Feel the Joy of Singing!

NY仕込みのヴォーカル理論とエクササイズ。上達に役立つ情報を、わかりやすくお届けします。

ご挨拶と当ブログのご案内

シンガーのみなさん、こんにちは!ヴォーカルコーチの佐藤剛寿と申します。

当ブログでは、New York Vocal Coachingのジャスティン・ストーニー先生の動画の翻訳を中心に、ヴォーカルの上達に役立つ情報を掲載しています。翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご意見、ご感想はいつでも歓迎します!

目次

 

New York Vocal Coachingとは?

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

newyorkvocalcoaching.com

 

www.youtube.com

 

ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

 

ブログの見方

当ブログでは基本的に週1回、ジャスティン先生の動画の翻訳を掲載しています。まだまだ見にくいところもあると思いますが、みなさんが欲しい情報に辿り着けるよう、日々少しずつ整理して、工夫していっています。

彼の動画の内容は本当に多岐にわたるので、毎回カテゴリーをつけて分類するようにしています。気になることがあったら、各記事のタイトルの下にあるカテゴリーをタップして、関連する他の記事も読んでみてください。より理解が深められると思います。

動画の中にはジャスティンと一緒にエクササイズができるものもあるので、そういう記事には【エクササイズ付】のカテゴリーを付けています。実際にYouTubeで練習ができるので、僕のお勧めのカテゴリーです!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

ニューヨーク仕込みのエクササイズを、ぜひ体感してみてください!

 

ヴォーカルレッスンのお問い合せ、お申し込みはウェブサイトからどうぞ。

 

レッスン概要

https://www.takahisasatomusic.com/lesson

 

お問い合せ、お申し込み

https://www.takahisasatomusic.com/contact

過去記事の再編集をしています!(9/14更新)

シンガーのみなさん、こんにちは!ここしばらくは過去の翻訳記事を再編集しています。

 

中音か高音か🤔

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

あなたは音痴ではない☺️

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

硬い子音🍘

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

弱い声を強くするには💪

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

ビブラートのスピード🌊

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

リップトリル👄

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

喉頭とスタイル🎵

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

リフの歌い方🎤

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

鼻声 対 鼻腔共鳴👃

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

4つの呼吸法🧘‍♂️

feelthejoyofsinging.hatenablog.jp

 

 

 

翻訳をはじめたころは本当にテキストだけを載せていて見にくかったと思うので、整理して見やすく、ジャスティンの言っていることが伝わりやすくなるようにしています。

 

今後も少しずつこういったことをやっていくので、みなさんのヴォーカル生活に役立てていただければと思います ;)

 

佐藤剛寿

Ep. 68「ウォームアップのやり方」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード68「ウォームアップのやり方」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 68 "How To Warm Up Your Voice" - Voice Lessons To The World

エピソード68「ウォームアップのやり方

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


 

目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 68 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード68へ!このショーでは世界中からの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思っています。

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Sargon O. in Sydney, Australia.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はオーストラリア、シドニーのサーゴン・Oさんから来ています。

 

今週の質問:ウォームアップの方法を教えて!

 

And Sargon writes, "Dear Justin, I always wake up and have morning voice. What can I do to warm up my voice?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。朝起きるといつも声がガラガラです。声のウォームアップには何をすればいいですか?」

 

Now Sargon, that's an awesome question. And I think it's a question that everybody is going to want to know the answer to. How do we warm up our voice?

 

サーゴンさん、とても良い質問ですね。みんなが答えを知りたくなるような質問だと思いますよ。「声のウォームアップはどうすればいいの?」

 

But first, Sargon, a confession... I'm actually not a huge fan of vocal warm ups. That's not something I'm into. I love to give you guys fierce vocal technique exercises. Right? Great concepts and exercises to work on your voice. If you really want to get great at singing, you've really got to do that kind of work.

 

ですがその前に、サーゴンさん、告白します…私はあまりウォームアップのファンではありません。夢中になっていることではないのです。私がみなさんに与えたいのは、やりがいのあるヴォーカルテクニックのエクササイズです。声のために取り組める良いコンセプトとエクササイズです。歌が本当に上手くなりたいのなら、そういったことをやらなければなりません。

 

But what if you really needed a true vocal warm up? That's another thing, and that's what we're gonna do today.

 

ただ、本当に声のウォームアップが必要な場合はどうでしょうか?これはまた別の問題で、今回取り組むことでもあります。

 

So if you've got that big audition, or if you're feeling groggy in the morning, or you've got a big performance and you need a really good vocal warm up, that's what we're gonna do today.

 

大きなオーディションがあったり、朝に声が安定しない感じがしたり、大きなパフォーマンスがあったりなど、本当に声のウォームアップが必要なら、今回やっていくことが役に立つでしょう。

 

And we're gonna warm up the physical body, the face, the jaw, the tongue, every vocal register, and we're even gonna warm up the soul. So here we go with your vocal warm up.

 

体、顔、あご、舌、各声区、そして心までもウォームアップしていきます。それでは声のウォームアップをしていきましょう。

 

1. 体のウォームアップ

 

And first things first, let's warm up the physical body.

 

まず最初に、体のウォームアップをします。

 

So here we go soldiers, on your feet! First thing I want to see is 20 jumping jacks from you. So here we go with jumping jacks. 1, 2, 3, 4… And, rest. Fantastic stuff. Now you got that breath moving little bit.

 

では全隊行くぞ、位置について!最初にジャンピング・ジャックを20回やりましょう。行きます。1, 2, 3, 4… 休憩しましょう。よくできました。少し呼吸を使いましたね。

 

Next thing is to reach your arms up over your head, and now you're gonna fold over and touch your toes. Good job. Reach up again, up to the sky. And then fold over and touch your toes. So nice. Now, inhale, one more time reach up to the sky and then fold over touch your toes. And then come on back up here.

 

次に手を頭の後ろに当てましょう。前屈して爪先に触れる。いいですね。もう一度、天まで上って。前屈をして爪先に触れましょう。とてもいいです。息を吸って、もう一度天まで上りましょう。前屈して爪先に触れる。そして元に戻ってきます。

 

Now, a couple of exhales, here we go. Blow out the air. And another one, inhale... Blow it out. Get that breath goin', so nice. Inhale. And blow out the air. And last one, inhale.

 

次に何回か息を吐きましょう。息を吐いて。「フー」もう一回、吸って…吐きましょう。「フー」息がうまくできていますね、いいでしょう。吸って。吐きましょう。「フー」最後です、吸って。

 

And now let's do a hiss. Sssssssssss... Hang onto that hiss, go go go. Ssssssssss... And that's it. Now we've got the breath and body going.

 

次はヒス* をやりましょう。「スー…」。息を保って、続けます。「スー…」これで息と体がウォームアップできましたね。

 

*訳注:英語のSの音で「スー…」と息を吐くエクササイズの名前です。

 

2. 顔、あご、舌のウォームアップ

 

Next thing, let's get the face, jaw, and tongue moving.

 

次に、顔とあご、舌を動かしましょう。

 

First thing I want to see here is just a little head roll. So roll your head to one side. And then to the other, good for you. Another one, roll. And then, roll. And then upwards roll. And then roll. One more time, roll. And, roll. Good for you, gettin' that head, neck, warmed up.

 

最初にやってほしいのは首回しです。右に回して。左に回して。いいでしょう。もう一度、回して。反対に回して。今度は上に回しましょう。反対に回して。もう一回、回して。反対に回して。いいでしょう、頭と首がウォームアップできました。

 

Now here's a great friend of ours... Piggy-Lion! It's gonna be super weird. Make this face, piggy... Lion! Piggy... Lion! Say it with me now, come on... Piggy... Lion! Ah-huh! Piggy... Lion! That's fantastic. Getting the jaw, tongue, mouth, warmed up.

 

次はみんなの仲間、ピギー・ライオン* です!とっても変な感じですが…顔真似してくださいね。ピギー…ライオン!ピギー…ライオン!一緒に言いましょう。行きます。ピギー…ライオン!ピギー…ライオン!素晴らしい!あごと舌、口がウォームアップできましたね。

 

訳注:「ピギー」は「豚」なので「豚・ライオン」ですね。思い切り真似しましょう!

 

Now, the next thing, let's do a couple tongue twisters to get the articulators warmed up. Say this one for me, unique New York, unique New York, unique New York. So nice!

 

次は早口言葉* で発音器官をウォームアップしましょう。言ってみてください。「ユニーク・ニューヨーク、ユニーク・ニューヨーク、ユニーク・ニューヨーク」いいですね!

 

*訳注:ここでは英語の早口言葉が紹介されていますが、もちろん日本語の早口言葉でも大丈夫です。いろいろ試してみましょう♪

 

Now how about this one... Red leather, yellow leather, red leather, yellow leather red leather, yellow leather. Super nice!

 

これはどうでしょう?「レッド・レザー、イエロー・レザー、レッド・レザー、イエロー・レザー、レッド・レザー、イエロー・レザー」とてもいいですね!

 

Now- the lips the teeth the tip of the tongue, the lips the teeth the tip of the tongue, the lips the teeth the tip of the tongue... Super nice.

 

では「ザ・リップス、ザ・ティース、ザ・ティップ・オブ・ザ・タング、ザ・リップス、ザ・ティース、ザ・ティップ・オブ・ザ・タング、ザ・リップス、ザ・ティース、ザ・ティップ・オブ・ザ・タング」とてもいいですね!

 

Now that's your warm up for jaw, face, and tongue.

 

あごと顔、舌のウォームアップでした。

 

3. 鼻腔共鳴のエクササイズ

 

Next we're gonna warm up the different registers of the voice, starting with the nasal resonance.

 

次は様々な声区のウォームアップをしていきましょう。鼻腔共鳴から始めます。

 

So to get the sound into the nasal cavity, into our nasal resonators, we're just going to use the letter N. Say for me, Nnnnnn... So nice, yes that's right. Feel that buzz, one more time... Nnnnnn... You got it, that's the resonance right up in the nasal cavity.

 

鼻腔(鼻の共鳴腔)に声を持っていくために、アルファベットのNを使いましょう。言ってみてください「ンー…* 」いいですね、合ってます。鼻の震えを感じて、もう一度。「ンー…」できましたね。これが上の方 - 鼻腔で起きる共鳴です。

 

*訳注:英語のNの音は、舌先を上の歯茎の後ろにつけて「ンー」と発音します。ナ行をゆっくり「ンナ、ンニ、ンヌ、ンネ、ンノ」と言うとわかりやすいかもしれません。そのときの「ン」がNです。

 

So here we go, guys down here, “Nnn.” Ladies up here, “Nnn.“ And let's establish that resonance. Here we go! [Exercise]

 

では行きましょう。男性は下で、「ンー」女性は上で「ンー」共鳴を作って、行きましょう!(エクササイズ)

 

Awesome job! You're feeling that resonance already.

 

よくできました!もう共鳴を感じられていますね。

 

4. ファルセット/ヘッドヴォイスのエクササイズ

 

Now we're gonna get up into the head voice for females and the falsetto territory for males with a flexibility exercise. So, we're warming up falsetto and head voice. To warm up the top here, let's use an owl sound. An H-U, hu. So here we go with this sound, hu hu. Try that. So nice. One more time, hu hu. Good for you.

 

次は柔軟性のエクササイズで、女性のヘッドヴォイス、男性のファルセットへと上がっていきましょう。ファルセットやヘッドヴォイスをウォームアップしていきます。この上の声区をウォームアップするのには、フクロウの鳴き声を使いましょう。H-Uで「フー」です。この声で行きましょう、「(裏声で)フー、フー」やってみてください。いいですね。もう一度、「フー、フー」いいでしょう。

 

Now, guys and girls, same exact place in the voice. Let's go right here! [Exercise]

 

では男性も女性も同じ声域で、ここから行きましょう!(エクササイズ)

 

Now you've got the top and your falsetto and head voice stretched out.

 

上の方のファルセットやヘッドヴォイスがストレッチできましたね。

 

5. チェストヴォイスのエクササイズ

 

Now let's work the strength. We're down into chest voice. Here we go with a chest voice strengthening exercise. So to get the chest warmed up we're gonna use Y-O, yo. Say that for me, yo. Fantastic, real tough. Yo. That's right.

 

では力強さに取り組みましょう。チェストヴォイスまで下がっていきます。チェストヴォイスを強くするエクササイズに行きましょう。チェストをウォームアップするために、Y-O「ヨー」を使っていきます。言ってみてください、「ヨー」素晴らしい!しっかりしてますね。「ヨー」そうです。

 

It's gonna have a nice low larynx, high tongue with the Y, and you're gonna speak strong and deep into this sound.

 

低い喉頭(のど)と、Yによる舌の高さによって、強くて深い声でしゃべることができるでしょう。

 

Guys right here, “Yo-Yo.” Ladies up here, “Yo-Yo.” And here we go!

 

男性はここで、「ヨー、ヨー」女性は上で「ヨー、ヨー」では行きましょう!(エクササイズ)

 

Spectacular.

 

素晴らしい!

 

6. ミックスヴォイスのエクササイズ

 

Next we're gonna warm up the mix for our last vocal exercise. Blending all of the strength, resonance, and flexibility into a mix exercise. So for our mix exercise we’re going to use Kay-Nayn, K-A-Y-N-A-Y-N. This is going to establish your resonance up here, plus some of our flexibility and strength down here.

 

次が最後のヴォーカルエクササイズで、ミックスをウォームアップしていきます。力強さ、共鳴、柔軟性、全てを混ぜるミックスのエクササイズです。ミックスのエクササイズにはK-A-Y-N-A-Y-N「ケイネイン」を使っていきます。上の方では共鳴を、下の方では柔軟性と力強さを作っていきます。

 

So, guys right here, “Kay-Nayn.” And ladies up here, “Kay-Nayn.” And here we go together! [Exercise]

 

男性は下で、「ケイネイン」女性は上で、「ケイネイン」では一緒に行きましょう!(エクササイズ)

 

Awesome! Now you guys are starting to feel real warm. The body's warm, the face is warm, and you've warmed up all kinds of registers and resonances.

 

いいですね!みなさんあったまってきたでしょう。体も、顔も、様々な声区や共鳴もウォームアップできましたね。

 

7. 心のウォームアップ

 

And last but not least, we're gonna warm up the soul. To warm up the soul, I'm going to give you guys three soul reminders.

 

最後になりましたが、心のウォームアップをしていきいましょう。心をウォームアップするために、三つのソウル・リマインダーを与えたいと思います。

 

Soul reminder number one - Singing is a miracle! Can you believe that we can even do this? These two little vocal cords are going to slap together tens or hundreds of thousands of times today to produce all kinds of vocal glory?

 

ソウル・リマインダーその1 - 歌うことは奇跡なんです。そもそもこんなことができるって信じられますか?今日も小さな声帯が、何十、何百万回もパタパタとはためいて、声という栄光を生み出しているんですよ?

 

The fact that this is even possible is something that we can be thankful for. Wow, I get to sing today. How amazing is that? Not everybody has that possibility to sing every day. And you and I do? What a miracle.

 

これが可能だという事実こそ、感謝できることなのです。わあ、今日も歌えるんだ。なんと素晴らしいことでしょう。みんながみんな毎日歌えるわけではないのです。でもあなたも私も歌っていますよね?なんて奇跡的なんでしょう。

 

Point number two. I can look at my voice and say “It's so bad, I'm so discouraged, I hate how I sound, I'm never gonna be good enough or make it.” You have that choice, you can look at it that way.

 

その2。自分の声を聞いて、「ダメだ、落ち込んだ、嫌いだ、絶対によくならないし、うまくいかない」と言うこともできますね。選ぶのはあなたですし、こういうふうに見ることもできます。

 

Or you can choose to say “I’m getting better at my singing, I love to sing, I love what it does for me, I love to give it away to others, I feel good about my singing.” That's your choice. You can choose either of them.

 

それか「歌が上手くなってきているし、歌うのが好きだし、歌のおかげでいいことがあるし、みんなに与えられること好きだし、歌っていると気分がいい」と言うことも選べます。これはあなたの選択次第です。どちらでも選べますよ。

 

And point number three - You look good. Did I tell you that recently? You are lookin' really good. You're lookin' fit, you're lookin' like you got that sparkle, you got a twinkle in your eye, a smile on your face, you just seem like you got that swagger, that confidence.

 

その3 - みなさん、いい顔してますよ。最近言ってましたっけ?すごくいい顔をしていますよ。シュッとしてるし、輝いて見えるし、瞳もキラキラしているし、笑顔だし、余裕と自信があるように見えますよ。

 

So I don't know what you've been doing, but I want to be the first person today to tell you, you have got it goin' on. You are lookin' really, really good.

 

あなたが最近どうだったのかは知りませんが、今日は私から一番最初に言わせてください。とても魅力的ですね。本当に、いい顔をしています。

 

So those are your soul reminders for today. I hope everybody's feeling all warmed up at this point. 

 

以上が今回のソウル・リマインダーでした。ここまで来れば、みなさん全員がウォームアップできていることでしょう。

 

終わりに

 

And I hope that this has been helpful for you Sargon, and for singers everywhere. So if you guys have questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

サーゴンさんやシンガーのみなさんにとって今回の内容が役に立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you, don't lose that joy, don't lose that passion. Don't let people tell you that you can't sing. You and I both know more than anybody that is not true.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。そんなことはウソだと、あなたも私も知っているはずです。他の誰よりも。

 

Get with a great voice teacher in your area. If you guys are in the New York City area or you'd like to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの地域の優れた先生に就きましょう。ニューヨークにいる方や、NYVCのスタッフとスカイプをしたい方は、 www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてくださいね。

 

And if you like these videos I encourage you to download our free app. It's for iPad, iPhone, and hopefully more in the future. Lots of free resources, videos, articles, tips, all kinds of great stuff there to help you guys as singers. Or you can check out www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

動画を気に入ってもらえたのなら、ぜひ無料のアプリをダウンロードしてみてください。iPhone/iPad専用ですが、今後他の機種にも対応できればと思います。教材や動画、記事、歌のコツなど、あらゆる種類の内容でシンガーのみなさんを応援しています。それか www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてくださいね。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回はウォームアップに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと・ブログ運営者のこと・レッスンのこと

NYVCのこと、このブログの運営者のこと、レッスンのこと…

さらに詳しく知りたい方は、チェックしてくみてください!

 

New York Vocal Coaching (NYVC) のウェブサイトはこちら(英語)

 

ブログ運営者・佐藤剛寿のレッスンに関してはこちら

Ep. 67「ヴォイスネット2 - Rを収監せよ!」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード67「ヴォイスネット2 - Rを収監せよ!」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 67 "Voicenet 2 - R Behind Bars" - Voice Lessons To The World

エピソード67「ヴォイスネット2 - Rを収監せよ!

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


 

目次

 

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 67 of Voice Lessons To The World and part two of our two-part series “The L and the R - Partners in Crime.”

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード67、「LとR - 共犯者たち」二部作のパート2へ!

 

今週の質問:LとRが歌いづらいのはなぜ?

 

If you can remember Charlotte H. of Honolulu, Hawaii wrote, "Dear Justin, the L and the R are particularly difficult to sing, especially in songs. Why are they so evil?”

 

ハワイ州ホノルルのシャーロットさんの質問を覚えているでしょうか。「ジャスティンさん、こんにちは。子音のLとRを歌うのが難しくて、曲中ではなおさらです。どうしてこんなに嫌なやつらなんでしょうか?」

 

Well, again, Charlotte, very sorry to hear of your distress. But all we know are the facts, ma'am.

 

改めて、シャーロットさん…お気持ちは痛いほどわかります。ただお嬢様、事実は明白なのです。

 

ヴォイスネット(シーン1)

 

[Investigator music]

 

(シーンが変わって)ヴォイスネット

 

Ladies and gentlemen, the story you are about to see is true. The names have been changed to protect the innocent.

 

紳士淑女の皆様、これからお聞きいただく話は真実です。名前が変わったのは罪なき人々を守るためです。

 

This is the city. I'm Sergeant Joe Stoney of the NYVCPD. I solve vocal crimes.

 

ここはニューヨーク市。NYVC警察のジョー・ストーニーだ。声犯罪を担当している。

 

The accused, R. One of our most wanted vocal criminals. Last seen with his accomplice L, who, I'm happy to say, is safe behind bars thanks to a great vocal tip we received last week.

 

被告人Rは指名手配中の声犯罪者だ。最後に目撃されたのは共犯のLと共にだが、先週の優れた歌のコツによってLを収監でき、安全が保たれているのは幸いなことだ。

 

The R we believe is still in cahoots with the soft palate.

 

Rのやつは未だに軟口蓋と共謀しているに違いないだろう。

 

R, accused of breaking and entering. Breaking nasal resonance, causing the tongue to retract and enter the laryngopharynx.

 

Rは不法侵入で告発されている。鼻腔共鳴を脅かし、また舌を引っこませ、咽喉頭に押し込ませている。

 

Assault, using physical force to hold the larynx down and back.

 

力で持って喉頭を下げさせる、暴行の容疑だ。

 

Aiding and abetting the L and the soft palate in a massive inner web of vocal evil, ultimately contributing to the soft palate's attempt to rise to power.

 

巨大な悪の巣窟の中、Lと軟口蓋による犯罪を幇助し、軟口蓋による力の増大に寄与している。

 

Neglect of lip corners, not even attempting to use the very God-given device that could save singers in peril from tongue retraction.

 

口尻 - 舌の引っ込みの危険からシンガーを救い得る、神より与えられた器官 - これを使おうとすらせず、ないがしろにしている。

 

Loitering, hanging around in darkened forbidden places where us vocal cops can't see him.

 

声警官の見ることができない、侵入が禁止された闇の場所を動き回る、徘徊罪だ。

 

These are just the facts, ma'am. And I for one would like to see the R behind bars, right next to his pal, L. But it's gonna take a great vocal tip.

 

以上が犯罪事実だ、お嬢さんよ。私個人としてはRを、共犯者のLと同じ場所に収監したいと思っている。だがこれには優れた歌のコツが必要だ。

 

1. 二つのR

 

Yep... Uhhh... Now I know what you guys are gonna say. Justin, it looks like you've been doing too many hiss contests these days. [hits piano]

 

(シーンから戻って)はあ…えーっと…みなさんの言いたいことはわかりますよ。「ジャスティンさん、最近ちょっとヒス・コンテストをやり過ぎじゃないですか?*」

 

*訳注:おそらく、最近ふざけたエピソードが多いのでみんな呆れてるよ、と自虐しているジョークかと思います(笑)

 

And no, I know, I know. But R is such a pesky problem that we're really gonna have to open a criminal investigation against R.

 

いや、そりゃわかってますよ。ただRというのはやっかいな問題なので、Rに対する犯罪捜査を始めないといけないのです。

 

Now I'm not talking about the trill that we talked about in the past. The [trill] sound or [rolled] sound. That's a different R, that's really a trill.

 

Rと言っても以前に話したトリルのことではありませんよ。「(巻き舌で)ルルルラ」という音は違うR* で、これはトリルです。

 

訳注:イタリア語やスペイン語などの言語では、Rは巻き舌で発音します。英語のRは巻き舌とは違いますよね。

 

I'm talking about the front R as in the word “rascal” and the back R as in the word “harmful.” Right? Front R, “rascal” and back R, “harmful.”

 

今話しているのは “rascal” という単語に見られる前のRや、”harmful” という単語に見られる後ろのRです。前のRが “rascal” で、後ろのRが “harmful” です。 

 

2. Rの犯罪

 

Okay, so now let's look at the crimes that R has really committed against singers.

 

それでは、Rがシンガーに対して犯してきた罪を見ていきましょう。

 

前のR

 

That front R, we tend to have a problem using the lips to do it. So if I have that word “rascal”, and I don't use my lips, “rascal”, then my tongue is gonna be jamming back for the R.

 

前のRにありがちなのは、唇を使うかどうかの問題です。 ”Rascal” という単語を唇を使わずに “rascal” とすると、舌が引っ込んでしまいます。 

 

Instead, I could use my lips and keep my tongue in that great position to sing. Not retracted, but high and tall. [Demonstrates R with lips] So if I use my lips the tongue is solved.

 

そうではなく唇を使えば、歌うのにちょうどいい舌のポジションを保てます。舌を引っ込めずに、高く保ちましょう。「(唇を使って)ルー」唇を使えば、舌の問題は解決します。

 

The next thing is it could lack nasal resonance, that front R. So we make the R more like an M... [Demonstrates sound] And then change that M to an R. [Demonstrates sound] “Rascal.” And now it's in a great place to sing. So that's the deeds that you see that front R committing.

 

次に、前のRでは鼻腔共鳴が欠けてしまうことがあります。ですからRをむしろMのようにしましょう。「(Mを使って)ンー*」そしてMからRに変えていきましょう。「ンー、ルー、ンー、ルー、ンムラスカル」こうすると良いポジションで歌えます。以上が前のRが犯した罪でした。

 

訳注:英語の「ン」はM, N, NGの3種類があります。Mは唇を閉じた状態で「ン」と発音します。日本語のマ行でゆっくり「ンマ、ンミ、ンム…」と発音した時の、「ン」の部分がMの音です。ちなみにここでは同時に唇をすぼめていますね。

 

後ろのR

 

Now the back R is even worse as in the word “harmful.”

 

一方で “harmful” という単語に見られる後ろのRは、もっと嫌なやつです。

 

That is a real tongue retraction that we tend to do when we have that back R sound. And again, that's a tongue retraction.

 

この後ろのRの音で起こりがちなのが、舌の引っ込みです。

 

It also braces the larynx, it doesn't give the larynx freedom with all that retraction. And we also tend to raise the soft palate too much and again, block that nasal resonance. So it's all an inter web of vocal crimes going on.

 

そのせいで喉頭(のど)も固めてしまい、自由でなくなってしまいます。さらに軟口蓋も上がりがちで、鼻腔共鳴を塞いでしまいます。これこそまさに声犯罪の巣窟なのです。

 

So what are we gonna do about that back R? Well, we can keep the tongue actually forward and tall and the resonance up here with the R.

 

では後ろのRに対してはどうすればよいのでしょうか?後ろのRでは舌を前に、高く、また共鳴を上の方に保ちましょう。

 

I can do “harmful.” [Demonstrates forward tongue] Right? Watch my tongue, harmful. [Demonstrates forward tongue] I don't have to do “harmful”, [Demonstrates back R] which is gonna cause a big problem for me as a singer.

 

そうすれば「(舌を前に保って)ハームフル」とできます。舌を見ていてくださいね、「ハームフル」。「(舌を引っ込めて)ハームフル」と必要はありません。歌うのに大きな問題が出てきますから。

 

曲例:「ミス・サイゴン」より「ホワイ・ゴッド・ホワイ」

 

So you're really gonna see this in a song example. So the song we're gonna look at is "Why God Why?" from the musical “Miss Saigon.”

 

それでは曲を使ってこの問題を見ていきましょう。ミュージカル「ミス・サイゴン」から「ホワイ・ゴッド・ホワイ」です。

 

And you're gonna see that this song has a lot of challenging R's in it, which could make it very difficult to sing. So here's "Why God Why?" from the musical “Miss Saigon.” 

 

この曲には歌うのには難しいRがたくさん入っているのがわかるでしょう。ではミュージカル「ミス・サイゴン」より「ホワイ・ゴッド・ホワイ」です。

 

“Why God, why this face

Why such beauty in this place

I liked my memories as they were

But now I'll leave remembering her

Just her”

 

(歌)

 

So you see that there's a lot of er’s, some pullback of tongue that wants to happen. Now I was singing... [Demonstrates] which I would recommend with that higher more forward tongue, not the [Demonstrates] that tends to happen with R.

 

“Er” * がたくさんあるのがわかったでしょう。舌を引っ込めたくなるものです。今の歌い方は舌を高く、前に保つ「(舌を前に保って)アーゥ」というおすすめの歌い方で、Rに起こりがちな「(舌を引っ込めて)ゥゥゥ」という歌い方ではありませんでした。

 

*訳注:”were” や “her” など、語尾のRがフレーズの最後にありますね。

 

So, “I liked my memories as they were” Oh man... “As they were” “As they were” And then I get that pull back... “As they were” And that's the more tall forward tongue that fixes that R problem.

 

「アイ・ライクド・マイ・メモリーズ・アズ・ゼイ・(舌を引っ込めて)ワー」あちゃー…「アズ・ゼイ・(舌を前に保って)ワー」。「アズ・ゼイ・(舌を引っ込めて)ワー」引っ込めてしまいましたね。「アズ・ゼイ・(舌を前に保って)ワー」こうやって舌を高く、前にすれば、Rの問題が直せます。

 

Now that's the back R. What about the front R? The [demonstrates] sound. There's some of that too.

 

今のは後ろのRでしたが、前のRはどうでしょうか?「ゥラ」という音です。これもいくつかありましたね。

 

“I liked my memories as they were, But now I'll leave remembering” So, not [demonstrates] but [demonstrates], right? Small lips and nasal resonance. “Remembering” [demonstrates] That pulls me out of there. But “Remembering” [demonstrates front R] and not [demonstrates back R.] Right? So that's the front R.

 

「アイ・ライクド・マイ・メモリーズ・アズ・ゼイ・ワー、バット・ナウ・アイル・リーブ・リメンバリング」「ゥゥラ」ではなく「ンムラ」ですね。すぼめた唇と、鼻腔共鳴です。「(舌を引っ込めて)リメンバリング、ゥゥラ」これでは引っ込んでしまっていますが、「(唇と鼻腔共鳴を使って)リメンバリング、ンムラ」とし、「(舌を引っ込めて)ゥゥゥ」としないことです。これが前のRです。

 

So there's the back R [demonstrates] and the front R [demonstrates] in application to a song. But next we're gonna put R behind bars [sound of cell door closing] with a vocal exercise.

 

というわけで、後ろのRと前のRが曲に応用できましたね。次はヴォーカルエクササイズを使ってRを収監してやりましょう。

 

エクササイズ:「ンムラーム」

 

And it's gonna be M-R-A-R-M, “mrarm.” Now it's kind of a tongue twister, yes. “Mrarm.” But I promise you it's all for the benefits of the justice system. Right? [demonstrates front R] That's gonna give you that small and nasally resonant R at the front.

 

M-R-A-R-Mで「ンムラーム」です。言いにくいですよね。「ンムラーム」でもこれは司法の恩恵を受けるためなのです。「ンムラ」これですぼめた唇の、鼻腔に共鳴した前のRができるようになります。

 

And then, “arm”, that's gonna help you keep the tongue forward and tall through the sound. So you're gonna get the front and back R both, with “mrarm.” Alright?

 

そして「アーム」は舌を前に、高く保つのに役立つでしょう。前と後ろ、両方のRが「ンムラーム」でできますね。

 

So, loose jaw, high relaxed forward tongue and buzzy resonance. So here we go with guys down here “mrarm.” “mrarm - mrarm - mrarm…” And ladies here “mrarm - mrarm - mrarm…” and here we go together! [Exercise]

 

まとめると、緩んだあご、高くリラックスし前に位置させた舌、そして鼻腔共鳴です。男性は下で「ンムラーム…」女性は上で「ンムラーム…」です。それではみなさん一緒に行きましょう!(エクササイズ)

 

Awesome job. I think that will help you guys to fix those R's, front and back. And finally put R behind bars. But, let's take a look.

 

よくできました!このエクササイズは前と後ろ両方のRを直すのに役立つだろうと思います。そしてついにRを収監できましたね。ちょっと様子を見てみましょうか。

 

[Investigator music]

 

(シーンが変わって)VOICENET

 

R, you're going right to the slammer. Right alongside your pal, L. What do you have to say for yourself?

 

Rよ、おまえはすぐに刑務所行きだ。共犯のLと共にな。何か言うことはあるか?

 

“Rrrrrrrrr rrr rrrrrrrr.”

 

「ゥゥゥゥゥ…」

 

Mmmhmm. Anything you'd like to add R?

 

そうか。他に付け加えたいことはあるか、R?

 

“Rrrrrrarrrrrrrrrroworw.”

 

「アーゥ、アーゥ…」

 

Any last words R?

 

最後に何かあるか、R?

 

“Rararararararararara.”

 

「アララララ…」

 

Book him, boys!

 

逮捕しろ!

 

“Rrrrrrrr rrrr rrr arr ar arrroowr. Rrrr.”

 

「アーウー…」

 

------------------------------------------------------

 

以上、今回は子音Rをうまく歌う方法に関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

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New York Vocal Coaching (NYVC) のウェブサイトはこちら(英語)

 

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Ep. 66「ヴォイスネット1 - Lを収監せよ!」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード66「ヴォイスネット1 - Lを収監せよ!」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 66 "Voicenet 1 - L In A Cell" - Voice Lessons To The World

エピソード66「ヴォイスネット1 - Lを収監せよ!

 

元の動画はこちら

www.youtube.com

 

目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City. Welcome to episode 66 of Voice Lessons To The World.
 
みなさんこんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(以下NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード66へ!
 

今週の質問:LとRが歌づらいのはなぜ?

 
Our question for this week comes from Charlotte H. in Honolulu, Hawaii. And Charlotte writes, "Dear Justin, the L and the R are particularly difficult to sing, especially in a song. Why are they so evil?"
 
今週の質問はハワイ州ホノルルのシャーロット・Hさんから来ています。「ジャスティンさん、こんにちは。子音のLとRを歌うのが難しくて、曲中ではなおさらです。どうしてこんなに嫌なやつらなんでしょうか?」
 
Well, Charlotte, I'm very sorry to hear of your distress. But all we know are the facts, ma'am.
 
シャーロットさん…お気持ちは痛いほどわかります。ただお嬢様、事実は明白なのです。
 

ヴォイスネット(シーン1)

 
[Investigator Music]
 
 
*訳注:おそらくアメリカの刑事もののテレビドラマシリーズ "Dragnet" のパロディーと思われます(笑)
 
Ladies and gentlemen, the story you are about to see is true. The names have been changed to protect the innocent.
 
紳士淑女の皆様、これからお聞きいただく話は真実です。名前が変わったのは罪なき人々を守るためです。
 
This is the city. I'm Sergeant Joe Stoney of the NYVCPD. I solve vocal crimes.
 
ここはニューヨーク市。NYVC警察のジョー・ストーニーだ。声犯罪を解決している。
 
The accused L. Last seen with his accomplice R. These are our most wanted vocal criminals. Real rotten apples, real bad eggs. Rumor has it they're even in cahoots with the soft palate.
 
被告人Lが最後に目撃されたのは共犯のRと共にだ。やつらは指名手配中の声犯罪者。ろくでなしのゲス野郎だ。噂によれば軟口蓋とも共謀しているらしい。
 
The L accused of conspiracy. Conspiring with the jaw for excessive tension in the neighborhood of the mylohyoid.
 
共謀により告発されているL… やつはあごと共謀し、顎舌骨付近の過剰な緊張を生み出している。
 
Disturbing the peace of innocent singers just trying to sing a song that contains L's.
 
単にLを含む歌を歌おうとしているだけの、無実であるシンガーの平穏を脅かしている。
 
Grand larceny of nasal resonance, robbing singers of mask and head resonance from already difficult musical phrases.
 
そうでなくとも難しいフレーズを歌うシンガーから、さらにマスクと頭の共鳴を奪う、鼻腔共鳴の重窃盗罪だ。
 
Disorderly conduct violating the god-given rights and freedom of the larynx by constantly holding him back with physical force.
 
暴力的に喉頭(のど)を抑え込み続けることにより、神より与えられた権利である喉頭の自由を法外に妨害している。
 
Resisting a rest, a resting position that's relaxed and tall like the NG and not fleeing into the dark shadows of the laryngopharynx.
 
子音NGのようなリラックスした高いポジションを拒絶し、咽喉頭の深い闇へと逃げ出すことで逮捕に抵抗している。
 
These are the facts, ma'am. And I for one would like to see the L in a Cell. But we're gonna need a darn good vocal tip.
 
以上が犯罪事実だ、お嬢さんよ。私個人としてはLを収監したいと思っている。だが我々に必要なのは、これを歌うコツなのだ。
 

1. 二つのL

 
Uh... okay, so I know what you guys are gonna say... Justin... do you remember what it was like before you went crazy? And no, no I don't.
 
(シーンから戻って)えーっと… みなさんの言いたいことはわかりますよ。「ジャスティンさん… おかしくなる前はどんな感じだったか覚えていますか?」うーん、覚えていないなあ…
 
But that's not the point, the point is we've got to open a criminal investigation against L because it's causing too much grief for singers all over the world. So, let's talk about it.
 
ただ問題はそこではなくて、犯罪者Lに対する捜査を始めなければなりませんよね。やつは世界中のシンガーに悲しみをもたらしているわけですから。それでは話していきましょう。
 

前のL

 
There's two kinds of L's really. There's the front L as in the word "unlawful." Right? That's a front L, "unlawful."
 
Lの種類は二つあります。単語 "unlawful" に見られる、前のLです。そうです。これは前のLですね。 "unlawful"
 

後ろのL

 
But then there's another kind of L, the back L, which is as in the word "evil, evil." Right? That's a back L.
 
そしてもう一種類のLは、単語 "evil" に見られる、後ろのLです。 "Evil" これが後ろのLです。
 
So the front L, "unlawful." And the back L, "evil."
 
前のLは "unlawful" 後ろのLは "evil" ですね。
 

2. Lの犯罪

 
Now let's talk about the crimes that L has committed against singers.
 
それではLがシンガーに対して犯してきた犯罪について話しましょう。
 

前のL

 
That front L, first. Now this L here, first of all, can often cause a lot of jaw tension. We talked about the marriage of jaw and tongue. That "Luh, luh" sound tends to lock the jaw when really we can just do "unlawful." "Luh, luh." I don't need to do "Luh." But the L causes a jaw tension.
 
まずは前のLから。このLは第一に、あごの緊張をもたらすことがよくあります。あごと舌の結婚については以前に話しましたね。この「ラー、ラー」という音はあごを固めてしまう傾向がありますが、本当は「(あごを固めずに)"unlawful" 」とできるのです。「(あごを固めずに)ラー、ラー」。「(あごを固めて)ラー」とする必要はないのですが、このLがあごの緊張をもたらしてしまいます。
 
Now the next thing is, L, the front L causes a lack of nasal resonance often, right? "Lll, Lll."
 
次に、前のLでは鼻腔共鳴が欠けてしまうことがよくあります。「ウゥゥ、ウゥゥ」
 
First we want to find it with an N sound. "Nnn, nnn." And then make that N into an L. "Nnn, nll, nnn, nll."  And then we have that nice "unlawful." And I have that buzz in my sound, that nasal resonance.
 
まずは理解するためにNの音を出しましょう。「ンー、ンー」* このNをLに入れてきます。「ンー、ンゥゥ、ンー、ンゥゥ」そうするといい感じに "unlawful" と言えますね。鼻が震える感じの、鼻腔共鳴が得られます。
 
*訳注:英語のNの音は、舌先を上の歯茎につけて「ンー」と発音します。
 
So it's the jaw and the nasal resonance. That's the front L.
 
ここまでがあごと鼻腔共鳴の話でした。これが前のLです。
 

後ろのL

 
What about the back L? That "evil, lll" that's even worse. That's got a lot of tongue retraction and we know all about tongue retraction.
 
後ろのLはどうでしょうか?この "evil"「 ウゥゥ」 はさらに嫌なやつですね。以前にもお話しした、舌の強い引っ込みをもたらしてしまいます。
 
That's going to cause the larynx to have a backwards pressure on it, right? So that it can't be free. So "evil" causes that backwards tongue.
 
喉頭(のど)が後ろに引き下がってしまい、自由ではなくなってしまうのです。このように "evil" が舌を引っ込ませてしまいます。
 
It also will prevent nasal resonance as well because we're not getting some of that high free tongue that we want and the soft palate slightly down so we get that nasal resonance.
 
高くて自由な舌の状態や軟口蓋を下げた状態を得ることができないので、鼻腔共鳴も妨げられてしまうでしょう。
 
So that fix would be as in the pronunciation "eviiiil." See my tongue? "Viiiil." I don't have to go "evillll, lll" "Eviiiil."
 
これを直す方法は「イーヴォーーール」という発音の仕方です。舌を見ましたか?「ヴォーーール」「イーヴォゥゥゥゥ」とはせずに、「イーヴォーーール」です。
 
That sounds a little strange to speak, but we're really gonna see how that applies more directly in a song.
 
これは話し声だと少し変に聞こえますが、このあと曲中に直接応用できることがわかるでしょう。
 

曲例:「アイル・ビー・シーイング・ユー」

 
So the song I'm gonna work on today is the classic jazz song "I'll Be Seeing You".
 
今回取り組む曲はジャズ・スタンダードの「アイル・ビー・シーイング・ユー」です。
 
And you're gonna see in this song "I'll Be Seeing You" that there's all kinds of L's - front L's and especially back L's - the L sound that could make this song quite difficult.
 
この「アイル・ビー・シーイング・ユー」の中にあらゆる種類のLがあることがわかると思います。この曲を思いのほか難しくしてしまう、前のLや(特に)後ろのLです。
 
So this is the classic jazz song "I'll Be Seeing You."
 
それではジャズ・スタンダードの「アイル・ビー・シーイング・ユー」です。
 
 
And you hear all of those L sounds all the way through. And so if I exaggerate the problem, we get something like this...
 
全体を通してLの音が聞けたかと思います。ここでLの問題を誇張すると、こんな感じになります。
 
 
And you get the idea. So that L gives me a lot of tongue retraction, especially those back L's. "In that small" "That small cafe" I don't have to do "small." I can do "Small cafe." And I keep my tongue up and the sound up in the nasal resonance if I don't do that L.
 
おわかりいただけたでしょうか。Lが舌の引っ込みをもたらしてしまいます。特に後ろのLです。「(Lで舌を引っ込めて)イン・ザット・スモール」「(引っ込めずに素早く)ザット・スモール」「(舌を引っ込めて)スモール」とする必要はありません。「(引っ込めずに素早く)スモール・カフェ」とできるのです。引っ込めたLさえしなければ、舌を高く、声を上に(鼻腔共鳴)保つことができます。
 
So now that's the back L. But there's a few front L's in the song too. "I'll be seeing you, in all the old familiar places" "Familiar." I could do "lll" or "nll" and get that buzzy L. "Familiar places." "Nll." And I get "nll" instead of "lll." "Familiar places." And then it's in the right spot.
 
 
So you guys can really see the application of those L sounds to a song. But next we're going to put L in a cell [sound of cell door closing] by creating a vocal exercise.
 
というわけでみなさん、Lの音を曲に応用する方法がおわかりいただけたかと思います。次はヴォーカルエクササイズでLを収監してやりましょう。
 

エクササイズ:「ヌレーン」

 
It's going to be N-L-E-H-N, "nlehn." Now I know that's a little bit of a tongue twister. "Nlehn." But we're gonna need it if the vocal justice system is gonna have its way with L and bring it out of the darkness and into the light, exposed.
 
N-L-E-H-Nで「ヌレーン」です。ちょっと言いにくいとは思いますが、「ヌレーン」です。Lに対して声の正義を貫徹し、真相を明らかにし、闇に光を灯すには、このエクササイズが必要でしょう。
 
So, "nlehn." We're gonna have guys down here. "NLEHN-NLEHN-NLEHN..." And ladies up here. "NLEHN-NLEHN-NLEHN..." And here we go together! [Exercise]
 
 
Awesome, awesome job. So thank you for helping put L in its cell.
 
とても良いですね!Lの収監にご協力いただき、ありがとうございました。
 
And Charlotte, I'm so sorry to hear of all the distress a few bad eggs have caused you with your singing. But I'm glad that we could put L in a Cell. And so, let's take a look...
 
そしてシャーロットさん… ゲス野郎どもが歌にもたらした苦痛に、改めてお見舞い申し上げます。Lを収監できてなによりです。やつの様子を見てみましょうか…
 

ヴォイスネット(シーン2)

 
[Investigator music]
 
 
L, we've gotcha right where we want ya. What do you have to say for yourself?
 
Lよ、お前の居るべきとこに入れてやったぞ。何か言うことはあるか?
 
"Lllllllll!"
 
「ウゥゥゥゥ!」
 
Mmhmm. Anything else you'd like to add, L?
 
そうか。他に付け加えたいことはあるか、L?
 
"Llll Llll L Lllll."
 
「ウゥゥ、ウゥゥ、ウゥゥ…」
 
Mhm. Sad. Any last words, L?
 
哀れな。最後に何かあるか、L?
 
"La la la la la la la..."
 
「ラララララララ…」
 
Book him, boys!
 
逮捕しろ!
 
"Lll lllll llllll L lllll."
 
「ウゥゥ、ウゥゥ、ウゥゥ…」

 

------------------------------------------------------

 

以上、今回は子音Lをうまく歌う方法に関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

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Ep. 65「あなたは完全に失敗者だ!?」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード65「あなたは完全に失敗者だ!?」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 65 "You're A Complete Failure" - Voice Lessons To The World

エピソード65「あなたは完全に失敗者だ!?」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(以下NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 65 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your vocal questions from all over the world.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード65へ!このショーでは世界中からの声に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思っています。

 

今週の質問:完璧主義の私にアドバイスを!

 

And I'll give you a chance to ask questions later. But our question for this week comes from Ona B. in Kaunas, Lithuania.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はリトアニア、カウネスのオナ・Bさんから来ています。

 

And Ona writes, "Dear Justin, I'm a perfectionist and I know that this is getting in the way of my singing. Any advice for a perfectionist like me?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。私は完璧主義者で、それが歌の邪魔をしていると思っています。私のような完璧主義者になにかアドバイスはありますか?」

 

Now, Ona, that's a fantastic question. And I really appreciate you bringing up that topic of perfectionism because perfectionism is actually one of the worst plagues in the entire Vocal Kingdom.

 

オナさん、素晴らしい質問ですね。完璧主義というトピックを持ち出してくれたことに感謝します。完璧主義は声の世界において最悪な伝染病の一つですからね。

 

Perfectionism can stand in the way of your vocal potential more than just about anything. So, I think this is definitely an important topic for us to discuss.

 

完璧主義は他のなによりも声の可能性の邪魔をし得ます。ですからこれは間違いなく話し合うべき重要なトピックだと思います。

 

ジャスティンも、あなたも、みな失敗者!?

 

But before we do, I'd like to share something that I've never shared here on Voice Lessons To The World. Which is that... I personally am a complete and total failure. [hits piano]

 

ただその前に、今までヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドで一度もシェアしてこなかったことをシェアしたいと思います。それは…私自身が完全に失敗者であるということです。

 

No really, it's true. And my hope today is that I can show you guys why you're a complete and total failure too, alright. So that's gonna be our topic for today, is reasons why you're a complete and total failure.

 

いえ、本当のことなんですよ。今回の私の願いは、あなた自身も完全に失敗者である、その理由をお見せすることです。というわけで今回のトピックは、あなたが完全に失敗者であるその理由についてです。

 

1. 完璧であることにおいて

 

The first one is you're a failure... [hits piano] at being perfect.

 

まずはじめに、あなたが失敗者であるのは…完璧であることにおいてです。

 

So if we're perfectionists and we're judging by a perfect standard, we always have to be perfect- in our singing, in our life.

 

私たちがみな完璧主義者で、完璧な基準を元にジャッジしているとしたら、歌においても生活においても、いつも完璧でいなくてはなりません。

 

Then we're always actually going to be a failure, right? Because nobody's perfect. There's no perfect person and there's no perfect singer.

 

そうすると私たちはいつも失敗者であることになりますよね?完璧な人は誰もいないですから。完璧な人も、完璧なシンガーもいません。

 

So if our standards are perfection, then we're always going to feel not good enough. Like we have to live up to a higher standard, like we have to do more, like something's wrong with us.

 

基準が完璧さにあると、私たちはいつも「自分はいまいちだ」と感じることでしょう。より高い基準にこたえなければならず、もっとやらなくてはならず、自分が間違っているような気さえしてしまいます。

 

And so that's why we always have that feeling of being a failure when we're perfectionists. Is because by those standards we're always going to be a failure.

 

完璧主義者であると、いつも失敗者であるような気がしてしまう理由は、これです。こういった基準によって、いつも失敗者になってしまいます。

 

So repeat after me, I'm a failure at being perfect and it's okay to fail. That was nice.

 

では繰り返してくださいね。「私は完璧であることにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」いいですね!

 

2. ヴォーカルテクニックにおいて

 

Now next, you're a failure... [hits piano] at vocal technique.

 

次にあなたが失敗者であるのは…ヴォーカルテクニックにおいてです。

 

To be great as a singer, to have great vocal technique, we've got to make all kinds of bizarre sounds.

 

優れたシンガーになったり、優れたヴォーカルテクニックを手に入れるには、あらゆる種類の変な声を出さなくてはなりません。

 

We need nasal ones, we need deep ones, we need breathy ones, we need tight ones, we need low ones, we need high ones, we need all kinds of sounds in our voice in order to get great vocal technique.

 

(それぞれの声を使い分けながら)鼻声、深い声、息混じりの声、きつい声、低い声、高い声など…優れたヴォーカルテクニックを手に入れるには、あらゆる種類の声が必要です。

 

But if we're perfectionists then we're never gonna be willing to make those odd, bizarre, imperfect sounds that really make singers great.

 

ただ完璧主義者であると、シンガーを成長させてくれるような奇妙で、変で、不完全な声を、いつまで経っても出したがらないことでしょう。

 

Not only that but we're always going to be trying to be perfectly on pitch instead of allowing the voice to learn where that pitch is. Being willing to be flat and sharp sometimes as we're working on vocal technique. Being willing to crack. We've talked about that in the past.

 

それだけではなく、声にピッチの居場所を学ぶ過程を認めず、いつも完璧にピッチを取ろうとしてしまいます。ヴォーカルテクニックに取り組んでいるときは、たまにフラットしたりシャープしたり* するのを厭わないことです。声が裏返るのを厭わないことです。このことは以前に話しましたよね。

 

*訳注:フラットは「半音低く」シャープは「半音高く」という音楽記号ですよね。この場合は目的のピッチよりも少し低くなってしまうことを「フラット」、少し高くなってしまうことを「シャープ」と言っています。

 

We need to be able to make a lot of different kinds of sounds that may not be perfect in order to improve our vocal technique.

 

ヴォーカルテクニックを改善するには、あらゆる種類の完璧ではないような声を出せる必要があるのです。

 

So repeat after me, I'm a failure at vocal technique and it's okay to fail.

 

では繰り返しましょう。「私はヴォーカルテクニックにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

3. 練習において

 

Next you're a failure... [hits piano] at practicing.

 

次にあなたが失敗者であるのは…練習においてです。

 

A lot of times when we're perfectionists, we have some problems with our vocal practice. Either it's that we procrastinate and avoid and put off our vocal practicing altogether or we're practicing so hard that other problems result.

 

完璧主義者だと、声の練習にも問題が出てくることが多いです。先延ばしにしたり、完全に避けてしまったりするか、練習し過ぎて他の問題が出てきてしまうかです。

 

If we have to be perfect, sometimes we're afraid to practice because practicing is going to be the place where we learn that we're not perfect. But there's things in our voice that we have to work out.

 

完璧でなければならないとすると、練習するのを怖がってしまうことがあります。練習というのは、自分が完璧でないということを学ぶ機会だからです。練習しなければならないことがあるのに。

 

So, that causes us to avoid it, to put it off, and to save it for another day. And then we realize “Oh, three months have gone by and I still haven't practiced” Why is that? It's the perfectionism.

 

このことが練習を避け、先延ばしにし、他の日に取っておくことにさせてしまいます。そして「うわっ、練習をしないまま三ヶ月も経ってしまった」と気付きます。どうしてでしょうか?完璧主義のせいです。

 

The other thing is we can sometimes be practicing so hard trying to get every detail right, just be so perfect with everything, and that also builds in frustration and tension to the voice.

 

もう一つありえるのは、細かいところまで全て正しく、完璧になるようにと練習を頑張り過ぎて、声に不満や緊張を作り出してしまうことです。

 

We need to have enjoyable practices where we have a goal in mind, we're working hard, but we're also giving ourself a break. That's what's gonna make a successful practice, it's also gonna inspire you to practice more.

 

目標を持った楽しい練習が必要で、しっかり取り組むべきなのですが、同時に休憩も自分自身に与えてあげましょう。これが練習をうまくいかせる方法で、「もっと練習したい!」とやる気を起こさせることでもあります。

 

So say it with me now, I'm a failure at practicing and it's okay to fail.

 

では一緒に言いましょう。「私は練習においては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

4. 成功を楽しむことにおいて

 

Next, you're a failure... [hits piano] at enjoying success.

 

次にあなたが失敗者であるのは…成功を楽しむことにおいてです。

 

The voice really loves it when we give it positive reinforcement.

 

声というのは、前向きな刺激をもらえるのが大好きなものです。

 

If you're always saying, “Oh, it could have been better” “Oh, it wasn't enough” “Oh, I didn't like how I did” that actually builds in more fear, more stress, more tension, into the voice.

 

「もっとうまくできたのに」「十分じゃなかったな」「今の歌い方はよくなかった」などといつも言っているとしたら、恐怖やストレス、緊張を声に作り出してしまいます。

 

If you had a successful practice session, a successful lesson, a successful audition, or a successful performance, you need to take that time to enjoy the success that you had.

 

練習がうまくいったり、レッスンがうまくいったり、オーディションがうまくいったり、パフォーマンスがうまくいったのなら、その成功を楽しむ時間を取ることが必要です。

 

Don't always just be looking for the future and not taking time to enjoy that moment. Because you need to value each step along your vocal journey. It's actually gonna make the journey move faster towards where you want to be if you're valuing your success.

 

いつも未来のことばかり考えて、今の瞬間を楽しむ時間を取らないのはやめましょう。旅の一歩一歩を大事にする必要がありますからね。成功を大事にしていれば、行きたいところまで、旅をより速く進めることができるでしょう。

 

So say it with me, I'm a failure at enjoying success and it's okay to fail.

 

では一緒に言いましょう。「私は成功を楽しむことにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

5. 「世間」に対して

 

Now next, you're a failure... [hits piano] to all of "them".

 

次にあなたが失敗者であるのは…「世間」に対してです。

 

One of the things that us perfectionists often do is we create "them"- these other people that may not even be real. What do they think? What are they going to think of me? "Them".

 

完璧主義者がよくやることの一つに「世間」を作り上げることがあります。実際には存在しないような他人のことです。世間はどう思うのだろう?私は世間にどう思われるのだろう?

 

It could be real people for sure. But a lot of times it's imaginary fans, imaginary audience members, imaginary casting people, industry people, imaginary critics.

 

確かに、実際の人物もいるかもしれませんね。ただ多くの場合は架空のファンだったり、架空のオーディエンスだったり、架空のキャスティングの人たちや、業界人、架空の批評家でしょう。

 

First of all, it doesn't matter what they think anyway. But a lot of times, like I say, they're not even real people to begin with.

 

第一、世間がどう思うかは関係ありません。先ほど言ったように、多くの場合、はじめから実際にいる人たちでさえないのです。

 

What matters is what you think, how are you doing with your voice, are you growing and are you enjoying every step of your music making?

 

大事なのはあなた自身がどう思うのかであり、どうやって声を活かしているかであり、成長し、音楽を作ることの一つ一つのステップを楽しんでいるのかどうかなのです。

 

So say it with me now, I'm a failure to all of "them" and it's okay to fail.

 

では一緒に言いましょう。「私は『世間』に対しては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

6. パフォーマンスにおいて

 

Now next you're a failure... [hits piano] at performing.

 

次にあなたが失敗者であるのは…パフォーマンスにおいてです。

 

The best performances that we see are from people who are willing to make mistakes. They go so far, they're so brave and so daring.

 

最高のパフォーマンスが見られるのは、失敗を厭わない人たちからです。彼らは先を行き、とても勇敢で大胆です。

 

And the performance - whether that's a high note that they could easily crack on but they take the risk and they hit the note and it's amazing, or an emotional scene where the actor is so invested and you just say how are they so risky, how are they so brave to do that?

 

容易に裏返ってしまうような高い声でも、リスクを取った結果として素晴らしい声を出したり、あるいは俳優が感情的なシーンに全てをつぎ込んだり…「どうやってそんなリスクに勇敢に立ち向かえるの?」と思うことでしょう。

 

It's hard when you're a perfectionist because if you're always trying to avoid making a mistake, you can never get that brave, daring, awesome performance that it takes.

 

完璧主義者であるとこれは難しいことでしょう。いつも失敗を避けようとしていると、勇気や大胆さ、素晴らしいパフォーマンスは決して得られないからです。

 

We need to be willing to make mistakes as performers so that we get our most true and most daring performance.

 

表現者として、本物の、大胆なパフォーマンスをするためには、失敗を厭わないことが必要です。

 

So say it with me, I'm a failure at performing and it's okay to fail.

 

では一緒に言いましょう。「私はパフォーマンスにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

7. キャリアにおいて

 

Now next, you're a failure... [hits piano] at your career.

 

次にあなたが失敗者であるのは…キャリアにおいてです。

 

One of the biggest mistakes that I see people making with perfectionism is that they never get out there.

 

完璧主義者の人たちに見られる一番大きな間違いの一つは、「出てこないこと」です。

 

They're always working so hard to get it perfect before they show anybody - they don't want to show this song, They don't want to go to this audition, They don't want to release this album, because it's not perfect.

 

完璧主義者は、誰かに見せるよりも前に完璧になるよう、とても頑張っているのですが…完璧にはならないので、「この曲は見せてくない、オーディションには行きたくない、アルバムをリリースしたくない…」となってしまいます。

 

There's no perfect artist and we love people's flaws. So, unfortunately so many people with beautiful voices and so much talent - we don't even get to see them because they keep it locked up until it's perfect. And really the truth is, it will never be perfect.

 

完璧なアーティストはいませんし、人は欠点がある人を好むものです。残念なことに、たくさんの美しい声や才能を持つ人たちが、完璧になるまで閉じこもり続けてしまうので、気付かれることがないままになってしまうのです。実際には、いつまで経っても完璧にはなれないのに。

 

And so then we're missing out on so many great artists that are holding back their potential because they're afraid that people won't think it's perfect.

 

そうすると私たちはたくさんの素晴らしいアーティストを見落としていることになります。彼らは完璧だと思われないことを恐れるので、可能性を隠してしまうのです。

 

The other thing that's a little unfortunate about people's careers is sometimes I see people with great careers - we got some folks that are top recording artists and Broadway stars  - and a lot of times, it's not enough.

 

もう一つ、キャリアに関して少し残念なことがあります。一流のレコーディング・アーティストやブロードウェイ・スターなど、優れたキャリアの人たちによく見られるのが、「物足りなさ」を感じてしまうことです。

 

And that's kind of a sad thing when it's not quite enough for folks that you can't take that time to say “This was an incredible victory and I am really doing well as an artist.”

 

一流の人たちが物足りなさを感じてしまっていて、「最高の勝利を挙げたし、アーティストとしてよくやっている」と言えないのは、なんだか悲しいことですよね。

 

I will really encourage any professional artist to take stock of where you're at and say  “Wow, look at how far I have come on my artistic journey.”

 

私はどんなプロのアーティスト対しても、自分の立っているところをよく見つめて「アーティストとしてこんなところまで来れたのは、すごいことだな」と言えるように励ましています。

 

But, that being said, let's say it together. I’m a failure at my career and it's okay to fail.

 

それはそうとして、一緒に言いましょう。「私はキャリアにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

8. 人生において

 

Now next, you're a failure... [hits piano] at life.

 

次にあなたが失敗者であるのは…人生においてです。

 

Okay, now that's a good one. So, artists have this tendency sometimes to want to create an image of themselves through their art. A perfect image of somebody else. Some perfect singer, some perfect artist, some celebrity.

 

これはとんでもない話ですね(笑)アーティストには、作品を通して自身のイメージを作り上げようとする傾向があります。自分以外の誰かの完璧なイメージです。完璧なシンガーや、完璧なアーティスト、セレブなど。

 

And the truth is you don't ever get to be that. You always get to be you.

 

事実、それになることはできません。あなたはいつでもあなたなのです。

 

And you might be very, very successful but you never get to be that perfect singer. You never get to be that perfect star, that perfect celebrity - even the celebrities that we have, they're still just people, alright. So you never really get to be that thing that you may possibly, as a perfectionist, be working towards.

 

とても大きな成功を収めることはできるかもしれませんが、完璧なシンガーには決してなれないでしょう。完璧なスターや、セレブにはなれないのです。私たちの知っているセレブでさえも、ただの人なのです。完璧主義者として目指しているようなところには決して辿り着けないのです。

 

And so it's good to know that that's not really going to happen. And then you can enjoy who you are - who you are in this life independent of your artistry. And then they're both gonna take off more - your life and your art - when you're free from having to be a perfect image of somebody else.

 

起こりえないことについて知っておくのはいいことですね。そうすれば自分らしくあることを楽しめます。芸術性から独立した、生活の上での自分らしさです。自分以外の誰かの完璧なイメージでいなければならないことから自由になれば、あなたの生活も、アートも、両方が上向いていくことでしょう。

 

So say it with me, I'm a failure at life and it's okay to fail.

 

では一緒に言いましょう。「私は人生においては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

9. 幸せにおいて

 

Okay, so next you're a failure... [hits piano] at happiness.

 

次にあなたが失敗者であるのは…幸せにおいてです。

 

One of the things that I think is the most important about this discussion is that I want you guys to be able to enjoy your singing, right?

 

この話の中で一番大事なことの一つだと思うのが、みなさんに歌を楽しむことができるようになってほしい、ということです。

 

Singing is not the thing to be frustrated, defeated, broken about. Singing is the thing that's supposed to make you happy. It's supposed to bring joy to you and to the people around you.

 

歌は不満に感じたり、敗北感を味わったり、傷ついたりするためのものではありません。歌はあなたを幸せにするものです。あなたと周りの人たちに喜びをもたらすものです。

 

It doesn't matter if you are a top level singer or if you're just starting off. You can hardly stay on pitch, it's fine. Singing is a joyful thing and it's a good thing for all of us.

 

トップレベルのシンガーであるか、初心者であるかは関係ありません。ピッチが全然合わなくても大丈夫です。歌うことは喜びに満ちたもので、私たち全てのために良いことなのです。

 

And so if your perfectionism is causing you to get so frustrated and so down, turn it around. Sing it for a different reason. Sing, as we always say, for the joy and for the passion. Don't lose that joy, don't lose that passion.

 

完璧主義が不満を感じさせたり、落ち込ませたりしているのだとしたら、考え方を180度変えましょう。違う理由で歌うのです。いつも言っているように、喜びと情熱のために歌うのです。喜びと情熱を失わないようにしましょう。

 

We want you to be singing for that purpose at any level whether you're a top, top pro or you're just starting off, anywhere in between.

 

あなたが一流のプロであろうが、初心者であろうが、その間のどの位置であろうが、そういった目的のために歌ってほしいと思います。

 

Singing ought not be frustrating and defeating for you. Even if there's difficult times - there's a lot of hard technique to work through - Don't let yourself get discouraged and hold yourself to a high standard. Enjoy where you are so that you have that happiness and joy when you sing.

 

歌は不満を感じさせたり、敗北感を味あわせるものであってはなりません。難しいテクニックに取り組むこともたくさんあるでしょうが、たとえうまくいかないときでも、落ち込ませないように、そして高い基準を抱え込まないようにしましょう。幸せと喜びが感じられるように、今の自分の歌を楽しみましょう。

 

So, I'm a failure at happiness and it's okay to fail.

 

というわけで、「私は幸せにおいては失敗者だけど、失敗したっていいんだ」

 

10. 歌うことにおいて(成功者!)

 

Now last, you're a success... [victory music] at singing.

 

では最後にあなたが成功者であるのは…歌うことにおいてです。

 

That's right, singing is actually perfect for helping us eliminate our perfectionist tendencies.

 

そうなんです。歌うことこそが、完璧主義の傾向を打ち消すのに最適なことなのです。

 

Singing, if you do it with joy, will allow you to be goofy and allow you to be ridiculous, allow you to be okay with making mistakes, allow you to be braver, allow you to be more confident, allow you to know yourself on a deeper level and to work through things - emotional, mental, spiritual, vocal technique.

 

歌うことが喜びとともに行われるのであれば、間抜けになったり、滑稽になったり、失敗してもよくなったり、勇敢になったり、自信を持ったり、自分自身のことをより深く知ったり、感情や心、精神、ヴォーカルテクニックに取り組んだり…こういったことを認められるようになれます。

 

Singing is one of the greatest ways to get in touch with the fact that we're all imperfect successes. Singing will do that for you.

 

歌うことは、私たちがみな不完全な成功者であるという事実に触れさせてくれる、最高の方法の一つなのです。歌うことがそれをもたらしてくれるでしょう。

 

So, repeat after me, I'm a success because I know I'm not perfect but I choose to sing and live with joy and passion anyway.

 

では繰り返してくださいね。「私が成功者であるのは、自分が完璧でないのは知っているけれど、とにかく歌うことを選んで、喜びと情熱に生きているからなんだ」

 

終わりに

 

And I hope that that's been helpful for you, Ona and for all of us perfectionists. If you guys have questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

というわけで、オナさんや完璧主義者である私たちにとって、今回の内容が役に立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

And today, more than ever, I'll say to you guys again. Don't lose that joy. Don't lose that passion. Don't let people tell you that you can't sing even if that's your perfectionist self, you know it's not true.

 

今回はこれまで以上にみなさんにお伝えしたいのです。歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。たとえそれが完璧主義者であるあなた自身の言葉であったとしても。それが正しくないということを、あなたは知っているはずです。

 

Get with a great voice teacher in your area or if you guys are in the New York City area or you'd like to Skype with one of our staff, you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの地域の優れた先生に就きましょう。ニューヨークにいる方や、NYVCのスタッフとスカイプをしたい方は、 www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてくださいね。

 

And if you like these videos, I encourage you to download our free app. It's for iPad, iPhone, and hopefully more in the future. A lot of free resources, articles, tips, great stuff to help you guys grow as singers. Or you can visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

動画を気に入ってもらえたのなら、ぜひ無料のアプリをダウンロードしてみてください。iPhone/iPad専用ですが、他の機種にも今後対応できればと思います。教材や記事、歌のコツなど、盛りだくさんの内容でシンガーのみなさんの成長を応援しています。もしくは www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてくださいね。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回は完璧主義との向き合い方に関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと・ブログ運営者のこと・レッスンのこと

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さらに詳しく知りたい方は、チェックしてくみてください!

 

New York Vocal Coaching (NYVC) のウェブサイトはこちら(英語)

 

ブログ運営者・佐藤剛寿のレッスンに関してはこちら

Ep. 64「ビブラート2 - 速くて自由なビブラート」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード64「ビブラート2 - 速くて自由なビブラート」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 64 "Vibrato 2 - Faster Freer Vibrato" - Voice Lessons To The World

エピソード64「ビブラート2 - 速くて自由なビブラート」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(以下NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 64 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード64へ!このショーでは世界中からの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思っています。

 

今週の質問:ビブラートを速くするには?

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Ana F. in Port Elizabeth, South Africa.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問は南アフリカポートエリザベスのアナ・Fさんから来ています。

 

And Ana writes, "Dear Justin, I love the vibrato videos that you've done in the past. And I'm wondering if you can help us to develop our vibrato and to make it faster?

 

ジャスティンさん、こんにちは。以前にやってもらったビブラートの動画が好きなのですが、ビブラートを速くする方法は教えてもらえないでしょうか?」

 

Now that's a great question, Ana. And I thank you so much for that and the kind words too. And we're definitely going to work more on vibrato today and in the future.

 

素晴らしい質問ですね、アナさん。それに加えて優しいお言葉にも、本当に感謝します。今回も、今後も、どんどんビブラートに取り組んでいきましょう。

 

1. ビブラートとは?

 

So let's get back on track with it! What is vibrato?

 

では、おさらいをしましょう!ビブラートとは何でしょうか?

 

Well, first of all, it's easier to show than to describe, right? “Ah” [Straight tone] That's no vibrato. “Ah” [Vibrato] That's vibrato. Right? It's a little pitch bend or oscillation, alright. 

 

まず最初は、説明するよりもお見せする方が簡単でしょう。「(ストレートに)アー」これはビブラートがない状態です。「(ビブラートをかけて)アー」これがビブラートですね。ピッチが少し曲がったり、揺れたりすることです。

 

It doesn't change the note so much that we hear a big difference. ”Ah” That would be a huge change. But we have... “Ah” A small up-and-down movement of the pitches - that's what vibrato is.

 

音名に大きな違いが聞けるほどは変えません*。「(大きく揺らして)アー」これでは変え過ぎです。そうではなくて「(小さく揺らして)アー」です。ビブラートとは、ピッチが小さく上下に動くことなのです。

 

*訳注:ビブラートの揺れは「(ドレミで言うと)レミレドレミレドレ…」などと大きく揺れるものではなく、もっと小さく揺れるものだ、ということです。

 

Vibrato can help free up your instrument and also give you a very cool stylistic effect which we're going to need for really all styles of music. So that's what vibrato is.

 

ビブラートは声を自由にするのに役立つし、すべての音楽スタイルで必要となる、とてもかっこいい歌い方も与えてくれます。これがビブラートです。

 

2. ビブラートのやり方

 

Now how is it done? Unfortunately, there's a few different vibratos, alright.

 

次に、やり方はどうでしょうか?あいにくですが、ビブラートにはいくつかの種類があります。

 

There's one that comes actually from the breathing system, which I can't really recommend.

 

呼吸器から来るビブラートがありますが、これはあまりおすすめできません。

 

There's also one that's a laryngeal vibrato that we're gonna be talking about a bit more in the future. That's not such a negative thing.

 

喉頭(のど)のビブラートもあって、これについては今後話していきますが、悪いものではありません。

 

But the best vibrato is one that comes from the vocal cords themselves. Different movements of the vocal cords, when your vocal cords move, they have a pitch bending effect, right.

 

ただ、一番良いビブラートは声帯自体から来るものです。声帯が様々な動きをすると、ピッチを曲げる効果があります。

 

As the cords stretch out, the notes go higher, and as they thicken up, the notes go lower. So when the vocal cords are free, they can move in a small motion that causes that vibrato. So that's how it's done.

 

声帯が引き伸ばされると音は高くなり、厚くなると音は低くなります。声帯が自由になると、小さな動きができ、それがビブラートをもたらします。これがビブラートのやり方です。

 

There's also a jaw vibrato that you sometimes see which is not so positive also.

 

また、あごのビブラートも時々見られますが、これもあまり良いものではありません。

 

But the vibrato that we're gonna be focusing on mostly is the one that's done by freedom to the vocal cords.

 

今回主に焦点を当てていくビブラートは、声帯が自由になることによるものです。

 

3. ビブラートがうまくいかない原因は?

 

So, let's talk, Ana, about what might be blocking your vibrato system from happening. 

 

それではアナさん、ビブラートが起こるのを止めているのは何か、その可能性について話していきましょう。

 

押し出していないか?

 

One thing might be forcing the sound. Too much chest voice, too much heaviness, too much strength - that thickness makes it hard to do vibrato. That's one thing that could be happening.

 

一つ目は、声を押し出している可能性です。チェストヴォイスに寄り過ぎたり、重過ぎたり、強過ぎたりといった声の厚さが、ビブラートをしづらくさせてしまいます。これが一つ目の可能性です。

 

締め付けていないか?

 

Another thing might be too much squeeze, too much compression on the vocal cords. That also will prevent them from having that give, that lets them move freely for vibrato. So, not too much squeezing of the actual cords.

 

二つ目は、声帯を締め付け過ぎたり、コンプレッションを強め過ぎたりしている可能性です。これもビブラートに必要な声帯の柔軟性や、自由な動きを邪魔してしまうでしょう。ですから、声帯を締め付け過ぎないことです。

 

緊張はないか?

 

The other thing could be tension, alright. It could be neck tension from thrusting the neck. Maybe you have jaw tension or tongue tension or tension in these long muscles here. These are your sternocleidomastoids, whoa... [hits piano] These guys often block singers from freedom and also the freedom that vibrato requires.

 

三つ目にあり得るのは緊張です。首を突き出すことによって首の緊張が起こっているかもしれません。あごの緊張や、舌の緊張、あるいは(首筋を指して)ここの長い筋肉の緊張かもしれません。胸鎖乳突筋です…うわー(ピアノを叩く*)。この筋肉がシンガーから自由を奪い、ビブラートに必要な自由も奪ってしまうことがよくあります。

 

*訳注:「胸鎖乳突筋」のような難しいワードが出てきたりすると、ジャスティンはピアノを叩きます(笑)彼のジョークです。

 

経験不足ではないか?

 

And then finally, maybe Ana, I don't know how long you've been singing, but sometimes just having lots of experience moving the notes around with your voice can lead to vibrato.

 

そして最後に、アナさんが歌を始めてからどのくらい経ったのかは知りませんが、単に声で音を動き回る経験* をたくさんすることがビブラートに繋がることもあります。

 

*訳注:様々な歌を歌ったり、発声のエクササイズをしたりといった経験のことでしょう。

 

Sometimes if you're a new singer out there and you don't have vibrato yet, I tell you just stay the course because as you develop freedom and agility with your voice, your vibrato often just comes in on its own.

 

歌の初心者でビブラートがまだできない人には、とにかく最後までやり抜こうと伝えることもあります。声の自由や敏捷性を育てるにしたがって、自然にビブラートができるようになることもよくあるからです。

 

But today we're also going to have a great exercise. It's gonna help you guys get more freedom to the vocal cords so that your vibrato gets either faster if it's too slow, or comes in maybe for the first time if you've been having problems getting your vibrato to work.

 

ただ、今回は素晴らしいエクササイズもあります。声帯に自由を与えるのに役立つもので、ビブラートが遅過ぎるのなら速くし、今までビブラートがうまくできなかったのなら、初めてできるようにするようなものです。

 

曲例:ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」

 

But first I'm going to show you some vibrato in a song. This is another… I've done a John Legend song in the past. I think that John Legend has a very nice vibrato as a pop and R&B singer.

 

ですがその前に、曲中でのビブラートをお見せしましょう。ジョン・レジェンドの曲は以前にもやりましたね。ジョン・レジェンドはポップやR&Bのシンガーとして、とても素敵なビブラートを持っていると思います。

 

So I'm gonna use another John Legend song. This is "All Of Me" by John Legend. And just listen for some of the vibrato nuances that I'm using. And later I'm going to describe kind of some of the things that's going on. So this is "All Of Me" by John Legend.

 

前回とは別のジョン・レジェンドの曲を使います。ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」です。ビブラートのニュアンスをよく聴いてみてください。あとでどんなことが起こっているのかを説明していきます。では、ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」です。

 

“What would I do without your smart mouth

Drawing me in and you kicking me out

I've got my head spinnin'

No kiddin', I can't pin you down

What's going on in that beautiful mind

I'm on your magical mystery ride

And I'm so dizzy, don't know what hit me

But I'll be alright

My head's under water but I'm breathing fine

You're crazy and I'm out of my mind

 

Cuz all of me loves all of you

Love your curves and all your edges

All your perfect imperfections”

 

(歌)

 

Okay, that's a little bit of "All Of Me" -  great song to sing. And you hear lots of different vibrato nuances and choices.

 

「オール・オブ・ミー」を少しやりました。歌うのに良い曲ですね。様々なビブラートのニュアンスや選択肢が聞けたでしょう。

 

Now what does too slow vibrato sound like? Well... “Cuz all of me loves all of you” Now you probably know some singers like this, right? Too slow of a vibrato, right? “Cuz all” We want to be able to control that vibrato speed.

 

では、遅過ぎるビブラートはどんな感じでしょうか?「(遅いビブラートで)コズ・オール・オブ・ミー・ラブズ・オール・オブ・ユー」こんな感じのシンガーを知っているのではないでしょうか?ビブラートが遅過ぎますよね。「(ビブラートのスピードを変えながら)コズ・オール」ビブラートのスピードはコントロールできるようにしたいですね。

 

So like I say, some of the things that prevent vibrato or slow it down is that push of the voice. “Cuz all” If I'm pushing too much chest voice on those notes, it will slow the vibrato down or prevent it.

 

それから先ほど言ったように、ビブラートを邪魔したり遅くしたりするものに声の押し出しがあります。「(声を押し出して)コズ・オール」チェストヴォイスで押し出し過ぎると、ビブラートを遅くしたり、邪魔したりします。

 

Now sometimes people, like I say, squeeze and have too much compression to the voice. “Cuz all” And that “huh” is going to stop the vibrato, bully it out or maybe slow it down.

 

声を締め付けたり、コンプレッションを強め過ぎたりする人もいます。「(声を締め付けて)コズ・オール」この「(声を締め付けて)ハー」がビブラートを止めたり、遅くしたりしてしまうかもしれません。

 

The other thing is neck tension, jaw tension, and all kinds of larynx tension. So we want to make sure that we have good alignment and freedom in the surrounding areas of the voice as well.

 

他に首の緊張や、あごの緊張、そしてあらゆる種類の喉頭の緊張があります。良い姿勢と、声の周りの部分の自由も保つようにしましょう。

 

So that's just some sense of what vibrato sounds like, again, applied to a song. And you hear the slow version, you hear the fast version and all kinds of nuances.

 

以上がビブラートを曲に当てはめるとどんな感じになるか、という例でした。遅いバージョンと、早いバージョン、そしてあらゆる種類のニュアンスが聞けましたね。

 

Now how do we get our vocal cords free enough to make vibrato happen? Now we're gonna get to an exercise.

 

では、声帯を十分に自由にし、ビブラートを起こすにはどうすればよいのでしょうか?ここでエクササイズに行きましょう。

 

エクササイズ:スタッカートで「ヒヒヒ…」

 

Today we're going to recruit staccato in order to help you guys get vocal cord agility and freedom. When we have staccato, pitches, it helps the cords re-articulate. And that re-articulation helps them to learn to move faster just like vibrato.

 

今回は声帯の敏捷性と自由を促すために、スタッカートを採用します。(同じピッチで)スタッカートを使うと、声帯の再発音が促されます。この再発音がビブラートのように速く動くことを声帯に覚えさせてくれます。

 

So today here's our exercise. It's just gonna be on a single note H-E, HE, single note staccato and vibrato.

 

今回のエクササイズはこれです。H-E「ヒー」を使って、同じ音でスタッカートとビブラートをします。

 

It sounds like this... “He-he-he…” Alright, so that's guys down there. Ladies up here... “He-he-he…” And we're gonna do it together, staccato leading to vibrato. Here we go! [Exercise]

 

こんな感じです。「ヒヒヒ…」今のは男性の高さです。女性は上で「ヒヒヒ…」それでは一緒にやりましょう。スタッカートがビブラートを引き起こすように。行きましょう!(エクササイズ)

 

Awesome stuff. That was so great. Good job with that staccato leading to vibrato. And I hope, for some of you, it sped up your vibrato or got your vibrato starting to move for the first time.

 

よくできました!素晴らしいです。スタッカートがビブラートを引き起こすようにできましたね。ビブラートのスピードが上がったり、初めてビブラートをかけられた人がいたのなら幸いです。

 

So Ana, this was a fantastic question. I think you helped a lot of singers out today by asking that. And so, go ahead and practice that exercise.

 

というわけで、アナさん、素晴らしい質問でした。今回この質問してくれたことが、たくさんのシンガーの役に立ったと思います。どうぞこのエクササイズを練習してください。

 

終わりに

 

And I hope this has been helpful for you guys today as singers. If you have questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

And we just encourage you don't lose the joy, don't lose the passion. Don't you dare let people tell you that you can't sing because you and I, we both know that is false. Not true! You can do it, stay committed, keep practicing.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは絶対に誰にも言わせないでください。それが間違っているのは、私もあなたも知っていることですから。あなたならできます。夢中になって練習し続けましょう。

 

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あなたの地域の優れた先生に就きましょう。ニューヨークにいる方は、ここNYVCで私達スタッフと勉強できますよ。

 

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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回はビブラートのスピードに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

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Ep. 63「ヘッドヴォイスのパワー!」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード63「ヘッドヴォイスのパワー!」です。どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 63 "Head Voice POWER!" - Voice Lessons To The World

エピソード63「ヘッドヴォイスのパワー!」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング(以下NYVC)創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 63 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード63へ!このショーでは世界中からの質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思っています。

 

今週の質問:ヘッドヴォイスは強くできるの?

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Allison C. in Walnut Creek, California.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はカリフォルニア州ウォルナットクリークのアリソン・Cさんから来ています。

 

And Allison writes, "Dear Justin, my belt and my chest voice and mix are very strong but my head voice is very weak. I can't sing legit or classical songs because my head voice is always so thin. Can I make my head voice powerful like my chest voice?

 

ジャスティンさん、こんにちは。ベルト* と、チェストヴォイスと、ミックスはとても強く歌えるのですが、ヘッドヴォイスがとても弱いです。ヘッドヴォイスがとても細いので、クラシックの歌曲などが歌えません。ヘッドヴォイスをチェストヴォイスのように力強くすることはできますか?」

 

*訳注:ベルト(ベルティング)とは、チェストヴォイスのように力強く聞こえる声で高い声域を歌うこと。

 

It's a fantastic question Allison, and that's really true. So many of us are working on the connected registers to get them power and tone, but what about the disconnected registers? These ones up here, can those be strong as well? And absolutely they can.

 

素晴らしい質問ですよ、アリソンさん。本当ですよね。繋がった声区* のパワーや声質に取り組んでいる人は多いですが、繋がっていない声区* についてはどうでしょうか?(裏声で)上の方のこの声も強くできるんでしょうか?ええ、もちろんできますよ。

 

*訳注:アリソンさんの悩みで言うと、繋がった声区=彼女の得意なチェストヴォイス系、繋がっていない声区=彼女の苦手なヘッドヴォイス系、ということです。

 

So today we're gonna learn how to get some more power into your head voice.

 

というわけで、今回はヘッドヴォイスのパワーを得る方法を学んでいきましょう。

 

1. ヘッドヴォイスとは?

 

But first we need to talk about some terms. What is head voice?

 

まず最初に、いくつか用語について話す必要があります。ヘッドヴォイスとは何でしょうか?

 

用語は様々

 

Now I know we've talked about this a little bit in the past. The thing to keep in mind is that terminology is very different depending on which teacher you talk to, which school, which method, there's no standard in the voice.

 

これに関しては以前に少し話しましたよね。覚えておいてほしいのは、用語はどの先生に相談するかや、それぞれの学校(学派)、教え方によって大きく違いがあり、声の世界では基準が無い、ということです。

 

So people use a lot of different words to describe the same thing. And that can be very confusing for singers. So just know that the terms really vary. It doesn't really matter as long as we're using the same language for what we're talking about.

 

同じことを説明するのに、違う言葉が使われているということです。シンガーにとってはとても紛らわしいことかもしれませんね。ですから、用語には違いがあるのを知っておいてください。このショーの中で同じ言葉を使っている限りは大丈夫ですね。

 

女性のヘッドヴォイスは男性のファルセットと同じ

 

So today what we're gonna say is that a female head voice is essentially the same thing as a male falsetto. That's typically what we're saying.

 

その上で今回定義するのは、女性のヘッドヴォイスは基本的に男性のファルセットと同じだということです。NYVCでは通常そう言っています。

 

When the female voice disconnects it goes into head voice. Same thing when the male voice disconnects it goes into falsetto. Actually, a male head voice is kind of a mix, but a female head voice is very much like a male falsetto.

 

女性の声が(声を裏返して)裏返ると、ヘッドヴォイスに行きます。同じように、男性の声が(声を裏返して)裏返ると、ファルセットに行きます。正確には男性のヘッドヴォイスはミックスの一種ですが、女性のヘッドヴォイスは男性のファルセットにとてもよく似ています。

 

So those are the words that we're gonna be using today. We're going to have an episode basically that helps females get a stronger head voice and males get a stronger falsetto. It's gonna be about the equivalent.

 

以上が今回使う用語です。このエピソードでは、女性はより力強いヘッドヴォイスを、男性はより力強いファルセットを手に入れられるようにしていきます。この二つ(女性のヘッドヴォイスと男性のファルセット)は大体同じことです。

 

2. どうやって力強くするの?

 

So then how do we get a stronger head voice if we're a female and a stronger falsetto if we're a male? Here's some really great tips, I think, to help you guys get some more strength in that register.

 

では、女性ならより力強いヘッドヴォイスを、男性ならより力強いファルセットを得るにはどうすればいいのでしょうか?私が思う、この声区で力強さを得るためのコツを紹介します。

 

低い喉頭(のど)

 

First of all, we need to be able to lower the larynx, right? We know that lots of different larynx positions are effective for great vocal technique. But a low larynx invites more possibility for power into the voice. So we need to be able to lower the larynx.

 

まず最初に、喉頭を下げられることが必要です。優れたヴォーカルテクニックのためには様々な喉頭(のど)のポジションが効果的ですよね。低い喉頭は声にパワーを加える可能性をもたらしてくれます。ですから、喉頭を下げられることが必要ですね。

 

Remember, a high larynx is a kind of brighter, squeezier sound, perhaps. Right? And we can use that larynx. A neutral larynx, is very much like my speaking voice. It's natural. And a low larynx is a little bit looser and a little bit deeper, right?

 

(高い喉頭のポジションで)高い喉頭は明るく、締め付けた感じの声になるのを覚えていますか?このポジションも使えます。中間の喉頭は、話し声とほとんど同じです。自然ですね。(低い喉頭のポジションで)低い喉頭では、声帯が少し緩み、少し深い感じの声になりましたね。

 

So, high larynx. [Demonstrates high larynx] Neutral larynx. [Demonstrates neutral larynx] Low larynx. [Demonstrates low larynx]

 

まとめると、(それぞれのポジションでしゃべって)高い喉頭、中間の喉頭、低い喉頭、という感じです。

 

We have to be able to do a low larynx sound in order to invite more power up into those coordinations. That's one thing.

 

ヘッドヴォイスなどの高い声区にパワーをつけるには、低い喉頭の声ができなくてはなりません。

 

緩んだあご

 

Next thing is the jaw. We need to make sure that we don't have thrust, or a hole to the jaw or too small of a jaw position, or just overall jaw tension when we're singing. So we have to be able to loosen. Later we're gonna do an exercise to help you with all of these things.

 

次はあごです。あごを突き出したり、あごを膨らましたり、あごのポジションが小さ過ぎたり…全般的にあごの緊張がないようにしましょう。緩めることができなくてはなりません。あとでこれら全てに役立つエクササイズをやりましょうね。

 

息の支え

 

You're also gonna need great breath support in order to get power. We can't be blasting the cords. They won't be able to withstand it.

 

パワーを得るにはしっかりした息の支えも必要でしょう。声帯に対して息を強く吐き出してはいけません。声帯はそれに耐えることができないでしょう。

 

So you can't be breathing like this. [Exhales] Or have too much slam from down here. [Exhales] We have to have control, breath support, alright - holding the air back with the body.

 

こんな感じで息をしてはいけません。「(胸で)フーッ!」お腹からでも息を強く吐きすぎるのはダメです。「(お腹で)フーッ!」体の中に息を保つような、コントロールと息の支えがなくてはなりません。

 

Breathing and then keeping the air somewhat in the body, that creates subglottic pressure which will help you to be strong up top.

 

息を吸ったあと、それをある程度体の中に保つことが声門下圧を生み、上の方で力強く歌うのに役立つことでしょう。

 

大胆になろう!

 

And then finally we need to make sure that you guys are bold. Right?

 

そして最後に、大胆になる必要がありますよね。

 

A lot of times, and it doesn't matter whether it's chest voice or the head voice power that we're talking about today, there's a lack of energy. Not breath, but energy. Commitment, boldness, willingness to make a big or perhaps ugly sound. Right?

 

よくあるのは、チェストヴォイスか、今回話しているヘッドヴォイスかに関わらず、エネルギーが足りないことです。息ではなくて、エネルギーです。大きな声、あるいは醜い声でも出すぞ、という決心や、大胆さ、意志です。

 

If you're always trying for perfection, you're always trying to place it and make a perfect sound, you're never going to be able to develop power in your voice. There's a certain sense of going for it that you're going to need in order to be powerful up here.

 

いつも完璧になろうとしていたり、置きに行って完璧な声を出そうとしているのなら、声のパワーを育てることは決してできないでしょう。上の方で力強くあるには、ある意味で思い切りの良さが必要でしょう。

 

Again, later we're gonna do an exercise so that you guys can practice. But know that you can't hold back, you can't judge your sound too much, if you want to develop strength to the voice. You have to be willing to make a mistake and also to let it out.

 

もう一度言いますが、あとでみなさんが練習できるようにエクササイズをやります。ただ、声の力強さを育てたいなら、押さえ込んだり、自分の声をジャッジし過ぎたりしてはならないということを覚えておいてください。失敗をいとわず、声を解放していかなければなりません。

 

3. 曲例:「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」

 

So we're going to work on that later, but let me first show you in a song what a powerful head voice or a powerful falsetto would be in comparison to the thinner one. And then we're gonna try practicing getting some strength for you guys.

 

ということで発声にはあとで取り組みますが、まずは曲の中で、力強いヘッドヴォイスやファルセットが、薄いものと比べるとどういうものなのかをお見せしましょう。そのあとでみなさんが力強さを得られるような練習に挑戦していきます。

 

So this is, 'You'll Never Walk Alone" by Rodgers & Hammerstein. And this is really a female classical or traditional musical theater song. But I'm going to show you how it sounds to have some strength and power up into those registers of the voice.

 

曲例はロジャース&ハマースタインの「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」です。この曲はまさに、女性のクラシックや伝統的なミュージカルの曲ですね。上の方の声区に力強さやパワーを与えるとどういう声になるのか、お見せしましょう。

 

“Walk on, walk on

With hope in your heart

And you’ll never walk alone

You’ll never walk alone”

 

(歌)

 

So that's the sound of my falsetto or, if you're a female, your head voice, with some strong rich tone even though it's in a disconnected register.

 

これがそのファルセット(女性ならヘッドヴォイス)で、繋がっていない声区でも力強く豊かな声にできます。

 

Okay, now if I let my voice do some of the things that we talked about, if I have poor breath support, a high larynx, and a lack of boldness, I could get... [Song] Right? And it instantly loses its.... [Song] that I'm getting from all of those qualities.

 

仮に今回話したような、息の支えがなく、喉頭が高く、大胆さがかけた声で歌うと… (歌・弱々しい声で)こんなふうになってしまいますよね。とたんに(歌・力強い声で)という、力強さの性質すべてを失ってしまいます。

 

エクササイズ:H-W-A-Wで「フウォー」

 

So now we're ready for an exercise. And when you guys do it, let's remember the qualities that we talked about, right. Low larynx, loose dropped jaw, boldness in the sound and good breath support.

 

これでエクササイズの準備はできましたね。このエクササイズをする時は、今回話してきた性質を思い出しましょう。低い喉頭、緩く落ちたあご、声の大胆さと、しっかりした息の支えです。

 

The exercise that we're gonna do today, we're not gonna have guys down here, ladies up here. We're gonna have guys and ladies in the same register. And we're gonna do H-W-A-W. HWAW! Okay, so say that for me, H-W-A-W, HWAW. That's fantastic.

 

今回のエクササイズでは、男性は下、女性は上、というふうには分けません。男性も女性も同じ声区でいきましょう。H-W-A-Wで「フウォー*」をやります。言ってみてください、H-W-A-Wで「フウォー」素晴らしい!

 

*訳注:AWなので、「ア」と「オ」の中間くらいの母音です。つまり「フウォー」と「フワー」の間くらいです。

 

So now we're gonna do a 1-5-1 on HWAW, starting right here, “HWAW.” And remember, as we go up, we're dragging that power so don't let it go to a thinner register on top. Stay buff. (Exercise)

 

それでは、1-5-1で「フウォー」をやっていきましょう。ここから始めます。「フウォー」高いところに行ってもパワーを引っ張り、一番上で薄い声区に行かないようにするのを覚えておいてください。強くあり続けて!(エクササイズ)

 

Okay, fantastic stuff! So that exercise hopefully helps you guys to drag some more power up into falsetto if you're a male and head voice if you're a female. So you can start developing that extra power on top that you'll love to have for your voice.

 

すばらしい出来です!男性ならファルセット、女性ならヘッドヴォイスのパワーを上まで引っ張ってくのに、このエクササイズが役立ったのなら幸いです。これで上の方に、みなさんが欲しがるような、更なるパワーを育てることができますね。 

 

終わりに

 

So Alison and all, I hope that that's been helpful for you guys today as singers. If you have questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

というわけで、アリソンさん、みなさん。今回の内容がシンガーのみなさんに役立てば幸いです。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you don't lose the joy, don't lose the passion. Don't let people tell you that you can't sing. You and I both know that is not true. Keep working hard on your voice every day. Whether it's the chest voice or the head voice coordinations, work everything.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは言わせないでください。それが本当のことではないのを、私達は知っています。声の練習を毎日頑張り続けましょう。チェストヴォイスでも、ヘッドヴォイスでも、何でもやりましょう。

 

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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回はヘッドヴォイスのパワーに関するエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

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