるようにしましょう。そうすればミックスを正しい方法で(押し出すのではなく、軽い方法で)作り上げることができるでしょう。
 
So here we go with a Manny Cooner... [Exercise]
 
 
Awesome job! And I know that Manny Cooner is very, very proud of you. And so am I because this has just been such an awesome How To Belt Trilogy. ♪ Whoa ♪ [hits piano] Ha! I finally got her. And I'm so glad about that! Took her down after all this nonsense. 
 
よくできました!メニー・クーナーはみなさんのことをとても誇りに思っていることでしょう。私もそう思いますよ。とても良いベルティングの歌い方三部作でしたからね。「(再び冒頭の女性が現れ、ジャスティンもそれに対抗して)イェー!」ハァ!ついに彼女を捉えましたよ(笑)嬉しいです。彼女のナンセンスももうおしまいですね。
 
So thank you guys for joining me for this How To Belt Trilogy. I really hope James, and Fathur, and all that we've had ask questions on this Trilogy, I hope it's been helpful for you guys.
 
みなさん、ベルティングの歌い方三部作に参加してくれてありがとうございました。ジェームズさん、ファスルさんや、この三部作で質問をしてくれたみなさんにとって、これまでの内容が役に立てば幸いです。
 
And singers around the world, I hope this has helped you to increase your knowledge of what belting is all about and to try out some of these belts.
 
そして世界中のシンガーのみなさんにとって、この内容がベルティングに関する知識を増やしたり、様々なベルトに挑戦したりするのに役立てば幸いです。
 
Like I say, there's more work for us to do on belting to come. And I'm not gonna spare these tips from you. We're gonna do more of this in the future. But this trilogy really helped us to kick things off. And I hope it helped you guys.
 
ベルティングについてはこれからもさらに取り上げていきます。みなさんに秘訣を与えるのを惜しむことはしませんよ。今後ももっとやっていきますが、この三部作が私たちにとって良いスタートとなったと思いますし、みなさんの役にも立っていれば幸いです。
 

終わりに

 
So if you have questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
このショーで答えてほしい質問があれば、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。
 
So I just encourage you, don't lose the joy, don't lose the passion, don't let people tell you that you can't sing because you and I both know it's just false, not true.
 
歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。あなたも私も、それは間違いで、本当のことでないと知っていますから。
 
Get with a great voice teacher in your area. Or if you're in the New York City area or you'd like to Skype with one of our staff members you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.
 
あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーに就きましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプ(でレッスン)をしたければ、 www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。
 
I also encourage you to download our free app. It's for iPhone, iPad, and hopefully more in the future. Great resources, tips, articles, videos, all kinds of things to help you guys get to the next level on your singing journey. Or you can simply visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.
 
ジャスティン・ストーニーでした。また次回お会いしましょう!
 

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以上、今回はベルティングのコツに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

Ep. 71「ベルティングの歌い方三部作の二 - 高音のミックス」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード71「ベルティングの歌い方三部作の二 - 高音のミックス」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 71 "How To Belt Trilogy 2 - Mixed High Notes" - Voice Lessons To The World

エピソード71「ベルティングの歌い方三部作の二 - 高音のミックス

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.
 
みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。
 
Welcome to episode 71 of Voice Lessons To The World. And, part two of our How To Belt Trilogy. ♪ Yeah ♪ Yeah. [hits piano]
 
ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード71、ベルティングの歌い方三部作のパート2へ!「(突然かっこいい女性の声が流れて)イェー!」そうですね(イェー)…
 
So, uh, anyway, last time we talked about dragging chest voice up. Which is kind of the "bad" kind of belting but still something you need to be able to do.
 
さて、前回はチェストヴォイスの引っぱりについて話しました。悪い感じ* のベルティングですが、できることが必要なものでもあります。
 
 *訳注:英語のbadには「悪い」以外にも「かっこいい」などの意味があって、この場合ジャスティンはダブルミーニングで話しているのかと思います。悪名高いものだけれども、かっこいいもの、ということでしょうか。
 

今週の質問:高音でベルトをするには?

 
And today our question comes from Fathur S. in Bogor, Indonesia. And Fathur writes, "Dear Justin, how do I belt the high notes?"
 
今回の質問はインドネシアはボゴールのファスル・Sさんから来ています。「ジャスティンさん、こんにちは。高音のベルトはどうやるのですか?」
 
And Fathur that is a great question for us today. But before we get into that we should revisit the topic- what is belting?
 
ファスルさん、今回のエピソードには最高の質問ですね。本題に入る前に、この話題についてもう一度確認しておきましょう。ベルティングとは何でしょうか?
 

1. ベルティングとは?

 
If you remember last time, belting we can define as a drag of a lower gear up past where it would natively go to achieve a kind of belty sound.
 
前回のことを覚えていれば、ベルティングとは、力強い声を得るために低いギア(の声)を元々行ける範囲を越えるところまで引っぱること、と定義できますね。
 
Now last time what we looked at was a true chest drag. It's really, basically a kind of shout. Now this is not the voice that I would want you doing all the time. In fact I would use it very sparingly. That voice will fatigue your cords and in some extreme cases if you do it too much, or you abuse it, could even injure your voice.
 
前回は純粋なチェストの引っぱりを見ていきました。これは基本的にシャウトのようなものです。ただし、この声はずっと使っていてほしいものではありません。実際のところ、ほんの少しだけ使うようなものなのです。やり過ぎたり、誤って使ったりすると、声を疲れさせてしまい、極端な場合には声を痛めることにさえなりかねません。
 
The one we really want is the chest dominant mix. We want to take our mix up higher
and it will still sound belty.
 
本当に欲しいのはチェスト・ドミナント・ミックスなのです。ミックスを高いところまで持って行き、それでも力強く聞こえるようにしたいですね。
 
So that chest drag is basically a kind of controlled shout. And the mix, this is the one that I'd have you use probably 90, maybe even 95, percent of the time.
 
チェストの引っぱりは基本的にコントロールを効かせたシャウトのようなものですが、実際のところだいたい90から95パーセントの機会で使ってほしいのは、ミックスです。
 
When we use the mix we're going to be balancing the cricothyroids- woah [hits piano]- with the thyroarytenoids- woah [hits piano]. Okay, fancy words that basically just mean flexibility and strength to the vocal cords. We're balancing them out.
 
ミックスを使うときは、輪状甲状筋と甲状披裂筋のバランスを取ることになります(うわあ)。これらの用語の意味は基本的に、声帯の柔軟性と力強さのことで、そのバランスを取るのです。
 
And instead of pushing out or getting louder, raising the larynx, or one of those shouty qualities. Instead we're using nasal resonance and head resonance in the belting.
 
声を押し出したり、大きくしたり、喉頭(のど)を上げたり、シャウトのような声質を使ったりする代わりに、鼻腔共鳴や頭の響きをベルティングに使います。
 
So what that's gonna achieve is really high notes that sound strong like chest voice. They sound like they're being belted or maybe even yelled, but they're really not. They're actually in that mix.
 
それによって得られるのは、チェストヴォイスのように力強く聞こえる高音です。ベルトされていたり、叫んでいたりするようにさえ聞こえるものですが、実際にはそうでないもので、ミックスの範囲内のものです。
 
So what we're gonna do today is first look at this chest dominant mix belting in a song. Then I'm gonna give you some tips and then we're gonna try it out together in an exercise.
 
それではまず最初に、曲中でのチェスト・ドミナント・ミックスのベルティングを見ていきます。それからこの声の秘訣をみなさんに知ってもらい、最後には一緒にエクササイズに挑戦していきましょう。 

2. 曲例:レナード・コーエンの「ハレルヤ」

 
So the song I'd like to look at is "Hallelujah" by Leonard Cohen. The song "Hallelujah" by Leonard Cohen was made famous by Jeff Buckley who's just a great, great singer.
 
今回見ていきたい曲はレナード・コーエンの「ハレルヤ」です。とても偉大なシンガーであるジェフ・バックリィのカバーで有名になった曲です。
 
And last time for a male we went up to only around G4, which is pretty high for a chest belt, but not really very high for a mix. This song I'm gonna take up past there - the Ab, all the way up actually to a Db5, which gets quite high for both a male and even for a female in this kind of mixed belt.
 
前回はG4* の辺りまでしか行きませんでした。これは男性のチェストベルトとしてはかなり高い音ですが、ミックスとしてはそれほど高い音ではありません。この曲ではそれを越えて、Abから、さらにずっと上のDb5* まで行きます。男性にとって、そして女性にとってさえも、この種類のミックスド・ベルトとしては相当高い音です。
 
*訳注:C4がピアノの真ん中のドの音なので、G4はその5度上のソの音で、Db5はさらにそこから短5度上のレのフラットの音です。
 
But this is just a great song, one of my very favorite songs. And here's a bit of that extension containing head resonance from the great song "Hallelujah".
 
この曲は素晴らしい曲で、私のお気に入りの曲の一つでもあります。それでは名曲「ハレルヤ」から、頭の響きを含んだ高音を少し聴いていただきましょう。
 
♪ Well there was a time you let me know
What's really going on below
But now you never show that to me, do ya
Remember when I moved in you
The holy dove was moving too
And every breath we drew was hallelujah
Hallelujah ♪
 
 
And so you see as I extend up there into that upper mixed belt territory it really moves into the head resonators. It's not a push of chest anymore like the first kind of belting. It starts to become contained. And it's still got that substance to it but it's really effortless because of the head resonance that's involved.
 
ミックスド・ベルトの声域まで上がっていくと、頭の響きへと移っていくのがわかったでしょう。もはや最初のエピソードでやったようなチェストで押すベルティングではありません。内側に響くようになります。頭の響きを加えているので、力強さは残していても、無理のない歌い方になっています。
 

3. ベルティングの秘訣

 
So what we're gonna do next is look at some belting tips that can help build the mix and the chest dominant mix in your voice.
 
では次に、ミックスやチェスト・ドミナント・ミックスを作っていくのに役立つ、ベルティングの秘訣について見ていきましょう。
 
Tips for this kind of belting are very different than what we did last time. If you remember last time we kind of threw technique out the window and said let's see if we can actually really belt because not everybody can.
 
今回のタイプのベルティングの秘訣は、前回にやったものとは大きく異なります。前回のことを覚えているでしょうか。テクニックを放り投げて、「みんながベルトできるわけではないので、できるかどうかやってみましょう」と言いましたね。
 
Last time we did- whoa! Where the sound is opening up, larynx can rise, breath can come out, the sound can get louder. That's a real kind of shout.
 
前回やったのは「ウォー!」と声を広げ、喉頭(のど)は上がり、息は出て行き、声は大きくなるものだったかもしれません。これは本当にシャウトのようなものです。
 
This could not be more different, which is what makes this one the safer belt and the one that I would recommend you do very, very often.
 
今回のベルトは全く異なるものなので、より安全で、大抵の場合で使うようにお勧めするベルトです。
 
Here we're gonna keep more of a narrow embouchure, alright. We're not going to be widening things in the front.
 
今回のベルトでは口の形をより狭く保ちましょう。口の形を広げることはしません。
 
We're gonna keep the tongue more tall like our NG, more of this tongue.
 
 
*訳注:英語で "Sing" と発音するときのngの音のことです。日本語だと「りんご」と言うときの「ん」がそれに近いですね。
 
So, stuff blocking the mouth so that it doesn't get out like a shout but stays in like head voice however it has that strong quality at the same time.
 
こういった口をブロックする状態を作るのは、シャウトのように声を外に出さず、ヘッドヴォイスのように声を内側に保ち、それでもなお力強い声質を持てるようにするためです。
 
We are gonna have nasal resonance and head resonance of course. So if you feel that [hum] kind of nasal sensation or the air "back and up", those are positive qualities.
 
もちろん鼻腔共鳴や頭の響きも使います。「ンー」という感じの鼻腔の感覚や、息が後ろや上に流れる感触があれば、それらは好ましいものです。
 
We also don't want to be pushing breath or getting louder. Don't take too much, don't use too much. This kind of mixing and belting is gonna rely on light compression to the cords. And that can't happen if you're slamming the air too much. So really maintain good breath support. Don't take too much, use a constant air flow.
 
それから、息を押し出したり声を大きくしたりするのはやめましょう。息を吸い過ぎたり、使い過ぎたりしないようにしてください。このタイプのミックスやベルティングは、声帯の軽いコンプレッションに依っています。息を吐き出し過ぎてしまうと、それ(軽いコンプレッション)は起こらないでしょう。ですから、息の支えを保ちましょう。息を吸い過ぎず、一定の息の流れを使ってください。
 
And then if you're aware of your larynx also this is not gonna be raising, [Demonstrates raised larynx] just like we did last time where we didn't care about it, we just let it happen. Here you're gonna be more sensitive. Keep the larynx as stable, as neutral, as you possibly can.
 
それから、喉頭のことも意識するのなら、前回やったように「ウォー!」と上がらないようにしましょう。前回は気にせずに、喉頭がそのまま上がるようにしましたね。今回のベルトはもっと繊細なものです。喉頭はできる限り安定させ、中間に保つようにしましょう。
 
So those are some tips for making that chest dominant mix happen.
 
以上がチェスト・ドミナント・ミックスを作るための秘訣でした。
 

4. 「ハレルヤ」でエクササイズ

 
Now we're gonna look at an exercise. This is going to be, hallelujah.
 
それではエクササイズを見ていきましょう。今回やるのは「ハレルヤ」です。
 
So we're gonna use this great word, hallelujah. It's great to say, it's great to sing. And it's from our Leonard Cohen song.
 
この「ハレルヤ」という素晴らしい言葉を使います。言うのにも、歌うのにも良い言葉ですね。レナード・コーエンの歌から取りました。
 
And, hallelujah, why is this so great to sing? Well, the "ah" vowel releases the jaw, and the "eh" vowel is gonna give us that taller tongue. The "oo" will be blocking the mouth, all qualities that help you keep the air in the head for your mixed belting.
 
この「ハレルヤ」はなぜ歌うのに良いのでしょうか?「アー」の母音はあごを解放し、「エー」の母音は高い舌のポジションを作り、「ウー」の母音は口をブロックします。これら全ての性質が、息を頭の方へと保ち、ミックスド・ベルティングを作るのに役立ちます。
 
Then if you remember "L in a Cell", episode 67, that L becoming... [demonstrates] using nasal resonance then we get our nasal resonance present too.
 
それからエピソード67の「Lを収監せよ!」を覚えているでしょうか。Lが「ウゥゥ、ウゥゥ」から「ンゥゥ、ンゥゥ」へとなるように鼻腔共鳴を使えば、その要素も得ることができますね。
 
So you got nose, embouchure, tongue, jaw, everything contained in this belting. So I'm gonna have the guys start and then I'm gonna bring in the ladies after we start. So it's gonna be this... ♪ Hallelujah ♪
 
というわけで、鼻、口、舌、あご、全てがこのベルティングに入っています。まずは男性から始めて、そのあと女性にも入ってもらいますね。こんな感じです。「ハレルヤ」【エクササイズ】
 
Hallelujah! What a great job with that mix finding the contained, resonant space for your belting. It's so, so important and I hope that you guys belt like that almost all the time when you're belting.
 
ハレルヤ!よくできました。声を内側に保ち、空間を響かせたミックスによるベルティングを見つけられたことでしょう。これはとても重要なことで、ベルティングをするときはほとんどいつでもこのベルトを使ってほしいと思います。
 
But there is more to go because we have part three of our How To Belt Trilogy.
♪ Yeah ♪ Ugh... [hits piano] Yeah. So stay tuned for that. Next time we'll have more good work.
 
さて、ベルトの歌い方三部作にはまだパート3が残っていますね。「(冒頭の女性が再び現れて)イェー!」うわぁ…そうですね(イェー)。乞うご期待。次回ももっと良い練習をしましょう。
 

終わりに

 
But Fathur and all, I hope that this has been helpful for you guys today as singers.
If you've got questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.
 
というわけで、今回の内容がファスルさんやシンガーのみなさんの役に立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問があれば、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。
 
And I just encourage you don't lost that joy, don't lost that passion, do not let people
tell you that you can't sing cause you can I both know it's simply not true.
 
歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。あなたも私も、それが全く本当のことでないと知っていますから。
 
Get with a great voice teacher in your area or if you guys are in the New York City area
or you'd like to Skype with one of our staff, you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.
 
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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.
 
ジャスティン・ストーニーでした。また次回お会いしましょう!
 

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以上、今回はミックスを使ったベルティングに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。