Feel the Joy of Singing!

NY仕込みのヴォーカル理論とエクササイズ。上達に役立つ情報を、わかりやすくお届けします。

ご挨拶と当ブログのご案内

シンガーのみなさん、こんにちは!ヴォーカルコーチの佐藤剛寿と申します。

当ブログでは、New York Vocal Coaching のジャスティン・ストーニー先生の動画の翻訳を中心に、ヴォーカルの上達に役立つ情報を掲載しています。翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

目次

 

New York Vocal Coachingとは?

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

newyorkvocalcoaching.com

 

www.youtube.com

 

ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

 

ブログの見方

当ブログでは基本的に週1回、ジャスティン先生の動画の翻訳を掲載しています。まだまだ見にくいところもあると思いますが、みなさんが欲しい情報に辿り着けるよう、日々少しずつ整理して、工夫していっています。

彼の動画の内容は本当に多岐にわたるので、毎回カテゴリーをつけて分類するようにしています。気になることがあったら、各記事のタイトルの下にあるカテゴリーをタップして、関連する他の記事も読んでみてください。より理解が深められると思います。

動画の中にはジャスティンと一緒にエクササイズができるものもあるので、そういう記事には【エクササイズ付】のカテゴリーを付けています。実際にYouTubeで練習ができるので、僕のお勧めのカテゴリーです!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

ニューヨーク仕込みのエクササイズを、ぜひ体感してみてください!

 

ヴォーカルレッスンのお問い合せ、お申し込みはウェブサイトからどうぞ。

 

レッスン概要

https://www.takahisasatomusic.com/lesson

 

お問い合せ、お申し込み

https://www.takahisasatomusic.com/contact

Ep. 58「レガート唱法」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード58「レガート唱法」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 58 "Legato Singing" - Voice Lessons To The World

エピソード58「レガート唱法」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 58 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード58へ!このショーでは世界中のからの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:レガートで歌うのが一番?

 

And I'll give you a chance to ask questions later but our question for this week comes from Aaron K. in Nashville, Tennessee.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はテネシー州ナッシュヴィルのアーロン・Kさんから来ています。

 

And Aaron writes, "Dear Justin, I've heard that it's best to sing legato. Is this true?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。歌う時はレガートが一番だと聞きました。これは本当ですか?」

 

Now that's a great great great question, Aaron, because legato is a prized skill for singers. It's so, so important to be able to sing legato. Whether you're doing classical or pop and rock or anything in-between, legato is something that we absolutely need.

 

アーロンさん、とても素晴らしい質問ですね。レガートはシンガーにとって一番大事な技術ですから。レガートで歌えることはとても重要です。クラシックをやっていようが、ポップ・ロック、あるいはその間のどのジャンルをやっていようが、レガートは絶対に必要なものです。

 

So today I'm going to talk about legato and what you can do to increase it in your voice, and also give you an exercise later to work on it in your singing.

 

ですから、今回はレガートに関することや、それを声に取り入れる方法について話していきます。それから、歌に活かせるエクササイズも紹介しますね。

 

1. レガートとは?

 

But first of all, what is legato? Legato is a musical term which means smooth or flowing. So if I take a major scale on the piano and play it legato, it sounds like this...

 

まず最初に、レガートとは何でしょうか?レガートは音楽用語で、「滑らかな」「流れるような」という意味です。例えばピアノを使って、レガートで長音階を弾いてみると、こんな感じです。(ピアノ)

 

Now compare that to staccato, which is its opposite, which means a short and choppy. It sounds like this...

 

では次に反対のスタッカート(「短い」「途切れた」という意味)で弾いて、比べてみましょう。こんな感じです。(ピアノ)

 

You totally hear the difference. But it's one thing to be able to play legato or staccato on an instrument. But it's another thing with the voice.

 

違いが聞き取れましたね。ただ、楽器でレガートやスタッカートを弾くのと、声でそれらをするのはまた別物なんです。

 

2. レガートの利点

 

While there's nothing wrong with staccato, that's great too. But legato is so difficult. There's so many benefits to the voice when we can sing legato.

 

スタッカートも悪いことではないし、素晴らしいことですが、レガートが歌えると(とても難しいことですが)、声に良いことがたくさんあるのです。

 

First of all, getting technique over into your songs is one of them.

 

まず最初の一つは、テクニックが曲に使えるようになることです。

 

I know a lot of you are studying and working hard on your vocal technique exercises. And maybe it's going great. You see that you're making tons of improvement with your voice in technique. But it's not translating over into songs like you want. One of the reasons why is missing some legato. So that's one thing.

 

みなさんの多くはヴォーカルテクニックのエクササイズを勉強し、熱心に取り組んでいることと思います。それがうまくいって、テクニックの練習ではとてもうまく声が出せるようになったかもしれませんね。でも、そのテクニックが思うように曲に活きてきません。その理由の一つは、(曲を歌う時に)レガートが欠けていることでしょう。これが一つです。

 

There's also if you have legato it will reduce the squeeze or excessive compression that might be in your voice.

 

次に、レガートで歌えば、してしまっているかもしれない、声の締め付けや過剰なコンプレション* を減らすこともできるでしょう。

 

*訳注:過剰なコンプレッションというのは、声帯を必要以上に締め付けてしまっている状態のことです。

 

You'll also have a more effortless sound. You'll be able to sing longer phrases. It's going to demand that your breath support, you're holding of air back with the body, is increased. It's going to give you greater control over your voice overall.

 

それから、無理なく声が出せるようにもなるでしょうし、長いフレーズも歌えるでしょう。息の支え(体の中に息を保つこと)も高まるでしょうし、全般的な声のコントロールも増すことでしょう。

 

And then finally legato singing tends to be more beautiful than anything else. So you're going to have a more beautiful sounding voice if you can master your legato.

 

最後に、レガート唱法は他のどの唱法よりも美しいものです。ですから、レガートをマスターできれば、より美しく響く声を手に入れることができます。

 

So you want all these things in your voice. I'm sure you do.

 

以上のことは、全て声に欲しいことですよね。間違いないでしょう。

 

曲例:ビートルズの「イエスタデイ」

 

So what I'm going to do right now is show you some legato in a song. And then we're going to do an exercise in a minute.

 

では次に、曲中でのレガートをお見せしていきましょう。そのあとすぐにエクササイズをやっていきます。

 

So I'm going to take Yesterday by the Beatles and show you how legato works in some songs. Here we go.

 

ザ・ビートルズの「イエスタデイ」を例にとって、曲中でどのようにレガートが使われるかを見ていきましょう。

 

(Song)

 

(歌)

 

So now that's a legato song. It's very smooth, the lines are long and it's graceful as the lines go on.

 

この曲はレガートの曲ですね。とても滑らかで、フレーズは長く、美しく続いていきます。

 

But what if I miss some of my legato? What if I have a little legato problem? What might happen is something like this...

 

ここで、もしレガートが欠けるとどうなるでしょうか?レガートに少し問題があるとどうなるでしょうか?起こり得るのはこんな感じのことです。

 

(Song)

 

(歌 - 途切れ途切れに)

 

Now you heard the difference? I allowed myself to not have as good of legato. How did I do it? I let myself lock up on the consonants more than I did the first time.

 

違いは聴き取れましたか?レガートがあまりうまくないような感じで歌ってみました。どうやったのかと言うと、最初に歌った時よりも子音で声が止まってしまうようにしたのです。

 

And that's the the key thing that gets in the way of people's legato, is locking on the consonants. Take a listen again...

 

シンガーのレガートを邪魔する主な原因は、子音で声を止めてしまうことにあります。もう一度聴いてみてください。

 

“Why she had to go, I don’t know” “Had to go, I don’t know” “Why she had to go I don’t know”

 

「ホワイ・シー・(子音で途切れ途切れに)ハド・トゥー・ゴー・アイ・ドン・ノウ」「(子音で途切れ途切れに)ハド・トゥー・ゴー・アイ・ドン・ノウ」「(滑らかに)ホワイ・シー・ハド・トゥー・ゴー・アイ・ドン・ノウ」

 

So If I let myself be smooth through the consonants and not lock on each one, I get a greater legato line.

 

子音を滑らかに通過して、それぞれ止めないようにすると、より優れたレガートのフレーズになります。

 

So you guys totally hear it in a song. Legato versus getting locked up and interfering with the legato line.

 

というわけで、曲中でのレガートをはっきりと聴くことができましたね。「レガート」対「子音で声を止めてレガートのフレーズを邪魔すること」でした。

 

エクササイズ:止まりがちな子音を使って「ボーゴードー」

 

So now what I'm going to do is create a very mean exercise for you where I give you some consonants that we tend to lock up on, and give you a chance to move smoothly through them. This is going to give you a chance to practice being legato in a very unfriendly situation.

 

それでは、とても意地悪なエクササイズを作ったので、みなさんにやってもらいましょう。レガートを止めてしまう傾向のある子音を使って、その間を滑らかに移動する練習です。レガートで歌いにくい状況でも滑らかに歌うための練習になるでしょう。

 

So this exercise is crazy. We're going to do “Boh Goh Doh”. “Boh Goh Doh”. The b, the g, and the d are all things that we tend to get locked on when we sing. So it's going to be weird.

 

このエクササイズはヤバいですよ。「ボーゴードー」をやっていきます。「ボーゴードー」。BとGとDは全部、歌う時にレガートが止まってしまう傾向にある子音なので、変な感じになるでしょう。

 

We're going to do this... “Boh - Goh - Doh” With the tendency of course being... “Boh - Goh - Doh” And having all that [tension] in the consonant. But you're going to do... “Boh - Goh - Doh” And get those locked consonants to be smooth.

 

こんな感じです。「ボーゴードー」。なりやすいのは、言うまでもなく、この感じです。「(途切れ途切れに)ボッゴッドッ」。子音で声を緊張させてしまいます。でも今からやるのは「(滑らかに)ボーゴードー」です。声を止めがちな子音を滑らかにしましょう。

 

So guys are gonna be down here... [piano] Ladies up here... “Boh - Goh - Doh” And here we go together, legato.

 

男性は下で(ピアノ)女性は上で「ボーゴードー」。それでは一緒にレガートをやっていきましょう!

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

Awesome job. So that was a challenge. I know it's a tongue twister. I know it's very easy to get locked up on stuff. But that gives you a big old challenge for getting legato through a tough situation.

 

よくできました!今回のエクササイズはチャレンジでしたね。早口言葉のようなもので、声がすごく止まりやすかったと思いますが、やりにくい状況でもレガートを手に入れるための、大きなチャレンジでした。

 

So I think you guys see it - the importance of legato and some ways to navigate it in challenging setups. And I know it's going to make a huge difference in your voice, Aaron and all, if you master those legato skills in your technique exercises and also in your song work.

 

というわけで、レガートの重要性と、やりにくい状況でもうまくレガートで通り抜ける方法がわかったかと思います。そして、レガートの技術をテクニックのエクササイズや曲の練習でマスターできれば、アーロンさんやみなさんの声に大きな変化がもたらされることでしょう。

 

終わりに

 

So I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you've got questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問があれば、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you don't lose the joy, don't lose the passion, get with a great voice teacher in your area or if you guys are in the New York City area or you want to Skype with one of our staff, you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーを見つけましょう。ニューヨークでレッスンを受けるか、NYVCのスタッフとスカイプをしたければ www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。

 

And I also encourage you to download our free app. It's for iPad, iPhone, hopefully more in the future. A lot of great resources, tips, articles, great stuff to help you guys get to the next level with your singing voice.

 

無料のアプリもダウンロードしてみてくださいね。iPhone/iPad用ですが、他の機種にも今後対応できればと思います。たくさんの教材や歌のコツ、記事などがあり、みなさんが自身の歌声を次のレベルへと持っていけるよう応援しています。

 

Or if you like these videos you can also visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

それか、動画を気に入ってもらえたのなら www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてくださいね。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回はレガートに関してのエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

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ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

レッスンについて

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また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

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Ep. 57「声帯結節」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード57「声帯結節」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 57 "Vocal Nodes and Nodules" - Voice Lessons To The World

エピソード57「声帯結節」

 

元の動画はこちら

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目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 57 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード57へ!このショーでは世界中のみなさんからの質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:親友が声帯結節になってしまって、自分も不安…

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Tess. Y in Lincoln, Nebraska.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はネブラスカ州リンカーンのテス・Yさんから来ています。

 

And Tess writes, “Dear Justin, I’m 16, and my best friend just got vocal nodes. I’m very scared that this will happen in my voice. What can I do?”

 

ジャスティンさん、こんにちは。私は16歳なのですが、親友が声帯結節になってしまいました。自分にも起こるのではないかと不安です。どうしたらいいですか?」

 

Now Tess, that’s a fantastic question. And I thank you for asking it because so many singers are scared of getting vocal nodes. So what we’re going to do today is talk about “What is a node?” and also “How can you prevent this problem from happening in your voice?”.

 

テスさん、素晴らしい質問ですね。声帯結節になるのを怖がっているシンガーは多いですから、聞いてくれたことに感謝します。というわけで今回話していくのは、「声帯結節とは?」「この問題が起こるのを防ぐにはどうしたらよいのか?」です。

 

1. 声帯結節とは?

 

So, what’s a node? A node is short for “Nodule”. And a nodule or node is a king of bump. We don’t just get one node or one nodule. It’s always plural. It’s always nodes or nodules.

 

まず始めに、声帯結節とは何でしょうか?「ノード(結節)」は「ノジュール」の略で、結節とはこぶのようなものです。結節ができるときはいつでも、一つではなく複数です。*

 

*訳注:”a node” “a nodule” ではなく “nodes” “nodules” である、の意味です。 

 

Now the vocal cords are ingenious design. They’re made up of mucus and cells and even muscle. And what happens is as the breath passes through the larynx, the vocal cords kind of do a wave like motion.

 

声帯の設計というのは見事なものです。声帯は粘膜や細胞、筋肉でできていて、息が喉頭(のど)を通ると、声帯が波のような動きをするようになっています。

 

Now let’s say there’s a problem with one of the vocal cords. It kind of got a roughed up,  it’s a bit swollen, irritated, there’s a spot on it that’s a little puffy. Then, with repeated vocal pushing and force, this spot is going to be pushed into the other vocal cord.

 

仮に声帯の片方に問題が起きたとしましょう。でこぼこし、腫れ、ひりひりし、少し膨らんだ箇所がある感じです。そこに声を無理やり押し出すことが繰り返されると、この箇所はもう片方の声帯に押し付けられることになります。

 

And we get a slamming - slamming, slamming, slamming, slamming, slamming. Eventually, this vocal cord is going to start to thicken as well. Now we have two thickenings or two nodes. And now we hear a problem.

 

そして、バタン、バタン、バタン…と閉じられると、次第にこちらの声帯も腫れ始めます。こうして二つの腫れ、二つの結節ができると、声に問題が出てきます。

 

Now the vocal cords don’t make such good contact anymore because of these nodes, because of this bump. Really, it’s just the vocal cords trying to protect themselves from injury but it ends up in a vocal problem that we can hear.

 

この結節、こぶのせいで、もはや声帯はうまく接し合うことができなくなります。実際これは、声帯が自分で怪我から身を守ろうとしているだけのことなのですが、最終的には声の問題が聞かれることになります。

 

2. 問題があるかどうか気付くには

 

So, how do we know if we have this problem? I want you guys to know that vocal nodes are not usually a short term thing.

 

では、どうすればこの問題に気付けるのでしょうか?みなさんに知ってほしいのは、声帯結節は通常、短期的に起こることではないということです。

 

You’re allowed to have a bad vocal day. If you’re sick, you’re going to have some vocal problems a little bit. If you pushed your voice around or yelled one day, you’re going to have some vocal problems the next day.

 

うまく声が出せない日があるのはしょうがないことです。(風邪などの)病気であれば、少し声の問題があることでしょうし、声を酷使したり叫んだりしたら、次の日に声の問題があることでしょう。

 

But it’s not a short term thing. You don’t just push your voice around once and then you have nodes suddenly. Now it’s more of a long term thing.

 

でも結節は短期に起こることではありません。ある日声を酷使したら、急に結節になった、ということはないのです。もっと長期的なことなのです。

 

Similarly, you’re going to not be able to get rid of the vocal problem. So if you have one or two bad vocal days, you don’t have nodes. But if you had two, three weeks or months of vocal problems, then that’s more of an indication that you might have nodes or another problem.

 

同様に、結節がある場合は声の問題を取り除くことができないはずです。問題が一日や二日のことであれば、結節はありません。でも二、三週間とか、数ヶ月も問題が続くようなら、結節や他の問題があることの兆候である可能性が高いでしょう。

 

So, how do we hear that we have nodes or a problem? 

 

次に、結節や声の問題があると声はどうなるのでしょうか?

 

First of all, you might lose some of your head voice or falsetto if you’re a guy. It’s really the equivalent - falsetto for men and head voice for women. But up top, if you lost notes that you once had, that might be an indication of nodes.

 

まず最初に、ヘッドヴォイス(男性であればファルセット)が出せなくなるかもしれません。男性のファルセットは女性のヘッドヴォイスに相当します。こういった上の方の、以前には出せた音が出せないのは、結節の兆候かもしれません。

 

It could be in any register, though. Any notes that you once had that are now suddenly gone and you can’t get them back, that is an indication of nodes.

 

これはどの声区でも起こり得ることでもあります。以前に出せた音が突然出せなくなり、元に戻らないのなら、それは結節の兆候でしょう。

 

There also might be a change to your vocal quality. It used to be clear and strong and light, but now it’s low and raspy and groggy. That is a kind of sign, too, that you have vocal nodes especially if you can’t get rid of them.

 

声の質も変わるかもしれません。透き通り、力強く、軽かった声が、低く、耳障りで、不安定な声になったりします。直らないとしたら、これも結節の兆候の一つでしょう。

 

Another thing is a sort of air leak that we hear when folks have nodes. So, I try to make a clean sound, “AH”, but instead I get “(H)AH, (H)AH”. I can’t do “AH”, but “(H)AH”. I always get that air leak in my singing or in my speaking. That’s an indication, too, that there could be a problem.

 

もう一つは、結節がある人には息漏れのような声が聞かれることです。「アー」と、はっきりした声を出そうとしているのに、「(かすれた声で)ハー、ハー」となってしまいます。「アー」ができずに「(かすれた声で)ハー」と、歌う時もしゃべる時もずっと息が漏れてしまいます。これも声に問題があることの兆候の一つです。

 

3. 声帯結節が起こるのを防ぐには

 

So, let’s talk about how to prevent nodes from happening, Tess.

 

それでは、テスさん、結節が起こるのを防ぐ方法について話しましょう。

 

One of the biggest things is that we don’t want to be pushing volume, right? If you are in loud crowds, or there’s loud music, you have to speak over these crowds consistently.

 

一番大事なことの一つは、大声を出さないようにすることです。騒がしい環境に居たり、音楽がうるさかったりすると、絶えずそれを超える声量でしゃべらなければなりません。

 

That’s something that can lead to nodes, right? Because you’ve got, maybe a bump or something, then you’re constantly pushing, pushing, pushing your voice over that volume. This can cause a problem.

 

これは結節になり得ることですよね。声帯にこぶか何かがあったとして、その上で絶えずその音量に勝つように声を押し出し続けるからです。これでは問題になり得ます。

 

Another thing is in your singing voice. If you have to get louder in order to go higher, that’s a bad technique. And if you keep pushing and keep getting louder and louder as you go up, this is going to be something that can wear out the vocal cords and cause nodes.

 

もう一つは歌声のことです。高い声に行くに従って声を大きくしていかなければならないとしたら、それはダメなテクニックです。上に行くに従って声を大きくし、押し出し続ける歌い方では、声帯を疲れさせ、結節を引き起こしてしまうかもしれません。

 

You also need to be a little bit careful when you are sick or when your voice is swollen. It’s not wrong to sing when you’re sick. But you have to make sure you’re not pushing. That’s when there’s some extra swelling to the cords and we know that that’s the kind of thing that can lead to nodes.

 

それから(風邪などの)病気の時や、声帯が腫れている時も気をつけたほうがいいでしょう。病気の時に歌うのは間違ったことではありませんが、声を押し出さないように注意しなければなりません。こういう時は声帯がいつもより腫れていますから、これが結節を起こし得る類のことなのはわかりますよね。

 

Now, I should also tell you guys that women have more of a problem with nodes than men. Men can get nodes too, but women gets nodes more often, especially young women.

 

もう一つ伝えておきたいのは、女性の方が男性よりも結節の問題が起こりやすいということです。男性も結節になりますが、女性、特に若い子は、より結節になりやすいのです。

 

Tess, it sounds like you’re in high school. And younger women can tend to get nodes more often than anybody else. Your voice is changing a lot at that period of time in your teenage years.

 

テスさん、あなたは高校生のようですね。若い女性はそれ以外の人達よりも結節になりやすい傾向があります。ティーンエイジの期間は声が大きく変わる時ですからね。

 

So that’s actually a time to make sure that you’re not doing only loud belting. It’s not wrong to belt, but you don’t want to only be doing that. You also want to watch the volume in your speaking voice.

 

ですから、若いうちは大きな声のベルティング* だけをやり続けることがないようにしましょう。ベルトで歌うのは間違ったことではありませんが、それだけしかやらないのはダメです。それからしゃべり声の声量にも気をつけましょう。

 

*訳注:ベルティング(ベルト)とは、チェストヴォイスに聞こえるような力強い声で高い声を歌うこと。

 

And then there’s also this issue - speaking on the vocal fry all the time. This is something that can also tire out the voice. We know that vocal fry isn’t bad. But if you’re only talking in the vocal fry all the time, that can also wear out your voice and contribute to nodes.

 

それからこの問題もあります - ずっとヴォーカルフライ* でしゃべり続けることです。これも声を疲れさせてしまいます。ヴォーカルフライ自体が悪いものでないのは知っていますよね。ただ、いつでもヴォーカルフライだけでしゃべり続けているとしたら、声は疲れてしまい、これも結節の一因となり得ます。

 

*訳注:ヴォーカルフライとは、チェストヴォイスのさらに下にある、「ガラガラ」という声の声区のこと。ジャスティンの声を聞けばどんな声かわかるでしょう。

 

4. 声帯結節になってしまったら

 

So, finally, what if you already have nodes? What if you know that you have a problem with your voice?

 

では最後に、既に結節になってしまっている場合や、声に問題がある場合はどうすれば良いのでしょうか?

 

Well, you could see a vocal doctor. This is not a bad idea, right? Sometimes vocal nodes require surgery. But don’t worry. First thing to do is not be afraid, right? So many singers have overcome vocal nodes and gone on to do just fine. So don’t be afraid.

 

その場合は、声のお医者さんに診てもらいましょう。悪くないアイディアですよね?声帯結節には手術が必要な時もあります。でも心配しないでください。まずは恐れないことです。声帯結節を乗り越えて、その後問題なく歌い続けたシンガーはたくさんいますから、恐れないでくださいね。

 

But go ahead and see a doctor. And they’re going to tell you what you can do. An ENT, your nose and throat doctor can help you to discover whether or not you have a vocal problem.

 

まずはお医者さんに診てもらいましょう。何をすればいいか教えてくれるでしょうから。耳鼻咽喉科の先生なら、声に問題があるかどうかが見つかるように診てくれるでしょう。

 

But usually vocal nodes or other vocal injuries can be overcome with great technique and some vocal rest. So if you can rest your voice and then focus on building a great head voice, great mix, not pushing your voice around but really focusing on good vocal technique, you will be able to overcome vocal nodes.

 

通常、声帯結節やその他の声のけがは、素晴らしいヴォーカルテクニックと声の休息によって乗り越えることができます。声を休ませ、素晴らしいヘッドヴォイスやミックスを育て、声を乱暴に扱わず、良いヴォーカルテクニックに集中することができれば、声帯結節を乗り越えることができるでしょう。

 

終わりに

 

So, Tess and all, I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you've got questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

というわけで、テスさん、みなさん。今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion. Be good to your voice, treat it well so that you can avoid vocal nodes or other injuries. Don’t push it around.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。声を守り、声帯結節や声のけがを避けられるように、声を大切に扱いましょう。決して乱暴に扱わないようにしてくださいね。

 

Get with a great voice teacher in your area. Or if you guys are in the New York City area or you’d like to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーを見つけましょう。ニューヨークでレッスンを受けるか、NYVCのスタッフとスカイプをしたければ www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。

 

We also encourage you guys to download our free app. It's for iPhone, iPad and hopefully more in the future. Or you can visit us at www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

無料のアプリもダウンロードしてみてくださいね。iPhone/iPad用ですが、他の機種にも今後対応できればと思います。それか www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてください。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

------------------------------------------------------

 

以上、今回は声帯結節に関してのエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

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ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

ニューヨーク仕込みのエクササイズを、ぜひ体感してみてください!

 

ヴォーカルレッスンのお問い合せ、お申し込みはウェブサイトからどうぞ。

 

レッスン概要

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Ep. 56「リフの歌い方その3:夢中になること」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード56「リフの歌い方その3:夢中になること」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 56 "How To Riff 3: Becoming Obsessed" - Voice Lessons To The World

エピソード56「リフの歌い方その3:夢中になること」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com



目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 56 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード56へ!このショーでは世界中のみなさんからの質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from our good old friend, Alexa J. from Newark, New Jersey.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問は、懐かしい名前ですね、ニュージャージー州ニューワークのアレクサ・Jさんから来ています。

 

今週の質問:リフの歌い方の続きを教えて!

 

And Alexa writes, "Dear Justin, can you teach me how to riff?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。リフ* の歌い方を教えてくれませんか?」

 

訳注:リフとは、いわゆるフェイク(和製英語)のこと。メリスマやランなどとも言いますが、これは一つの母音の中で複数の音の間を移動し、素早く歌うテクニックのことです。

え?よくわからん!という人はホイットニー・ヒューストンマライア・キャリースティーヴィー・ワンダーブライアン・マックナイトなどの歌手を聴いてみましょう!たくさんの音の間を一気に移動して、かっこいい歌い方をしているのが聴けると思います。

 

And Alexa, yes, we hope to do just that in our continuation of our series here on how to riff. And it's been a little while since we've talked about riffs together.

 

そうですね、アレクサさん。リフの歌い方のシリーズの続きとして、今回はこれをやりたいと思います。以前にリフのことについて話してからだいぶ時間が経ってしまいましたね。

 

1. 夢中になること

 

But today what I'd like to talk about is becoming obsessed. Yeah, that's right. We need to be obsessed with riffs if we want to get good at them.

 

今回お話ししたいことは「夢中になること」です。そうなんです。リフがうまくなりたければ、それに夢中になる必要があります。

 

It's kind of a misunderstanding and a misthinking that people are either good at riffs or they're not that a voice is just an agile voice or it's not an agile voice. This is a big mistake.

 

もともと持っている声が素早い声だとか、素早くないだとかで、リフが上手か下手か決まる、というのは誤解で、誤った考えです。これは大きな間違いですよ。

 

That's like saying that people who are good at riffing just sort of came out of the womb and all of a sudden looked at the doctor and... “Whoa whoa whoa whoa” No! That of course did not happen, right?

 

それだと、リフがうまい人は、お母さんのお腹から出てくるなりすぐにお医者さんを見て「(リフを使って)ウォーウォーウォーウォー」と歌える、と言っているようなものです。いやいや、そんなことはもちろんあり得ないですよね。

 

Anybody that is good at riffs whether they've been taught or whether it's just on their own has taken riffs and obsessed about them to a certain extent.

 

リフが得意な人というのは、教わったにしろ自分で見つけたにしろ、ある程度はリフを夢中になって観察したことがあるはずです。

 

2. リフの落とし穴

 

Many many singers want to sing very difficult riffs like Christina Aguilera or Mariah Carey or Brian McKnight, and they don't actually take the time to learn how to break them down.

 

クリスティーナ・アギレラマライア・キャリーブライアン・マックナイトのような、とても難しいリフを歌いたいシンガーは多いでしょうが、それを分解する方法を学ぶ時間は取っていないものです。

 

They just sort of slop through them and the notes are not precise and they're not really actually on every pitch. They never took the time to break it down, to go slow with it, and to make sure every note is right. If you can do that I can pretty much guarantee eventually you're going to be a very good riffer.

 

それだと、ぬかるみを歩いているようなもので、音は正確でないし、実際にピッチを取れていないのです。リフを分解して、ゆっくり練習し、全ての音を正しく出すようにする時間を取ったことがないのでしょう。逆にこれさえできれば、次第にとても良いリフが歌えるシンガーになっていくと言ってほぼ間違いないでしょう。

 

3. リフはそんなに難しくない

 

Riffs are not actually so hard. We talked about it in the past about them being based on the pentatonic scale. It's a very simple scale, it's really only five notes with a couple bluesy notes thrown in there.

 

リフはそんなに難しいことではありません。五音音階に基づいているということは、以前に話しましたよね。とてもシンプルな音階で、少しブルースっぽい音が入るのを除けば、本当に五音だけなのです。

 

So if you can get good at the patterns within simplicity, you're going to be a great riffer. But it takes finding riffs that you understand first, breaking those riffs down and then speeding them up. So that's what we're going to do today. I'm going to show you what I mean by this.

 

ですから、このシンプルなパターンがうまくできるようになれば、リフがうまく歌えるシンガーになれることでしょう。まずはできそうなリフを見つけることから始めて、それを分解したあと、速くしていきます。今回やっていくのはこれです。どういうことなのか説明していきましょう。

 

曲例:ジャクソン5の「アイル・ビー・ゼア」

 

First we're going to go with a song that you probably know. "I'll Be There" by the Jackson 5. So let's check this out together. We have...

 

まずはみなさんが知っているであろう曲をやっていきます。ジャクソン5の「アイル・ビー・ゼア」です。一緒に見ていきましょうね。次のフレーズです。

 

“You and I must make a pact

We must bring salvation back

Just call my name, and I’ll be there

I’ll be there, I’ll be there”

 

(歌)(最後のフレーズでリフを使って)

 

Whoa. Now that one was cool. “I’ll be there“ I like that one. Maybe I'll work on that one.

“There, there, there…”

 

 

おおー。今のはかっこよかったですね。「(リフを使って)アイル・ビー・ゼア」これはいいですね。練習してみましょうか。「ゼア、ゼア、ゼア…」

 

And I'm obsessed with that riff. And I have it, I have it perfectly. It will always be in my arsenal of riffs from now until the end of time.

 

このリフを夢中になり、完璧に掴みます。そうすれば、この先ずっと、このリフを自分の武器にできるのです。

 

And it's so exciting to have found that riff and broken it down. Now I'm gonna do that for you right now. I'm just going to show you this riff and you're going to see it's not really that complicated even though it's a cool one. So check it out...

 

こういうリフを見つけて分解するのはとても楽しいことですから、今度はみなさんと一緒にやっていきましょう。こんなにかっこいいリフでも、そんなに複雑ではないのがわかると思います。見ていてくださいね。

 

It's 2 - 3 - 2 - 1 - 2 - 1. “There”

 

(音階の)2 - 3 - 2 - 1 - 2 - 1で、(ピアノと歌で何回か繰り返して)「ゼア」です。

 

So you can see how easy of a riff that one really is. It's just a couple little notes that we're moving back and forth quickly.

 

今のでこのリフがいかに簡単かがわかったことでしょう。いくつかの音を素早く前後しているだけです。

 

So if you can get it perfectly, if you can get precise, then you're going to have that in your riff skills and then you can move on to some of the harder ones that I know you love.

 

そして、これを完璧に、正確にできれば、リフの技術の一つとして身に付けることができるし、さらに、あなたの好きな、もっと難しいものにも挑戦できることでしょう。

 

「アイル・ビー・ゼア」でリフのエクササイズ

 

But let me show you how this can inspire you even to do it in an exercise. We're going to create a vocal exercise right now together, based on that great song by The Jackson 5.

 

これを応用すれば、エクササイズにすることもできるんですよ。ジャクソン5の名曲をもとにヴォーカルエクササイズを作ったので、一緒にやっていきましょう。

 

So this is gonna be way, way down in the basement but you guys are going to sing with me.

 

ずっと下の方の音から始めます。私と一緒に歌っていきましょうね。

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

Fantastic. So now you see how you can look at just one little riff, become obsessed, break it down, slow it down, speed it up, put it back into the song, change the key, make an exercise out of it - all kinds of ways where you can take these little riffs that you hear and make yourself a master of them through obsession, okay.

 

素晴らしい!これで練習の手順がわかったことでしょう。一つのリフをよく見て、夢中になって観察し、分解し、ゆっくり歌い、速くしていき、曲に戻って、キーを変え、リフのエクササイズを作る - こういった方法を使い、夢中になって観察することで、一つ一つのリフをマスターしていくことができます。

 

And so with that, know that it's not like you have to do this with every single riff ever. Once you've done it with a few you're going to see how repetitive riffs are.

 

この方法を使えば、全てのリフに対してこの手順をし直さなくてもいいことがわかるでしょう。いくつかやってしまえば、似たものの繰り返しが多いことに気付くはずです。

 

The same ones appear in tons of R&B and pop songs and so then you've got a bunch in your arsenal. You're going to see how similar all of them are and it won't take you so long in the future.

 

同じようなリフは、あらゆるR&Bやポップの曲の中で何度も何度も使われているので、他でも使える武器になります。そのうちみんな似ていることに気づくでしょうし、そこまでたどり着くのにそんなに長くもかからないでしょう。

 

終わりに

 

So Alexa and all, I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you've got questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

というわけで、アレクサさん、みなさん。今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

And so we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, don't lose that obsession, don't let people tell you that you can't sing. You and I both know it's just not true.

 

歌う喜びや情熱、そして夢中になって観察する力を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。それが本当ではないのは、私もあなたも知っていることですから。

 

Find a great voice teacher in your area. Or if you guys are in the New York City area or if you want to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

------------------------------------------------------

 

以上、今回はリフの歌い方に関してのエピソードでした。いかがでしたか?

ご意見、ご感想はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

newyorkvocalcoaching.com

 

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このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

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ヴォーカルレッスンのお問い合せ、お申し込みはウェブサイトからどうぞ。

 

レッスン概要

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Ep. 55「あごと舌:重大な離婚」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード55「あごと舌:重大な離婚」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 55 "Jaw/Tongue: The Great Divorce" - Voice Lessons To The World

エピソード55「あごと舌:重大な離婚」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody! My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 55 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over the world.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード55へ!このショーでは、世界中のみなさんからの質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:あごと舌は分けた方が良い?

 

And I'll give you a chance to ask questions later but our question for this week comes from Chun K. in Tianjin, China.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問は中国・天津のチャン・Kさんから来ています。

 

And Chun writes, "Dear Justin, I've heard that the jaw and the tongue should not operate together when we sing. What does this mean?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。歌う時にあごと舌は一緒に動くべきではないと聞きました。これはどういうことですか?」

 

1. 不健全な関係

 

Now Chun that's a spectacular question. And it's true, the jaw and the tongue really operate together a lot. They sort of are married together when people sing.

 

チャンさん、素晴らしい質問ですね。これは本当のことで、あごと舌が一緒に動いてしまうことはよくあります。歌う時にあごと舌は結婚してしまっている、という感じです。

 

And it's not the blessed, positive, happy, healthy kind of marriage. No. it's always been a very unhealthy relationship.

 

でもこの結婚生活は、恵まれていて、ポジティブで、幸せで、健康的なものではありません。違います。ずっと不健全な関係だったのです。

 

And, the jaw and the tongue - they were never meant to be together. I mean it just was all wrong from the very start. I mean they're always in each other's way.

 

あごと、舌。一緒になることはない運命だったのです。最初から間違っていたのでしょう。二人はそれぞれの道を行かなければならないのです。

 

The tongue tries to do a simple L, “LAH”, and the jaw comes along for the ride, “LAH”. Or the jaw tries to do a simple Ah vowel, “AH”, and the tongue comes along for the ride, “AH”.

 

舌がシンプルに「ラー」とLを発音しようとしても、あごが邪魔をして「(あごを動かして)ラー」となってしまったり。あごがシンプルに「アー」の母音を発音しようとしても、舌が邪魔をして「(舌を引っ込めて)アー」となってしまったり。

 

And it just is causing all kinds of problems for the voice. I mean limited vocal range, overall tension in the sound, vowels don't even sound like themselves anymore, registration problems, breaks and cracks, songs with a lot of words in them are very difficult to sing.

 

そしてこれはあらゆる声の問題を引き起こしてしまいます。声域の制約や、全般的な声の緊張、母音の曖昧さ、声区の問題、声の裏返り、早口な歌の歌いづらさなどです。

 

And you know I personally feel bad for the "little people"- the larynx and the vocal cords. I mean they're just trying to do their job. Meanwhile the jaw the tongue are always at it together and they can't even do it.

 

それから、個人的には、小さい子たち - 喉頭(のど)と声帯に同情してしまいます。彼らはそれぞれの役割を果たそうとしているのに、あごと舌がいつも一緒にいるので、それすらできないのです。

 

2. 重大な離婚

 

So, I mean... I hate to be the bearer of bad news Chun, but I think we've got to separate these two for good. So today I officially declare jaw and tongue, divorced.

 

つまり、その…。悪い知らせを伝える役にはなりたくないのですが…。チャンさん。この二人を永遠に別れさせなくてはならないと思うのです。ですから、正式に宣言します。今日を持ってあごと舌は離婚します。

 

Now it's very sad of course. We never like to see that. But I think there's hope. I think we can get the jaw and the tongue independent and functioning back on their feet again together.

 

これはもちろん、悲しいことです。見たくはなかったことですよね。でも、希望はあります。あごと舌を独立させて、それぞれの足で歩めるように戻すことができると思うのです。

 

And I think if we do we're going to really improve the voice in an incredible way. So today, two exercises- One where the tongue gets to be awesome on its own, independent of the jaw for once. And, same thing, the jaw gets a chance to be awesome, independent of the tongue for once.

 

そうすれば、信じられないくらい、声はよくなると思うのです。ですから今回は、二つのエクササイズをします。一つは舌をあごから独立させるもの、もう一つはあごを舌から独立させるもので、それぞれをよくしていきます。

 

エクササイズ:舌の独立

 

So our first exercise is going to be for just the tongue, okay. We're going to do a 1-2-3-2-1 on KANA. So the tongue is just going to move without the jaw. KANA - KANA - KANA. Right?

 

それではまず最初に、舌のエクササイズをやっていきましょう。「カナ」を1-2-3-2-1(の音階)でやっていきます。あごを動かさずに舌を動かしてくださいね。「カナカナカナ」。

 

Just like this... “KANA - KANA - KANA - KANA - KANA” See it? And now ladies up here... “KANA - KANA - KANA - KANA - KANA” Just the tongue, no jaw. Here we go...

 

こんな感じです。「カナカナカナカナカナ」大丈夫ですか?女性は上で、「カナカナカナカナカナ」。舌だけで、あごは無しです。行きましょう!

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

So nice. So, that was great. The tongue got to be back on its feet, independent of the jaw.

 

いいですね!素晴らしかったです。舌があごから独立して、自分の足で歩み始めましたね。

 

エクササイズ:あごの独立

 

Now how about the jaw? We can't neglect the jaw. This exercise is going to be just the jaw moving, tongue totally out of the equation. With BE. Okay, we're going to do BE - BE - BE. Make sure that jaw just gets to be really free and active. And the tongue, out of there.

 

では、あごはどうでしょうか?あごも無視できませんよね。次のエクササイズではあごを動かして、舌は完全に無視してください。「ベー」で行きましょう。「ベーベーべー」。あごが自由に動くようにしましょう。舌は関係ありません。

 

So BE - BE - BE on an 8-5-1, BE. Just like this. “BE - BE - BE” Right? That's guys. And ladies up here... “BE - BE - BE” Okay? Here we go...

 

それでは「ベーベーべー」を8-5-1(の音階)でやりましょう。こんな感じです。「ベーベーべー」男性はこの高さで。女性は上で、「ベーベーべー」です。行きましょう!

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

Fantastic. So there, the jaw got the chance to do all the work with no tongue involved. 

 

素晴らしい!舌に関係なくあごを動かすエクササイズができましたね。

 

So I know in some ways this has been a really sad day. You never like to see a breakup. But I think overall it's for the best. Right, Chun? And, right everybody?

 

今回はなんだか悲しいエピソードでした。別れは見たくないものですよね。でもお互いのことを考えたら、これがベストだと思うのです。そうですよね?チャンさん、みなさん。

 

I mean it's great to see the tongue moving freely and independently without the jaw, and the jaw moving freely and independently without the tongue. I just know that causes a major growth for people singing to see that kind of freedom.

 

舌があごから独立して自由に動く様や、あごが舌から独立して自由に動く様を見られるのは、素晴らしいことだと思います。こういった自由が、シンガーに大きな成長をもたらすことでしょう。

 

終わりに

 

And so I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you have questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com

 

というわけで、今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

And we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, don't let people tell you that you can't sing. You and I both know it's just not true.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。それが本当ではないのは、私もあなたも知っていることですから。

 

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I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回は舌とあごの独立に関してのエピソードでした。いかがでしたか?

ご感想、ご意見、ご質問はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

newyorkvocalcoaching.com

 

www.youtube.com

 

ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

ニューヨーク仕込みのエクササイズを、ぜひ体感してみてください!

 

ヴォーカルレッスンのお問い合せ、お申し込みはウェブサイトからどうぞ。

 

レッスン概要

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お問い合せ、お申し込み

https://www.takahisasatomusic.com/contact

Ep. 54「魔法の『イー』」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード54「魔法の『イー』」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 54 "The Magic EE" - Voice Lessons To The World

エピソード54「魔法の『イー』」

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody. My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 54 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード54へ!このショーでは世界中からの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:母音について教えて!

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Arnold C. in Lublin, Poland.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はポーランド、ラブリンのアーノルド・Cさんから来ています。

 

And Arnold writes, “Dear Justin, I loved your video on ‘The Deadly I’. And I was wondering could you do more videos on the vowels?” 

 

ジャスティンさん、こんにちは。『強敵:アイ』の動画が好きでした。他の母音に関する動画もやってもらえませんか?」

 

Well, thank you so much, Arnold, for that kind encouragement. And yes, indeed. We will do videos on the other vowels.

 

アーノルドさん、優しいお言葉をありがとうございます。そうですね、やりましょう。今後も様々な母音の動画を作っていきます。

 

1. 魔法の「イー」

 

But today, my very, very favorite vowel, the magic EE. Okay, so the EE vowel is just so, so great. And voice teachers and singers often consider it to be a sort of magical vowel.

 

ただ今回は、私の大好きな母音、魔法の「イー」をやりましょう。「イー」の母音はとっても素晴らしいんです。ヴォイス・ティーチャーやシンガーの中には、これが魔法の母音だと考える人もたくさんいます。

 

The reason why this is true is if you can do a great EE vowel, things tend to go really well for the voice and really well in the universe. If there’s problems with the EE vowel though, there tends to be some kind of limitations. 

 

その考えが正しい理由は、「イー」の母音をうまくできれば、声は良い方向に向かい、全てがうまくいく傾向にあるからです。逆に「イー」の母音に問題があると、限界が出てくる傾向にあります。

 

So today we’re going to talk about how to do a great EE vowel and what that can mean for your voice which, I promise, is some magical stuff.

 

ですので、今回はこの素晴らしい「イー」の母音の歌い方と、これがあなたの声にどういった意味を持つのか(魔法のような効果があると約束しますよ)について話していきましょう。

 

どうして「イー」はすごいの?

 

So, first why is the EE vowel so awesome? Because it totally is.

 

まず最初に、「イー」の母音が素晴らしいのはなぜでしょうか?本当に素晴らしいんですよ。

 

他の母音よりも声帯をくっつけてくれるから

 

One reason is the EE vowel has more compression than the other vowels if you’re doing it properly.

 

その理由の一つは、「イー」の母音を正しくやれば、他の母音よりも声帯をくっつけた状態にできるからです。

 

And what that means is as we’re going up the voice tends to want to flip to falsetto if you’re a male or head voice if you’re a female as you’re going higher. But the compression that’s naturally in the EE vowel is very good for preventing that crack from happening.

 

どういうことかというと、声は高く行くにしたがって、男性ならファルセットに、女性ならヘッドヴォイスに裏返る傾向があるからです。でも「イー」の母音にもともとあるコンプレッション* が、裏返りを防ぐのにとても役立ってくれます。

 

*訳注:コンプレッションとは、声帯がどれくらいくっついているかの度合いのこと。

 

So you can often go higher with the EE vowel than with the other vowels if you’re doing it right. That’s one thing.

 

ですから、正しくできていれば、他の母音よりも「イー」の母音の方が高いところまで行けることがよくあるのです。

 

舌が高いポジションにあるから

 

The other thing is singers often struggle with some tension in the tongue and jaw and some compensation. We hear it right away with the EE vowel if there’s something going wrong.

 

もう一つは、舌やあごの緊張や、その埋め合わせに苦しんでいるシンガーが多いことです。「イー」の母音を聞けばすぐに、何かが間違っていると気付くことができます。

 

If the singer can do “EE”, things are going well. But if something like “EE” “EE” happens, then we know that there’s a problem with the tongue or the jaw.

 

シンガーが「(純粋な母音で)イー」とできるなら、うまく行っていると言えます。でも「(舌を引っ込めて)イー、イー」となっているなら、舌やあごに問題があることに気付くことでしょう。

 

So a great EE vowel will be the front of the tongue forward touching just behind the bottom teeth, and the back of the tongue lifted very high and tall. “EE”. That’s the EE vowel that we’re really looking for.

 

舌先が前に行き、下歯のちょうど後ろにくっついて、なおかつ舌の後ろ側はとても高く持ち上げられているのが、素晴らしい「イー」の母音です。「イー」。これが目指している「イー」の母音です。

 

声に自然な明るさを与えてくれるから

 

Now, the next thing about an EE vowel that’s so, so great is it gives us the brightness and the ringing sound that we love in voices.

 

次に「イー」の母音に関して言えるのは、この母音が、耳に心地良い明るさや、はっきりとした響きを声に与えてくれるということです。

 

Now we like to have the dark sound of the voice, too. But we often want the bright to be present.

 

もちろん声には暗い(深い)要素もあった方がいいですよね。でも声の明るさも持てるようにしたいのです。

 

And singers get the brightness of their voice sometimes by pushing, sometimes by raising the larynx too high, by compressing the cords, or by spreading the mouth. There’s lots of ways to get the sound too bright.

 

明るさを得ようとして、声を押し出したり、喉頭(のど)を高く持ち上げたり、声帯を締め付けたり、口を広げたりするシンガーもいます。明る過ぎる声になってしまう歌い方はたくさんありますね*。

 

*訳注:ここでジャスティンが言っているやり方だと、確かに明るさは得られるかもしれませんが、理想的なものではない、という感じです。

 

But the EE vowel gives you a natural brightness because it’s our brightest vowel. So if you do the EE vowel well, your voice will just have a great brightness to it because of that magic EE.

 

でも「イー」の母音は母音の中でも一番明るいものなので、自然な明るさを声に与えてくれます。ですから「イー」の母音がうまくできれば、その魔法の力があなたの声に素晴らしい明るさをもたらしてくれるでしょう。

 

よくある問題

 

Now, let’s talk about some problems with the EE vowel.

 

では次に、「イー」の母音の問題点について話していきましょう。

 

口を広げ過ぎる

 

One thing that people do is spread it out too much even though it doesn’t need to be. A lot of singers will do “EE” when really we were just looking for “EE”.

 

一つは、必要もないのに口を広げ過ぎてしまうことです。「(純粋に)イー」としたいところを「(口の幅を広げて)イー」としてしまうシンガーは多いものです。

 

Again, it’s the front of the tongue forward and touching just behind the bottom teeth. And the back of the tongue lifted, “EE”. So we don’t need to do “EE”. This will cause some problems.

 

もう一度言いますが、舌先は前へ持っていき、下歯の後ろに触れるようにします。そして舌の後ろ側は持ち上げると、「イー」です。ですから「(口の幅を広げて)イー」とする必要はありません。これだと問題が出てきてしまいます。

 

声をきつくし過ぎる

 

Next, the EE vowel could be too tight. It could squeeze too much or it doesn’t really help us to keep the larynx stable. So make sure you’re not over compressing your EE vowel.

 

次に、「イー」の母音は声をきつくし過ぎることがあります。声帯を締め付け過ぎたり、喉頭を不安定にさせたりしてしまいます。ですから「イー」の母音を締め付け過ぎないようにしましょう。

 

Don’t squeeze it as an “EE, EE”. We don’t need all that extra compression. Just that natural compression of a pure EE vowel is enough. So watch that you’re not squeezing the larynx up or squeezing the cords too tight with the EE.

 

「(きつい声で)イー、イー」と締め付けないように。声帯を過剰にくっつける必要はありません。純粋な「イー」の母音の、自然なコンプレッションで十分ですから、喉頭を締め付けて持ち上げたり、声帯を過剰に締め付けたりしないように注意しましょう。

 

ちゃんと「イー」と言えているかどうか

 

Now the next thing is, is the vowel itself? So many people think that they’re doing EE but they’re really not. And this is the major problem with the EE.

 

さて次は、ちゃんとその母音になっているか?です。「イー」と発音していると思っても、できていない人は多いのです。これは「イー」の母音で起こる大きな問題です。

 

So many people will do either “EE” and we have a retracted tongue where the front is moving back, “EE”. Watch out for that because that’s stabilizing the larynx with your tongue. We don’t want this “EE”.

 

一つは舌先が後ろに下がってしまい、「(舌を引っ込めて)イー」としてしまうことです。舌で喉頭を固めてしまっているので、気を付けましょう。この「イー」はしたくないものです。

 

And the other thing is people will try to do “EE” and end up with “IH, IH” or even “EH” where the back of the tongue is dropping.

 

もう一つは「イー」と発音しようとしているのに、「(イとエの中間くらいで)イー、イー」とか、最悪「エー」と、舌の後ろ側が落ちてしまうことです。

 

Both of these things, the “EE” and the “EH”, is either the front or the back of the tongue stabilizing the larynx and then all manner of problems start to happen.

 

この「(舌を引っ込めて)イー」と「(舌の後ろ側が落ちて)エー」の二つは、舌の前側か後ろ側のどちらかが喉頭を固めてしまうことで、こうなるとあらゆる問題が起こり始めます。

 

If we can keep the front forward and the back tall “EE”, then we’ve got our EE vowel in place.

 

舌先を前に、後ろ側を高く保ち「イー」とできれば、それが正しい「イー」の母音です。

 

曲例:アメリカ国歌の「星条旗

 

Let me just show you a classic example of where the EE vowel goes wrong. The American Star-Spangled Banner which is so, so hard for singers to sing often.

 

それでは「イー」の母音がまずい方向に行ってしまう、典型的な例をお見せしましょう。アメリカ国歌の「星条旗」は歌うのがとても難しい曲* ですね。

 

*訳注:一般的に言って、日本人にとって「君が代」の次に馴染みのある国歌はアメリカの国歌でしょう。「星条旗」は歌うのが難しいことで有名で、「君が代」を歌うのに必要な声域が1オクターブと2度なのに対して、「星条旗」は1オクターブと5度(!)も必要です。特にこの後ジャスティンが歌う部分は、フレーズの最後の音が曲の最高音で、しかも難しい「イー」の母音という鬼門です。

アメリカの様々なイベントで歌われる「星条旗」ですが、この歌がうまく歌えるかどうかはある意味でわかりやすい歌手の実力の尺度となります。興味のある方は The Star-Spangled Banner で検索してみてください。個人的には、女性なら Whitney Houston, 男性なら Brian McKnight がお勧めです。 

 

We’ve got the end, “O’er the land of the free” Oh man, I really spread it out. “O’er the land of the free” Oh no! I didn’t need to go wide with it.

 

曲の最後を歌ってみましょう。「オア・ザ・ランド・オブ・ザ・(口を横に広げて)フリー」やっちまった、(口を)広げ過ぎた。「オア・ザ・ランド・オブ・ザ・フリー」オー・ノー!広げる必要はなかったのに。

 

Or singers sometimes do, “O’er the land of the FREH” “FREH” Right? Now that’s not even the vowel. That doesn’t sound all that bad, but “FREH” - that’s an EH vowel. So I had to compensate with my tongue.

 

それか「オア・ザ・ランド・オブ・ザ・(母音を変えて)フレー」「フレー」とやってしまうこともあります。もう「イー」の母音じゃないですよね。声は悪くないですが、「フレー」だと「エー」の母音ですよね。舌で埋め合わせをしてしまっています。

 

“O’er the land of the free” If I’m singing the EE vowel properly, I get a nice ringing sound and it’s very effortless. It stays connected, it stays bright, and it’s easy to do. “O’er the land of the free” And there’s my EE vowel in the great place.

 

「オア・ザ・ランド・オブ・ザ・フリー」と、正しく「イー」の母音を歌えれば、無理なく声を鳴り響かせることができます。裏返らず、明るさを保ち、なおかつ楽に歌えます。「オア・ザ・ランド・オブ・ザ・フリー」。このように「イー」の母音を良い位置に持っていきましょう。

 

エクササイズ:魔法の「イー」

 

Now just with our I vowel, we had an exercise that helped combat the problems of the vowel that we’re working on. So we’re going to do that again today.

 

さて、「アイ」の母音の時は、その母音の問題に打ち勝てるようなエクササイズをやりましたね。ですから今回ももう一度それをやっていきましょう。

 

This time, with “GWEEN”. G-W-E-E-N, “GWEEN”. The “G” is going to get your tongue in the right place. And the “W” is going to prevent you from spreading. And the “N” is going to help you keep the air inside the head.

 

今回は「グウィーン」です。G-W-E-E-N で「グウィーン」。Gは舌を正しい場所に持っていってくれます。Wは口を広げないように防いでくれます。そしてNは息を頭の内側(鼻腔)に保つように促してくれます。

 

So we’re going to do “GWEEN, GWEEN, GWEEN” together on a 5-3-4-2-1, “GWEEN”. And this is going to help you get your EE vowel in the right place.

 

それでは一緒に、「グウィーン、グウィーン、グウィーン」を5-3-4-2-1(の音階)でやっていきましょう。「イー」の母音が正しくできるように促すものです。

 

So, guys, you are going to be right here, “GWEEN, GWEEN, GWEEN…”. And ladies up here. “GWEEN, GWEEN, GWEEN…”. And we’re going to do this together and feel the magic of the EE vowel. So here we go!

 

男性はこの高さで、「グウィーン、グウィーン…」女性はこの上で、「グウィーン、グウィーン…」。一緒にやっていき、「イー」の母音の魔力を感じましょう。では行きます!

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

Great, great stuff! So, that will help you keep your EE vowel in the magical place and start learning what it feels like to do a really proper EE vowel. And like I say, it’s going to make all right with the voice and all right with the universe, too.

 

よくできました!このエクササイズなら「イー」の母音を魔法の場所に保てるし、正しい「イー」の母音がどういう感覚なのかを学ぶきっかけも作れるでしょう。お伝えしているように、これで声は良くなっていき、全てがうまくいくようになることでしょう。

 

終わりに

 

So, Arnold, thank you so much for your great question. And I hope that’s been helpful for you today as singers. If you guys have questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

というわけで、アーノルドさん、素晴らしい質問をありがとうございました。今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, don’t let people tell you you can’t sing because you and I both know it’s just not true.

 

それから、歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ」などとは誰にも言わせないでください。それが本当のことではないのは、私もあなたも知っていることですから。

 

Get with a great voice teacher in your area. Or if you guys are in the New York City area or you want to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーを見つけましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプをしたければ www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。

 

I also encourage you to download our free app. It's for iPhone and iPad. A lot of free resources, tips, articles, videos - so many things there to help you guys grow to next level as singers. So check that out. Or you can visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

無料のiPhone/iPadアプリもダウンロードしてみてくださいね。教材、歌のコツ、記事や動画など、シンガーのみなさんが次のレベルへと成長できるように応援する内容が盛りだくさんです。チェックしてくださいね。それか www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてください。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

------------------------------------------------------

 

以上、今回は「イー」の母音に関しての翻訳でした。いかがでしたか?

ご感想、ご意見、ご質問はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

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翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

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そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

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Ep. 53「シンガーの食事法」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード53「シンガーの食事法」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 53 "The Singer's Diet" - Voice Lessons To The World

エピソード53「シンガーの食事法

 

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目次

 

Hi everybody. My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさん、こんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 53 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード53へ!このショーでは世界中からの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:声に悪い食べ物、良い食べ物とは?

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Maria C. in Shreveport Louisiana.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はルイジアナ州、シュリーヴポートのマリア・Cさんから来ています。

 

And Maria writes, "Dear Justin, are there foods that I should avoid as a singer? And are there foods that can help me?”

 

ジャスティンさん、こんにちは。シンガーにとって避けるべき食べ物とはなんでしょうか?それから、声に良い食べ物はありますか?」

 

1. シンガーの食事法

 

Now that's an awesome question, Maria. And so today we're going to be talking about the singer's diet and really looking at foods that can help and foods that might be harmful. We get this question all the time so I'm so thrilled to be able to answer this for you today.

 

とても良い質問ですね、マリアさん。今回はシンガーの食事法について話していき、声に良いものと悪いものを可能性として見ていきましょう。いつもいただく質問なので、今回お答えできてとても嬉しく思います。

 

But before we look at what could be good and what could be bad, I want this kind of singer's diet to be a fear-free and a guilt-free kind of diet.

 

何が良くて何が悪いのかを見ていく前に、まずは食べ物に関する心配や罪悪感から解放されるようにしましょう。

 

Too many singers are concerned that if they eat this or that food, it's going to destroy their voice, they're never going to have a singing career, there's too much fear attached to the voice in general.

 

「これを食べたら声がダメになるのでは」「歌のキャリアが台無しになるのでは」などという不安が植え付けられ、心配に思っているシンガーは多いものです。

 

And so we don't want our diet to just be another thing that's causing stress, fear, and anxiety about the glory of singing. We just want to be wise about what foods were taking into our body.

 

ですから、食事が歌に関するストレスや恐怖、不安を与えるような要素にならないようにしたいのです。何を体に摂り入れるかについては賢くありたいですね。

 

There's no food that is inherently destructive and there's no food that's just going to be a magical cure. Great vocal technique is always the king. And we want to just be wise though about what foods we’re eating.

 

本質的に声に有害な食べ物なんてありませんし、魔法のように声を治す食べ物もありません。優れたヴォーカルテクニックを持つことが一番です。でも何を食べるかについては賢くありたいですよね。

 

Now, some of these things will really affect people and other people are different and it won't affect them so much. There are singers that are more sensitive dietarily than others. So really listen to your body and find out which of these things applies to you. And know that everybody is different.

 

食べ物に影響されやすい人もいますし、ほとんど影響されない人もいて、人それぞれです。人よりも何を食べるかに敏感なシンガーもいます。自分の体の声を聞いて、どれが当てはまるかを見つけましょう。人それぞれだということを覚えておいてください。

 

2. 気を付けた方がいい食べ物

 

That being said, we've got the good news and the bad news. So why don't we start first with the bad news, okay.

 

前置きはここまでとして、これから良いニュースと悪いニュースをお伝えします。まずは悪い方から始めましょうか。

 

So here are some foods that we want to be mindful of that could be harmful, okay.

 

次に挙げるのは、気を付けた方がいい、声に悪影響を及ぼしかねない食べ物です。

 

胃酸逆流を引き起こす食べ物

 

First is foods that could cause acid reflux. Acid reflux is one of the number one killers of the voice. It can cause damage to the voice, it really can, and it can certainly cause swelling and fatigue.

 

まず最初は、胃酸逆流を引き起こす食べ物です。胃酸逆流は最も声に危険なものの一つです。実際、声にダメージを与えて、声帯を腫れさせたり、疲労させたりします。

 

Now this is different than the acid reflux that you feel if you have heartburn, that can contribute. But that's gastrointestinal reflux. We're talking about esophageal reflux.

 

ちなみに今話している胃酸逆流は、胸焼けを感じる時のそれとは異なります。一因とはなり得ますが、それは胃腸で起こる逆流のことです。今話しているのは食道で起こる逆流のことについてです。

 

This is a kind of reflux that is harder to know about. You kind of maybe feel fatigued, you feel a little scratchy, you feel like you always have to clear your throat, maybe like there's something that you have to cough. These are symptoms of acid reflux.

 

この逆流症はより気付きにくいものなんです。疲れやかゆみを感じたり、いつも咳払いをしなければならないように感じたり、何か中にあって咳をしたいように感じたりします。こういったことが胃酸逆流の症状です。

 

Now there are many foods that could be causing you acid reflux. And if you have acid reflux you may want to see a doctor to help you control some of the acid.

 

胃酸逆流を引き起こす食べ物はたくさんあります。症状がある場合は、胃酸逆流を抑えられるようにお医者さんに診てもらうのがよいかもしれません。

 

But some foods that can cause acid would be spicy foods, citrus, foods that have excessive sugar, excessive fats, fried foods, often caffeine and alcohol, and even dairy products can be all contributors to too much acid in your diet which can cause acid reflux.

 

この症状を引き起こす食べ物は、辛い物、柑橘類、甘過ぎる物、脂肪が多過ぎる物、揚げ物、カフェインやアルコール、乳製品などです。これらの食品は胃酸を過多にし、逆流をもたらすものとなり得ます。

 

So that's the number one thing to be watching out for is which of these foods is causing potential acid reflux issue in the voice.

 

ですから、どの食べ物が胃酸逆流を起こし得るのかに注意しましょう。これは一番に気を付けたいことです。

 

水分を奪う食べ物

 

Now another issue that can be existing is hydration issues - too much caffeine, too much alcohol, or an excessive salty diet. All of these things can dry out the body.

 

次の問題は、水分に関することにあります。カフェインやアルコールの摂り過ぎ、塩分の多過ぎる食べ物などです。こういったものは体から水分を奪ってしまいます。

 

The vocal cords rely on their slippery moist surfaces. So if the body is dry, the surfaces of the cords may be dry and this can cause some problems. So we want to make sure that we don't have foods that dehydrate. 

 

声帯の働きはその表面の湿り気と滑らかさによって決まります。体が乾燥している時は、声帯の表面も乾いている可能性があり、それが問題になるかもしれません。ですから、体から水分を奪うような食べ物は摂らないようにしましょう。

 

粘液(鼻水や痰)を作る食べ物

 

Then finally, this is less of a big deal although people think of it as a bigger deal, foods that cause mucus.

 

最後に、みなさんが思っているのに比べれば大きな問題ではないのですが、粘液* を作る食べ物の問題があります。

 

*訳注:鼻水や痰などのこと。

 

Like, say, dairy and sugary products can often cause mucus for the voice. And that isn't quite as negative as the hydration and the acid problems. But on the other hand if you have a mucus issue, you don't want to just be drinking a big milk and then going out on stage and you're going to have all that gunk that you don't want to deal with.

 

例えば、乳製品や砂糖を含む食品などは粘液を作りやすいです。水分不足や胃酸逆流に比べたらそれほど有害なことではありません。ですがその反面、もし粘液のことで悩んでいるのなら、ステージに立つ前にたくさん牛乳を飲んで、いらないネバネバがあるような状態にはしたくないでしょう。

 

So it's more of an annoyance than a problem, but be cautious if you have foods that are causing you mucus to be careful with that before you have a lesson or before you go out on stage.

 

これは問題というより邪魔者という感じですが、気になる場合は、レッスンやステージの前に粘液を作る食べ物を摂らないように気を付けましょう。

 

3. 声に良い食べ物

 

Now the good news! Here are some foods that I would highly recommend for your overall vocal health and growth.

 

次は良いニュースです!声の健康と成長のためにお勧めする食べ物を紹介しますね。

 

水 -  グランドチャンピオン!

 

First of all, the grand champion, water, right. We know that having a great amount of water throughout the day is very helpful. And we don't need to overdo this. Some people actually drink too much water.

 

まず最初は、グランドチャンピオンの「水」です。一日を通して十分な水分補給をするのがとても声に良いことはご存知でしょう。飲み過ぎる必要はありませんよ。中には水分を摂り過ぎる人もいますからね。

 

But water first thing in the morning, water before you sing, during, or while you're practicing or having a lesson is very important. And just staying hydrated all the time is very very healthy for you and definitely for your voice.

 

ただ、朝起きたらまず一杯、そして歌う前や(練習やレッスンなどの)歌っている間にも水を飲むことはとても大切です。体の水分をいつでも保っておくことは、体にも声にもとても良いことでしょう。

 

抗炎症作用のある食べ物

 

Now also anti-inflammatory foods are another thing that can help reduce swelling and keep your overall immune system and your vocal health at its peak.

 

次に、抗炎症作用のある食べ物は声帯の腫れを抑え、免疫システムや声の健康を最高の状態に保ってくれるでしょう。

 

Anti-inflammatory foods are often things like fruits and vegetables. A lot of singers swear by apples as something that can reduce swelling and inflammation. So check that out. You can look for lists of anti-inflammatory foods. They're very healthy for you overall, but they're definitely healthy for your voice as well.

 

抗炎症作用のある食べ物は、例えば果物や野菜などです。りんごが声帯の腫れや炎症を抑えてくれると信じているシンガーは多いですね。試してみましょう。抗炎症作用のある食べ物のリストを探すのもいいでしょう。体全般の健康にとてもいいのですが、声の健康にも間違いなく良いことでしょう。

 

痛みを和らげる食べ物

 

Now there's also foods that are soothing, right? Things like warm tea with lemon and honey. A lot of singers swear by this. This is true, this does give you a soothing effect on the musculature of the instrument.

 

それから、痛みを和らげる食べ物もありますね。あったかいレモンティーや蜂蜜などです。これを信じているシンガーも多いですが、事実、声の筋肉の痛みを和らげる効果があります。

 

And honey and lemon also have some anti-inflammatory and healing properties as well. So honey, tea, and lemon can definitely soothe the voice.

 

蜂蜜やレモンには抗炎症作用と治癒力もありますから、間違いなく声の痛みを和らげてくれることでしょう。

 

タンパク質 - 声の筋肉のために

 

Then finally, I highly recommend having a great balance of protein in your diet.

 

そして最後に、食事の中にバランスよくタンパク質を取り入れることを強くお勧めします。

 

Now we don't think of the voice as muscular but it is. We're trying to work out the thyroarytenoid. Whoa. The cricothyroid. Whoa. The lateral cricoarytenoid. Whoa. We're trying to get these muscles buff and live and functional. They're muscles just like any other muscle in the body. So we need to have protein in order to keep them strong and functioning at their best.

 

みなさんは声のことを筋肉だとは思っていないでしょうが、実際、声は筋肉です。甲状披裂筋(!)や、輪状甲状筋(!)、外側輪状披裂筋(!)* を鍛えようとしているのです。トレーニングでこれらの筋肉を強く、生き生きと機能させようとしているのですよ。これは体の他の筋肉と同じことですから、強さや機能性を保つためにタンパク質を摂取しましょう。

 

*訳注:発声の時に使われる主な筋肉の種類を言っています。

 

So I highly recommend protein in your diet overall, but definitely after you've practiced or had a great lesson or sung a performance. It's nice to replenish the system with some protein that you're going to need.

 

食事にタンパク質を取り入れることは全般的にお勧めしますが、特に練習やレッスン、歌のパフォーマンスの後にはよく効くことでしょう。声のシステムに必要となるタンパク質を補給するのは素晴らしいことですね。

 

終わりに

 

So these are some suggestions that I have for a great singer's diet. Again no fear about any of these things. Just observe your body, find out what works best for you and for your singing voice.

 

というわけで、以上が私のお勧めする、シンガーの食事法でした。もう一度言いますが、心配しなくても大丈夫ですよ。よく体を観察して、あなたとあなたの声にとってベストなものを見つけましょう。

 

And Maria and all, I hope that's been helpful for you guys today as singers. If there's questions that you'd like to see us answer on the show, you can send an email to Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

マリアさん、みなさん。今回の内容がシンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

So we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion, eat a great diet that you've designed for you, a great singer's diet.

 

それから、歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。自分に合った食事法を見つけて、実践するようにしましょう。

 

Get with a great voice teacher in your area. If you guys are in the New York City area or you want to Skype with our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーを見つけましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプをしたければ www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。

 

And I also encourage you to download our free app, it's for iPhone, iPad, hopefully more in the future. A lot of great resources, tips, articles, videos there to help you guys grow as singers. Or you can check out www.VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

無料のiPhone/iPadアプリ(他の機種でも使えるようにできればと思います)もダウンロードしてみてくださいね。教材、歌のコツ、記事や動画など、シンガーのみなさんの成長を応援する内容が盛りだくさんです。それか www.VoiceLessonsToTheWorld.com にアクセスしてみてくださいね。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

 

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以上、今回は食事法に関しての翻訳でした。いかがでしたか?

ご感想、ご意見、ご質問はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 *2019年10月現在

 

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ブログの運営者について

このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

レッスンについて

動画や文章に触れて自分で練習するだけでも声を改善していくことはできますが、一人ではわからないこともあると思います。そういう時はぜひ直接レッスンを受けてみてください!

僕のレッスンではニューヨークで学んだことを活かして、クライアントのみなさんが声をより自由に使えるように、一人一人に合わせたエクササイズを提供しています。

また、ヴォーカル技術の向上と併せて、アレンジャー・ソングライターとしての視点から、スタイルを作っていくお手伝いをしています。

そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

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Ep. 52「太陽神経叢(みぞおち)」【VLTTW翻訳】

今回はジャスティン・ストーニーによる「ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールド」の翻訳シリーズ、エピソード52「太陽神経叢(みぞおち)」です!どうぞお楽しみください ;)

 

Ep. 52 "The Shiny Solar Plexus" - Voice Lessons To The World

エピソード52「太陽神経叢(みぞおち)

 

元の動画はこちら

www.youtube.com


目次

 

Hi everybody. My name is Justin Stoney and I'm the founder of New York Vocal Coaching here in New York City.

 

みなさんこんにちは!ニューヨーク・ヴォーカル・コーチング創設者のジャスティン・ストーニーです。

 

Welcome to episode 52 of Voice Lessons To The World, the show where we want to help you guys as singers by answering your questions from all over the world.

 

ようこそ、ヴォイス・レッスンズ・トゥー・ザ・ワールドのエピソード52へ!このショーでは世界中からの歌に関する質問に答えていくことで、シンガーのみなさんを応援していきたいと思います。

 

今週の質問:太陽神経叢(みぞおち)とは?

 

And I'll give you a chance to ask questions later, but our question for this week comes from Alex M. in Bruges, Belgium.

 

みなさんが質問する機会についてはあとで説明するとして、今週の質問はベルギー、ブルージュのアレックス・Mさんから来ています。

 

And Alex writes, "Dear Justin, I once heard a singing teacher talk about the importance of the solar plexus. But I never understood it, can you explain it?"

 

ジャスティンさん、こんにちは。歌の先生が太陽神経叢(たいようしんけいそう - みぞおちのこと)* の重要性について話しているのを聞いたことがあるのですが、理解できませんでした。これについて説明してもらえませんか?」

 

1. 太陽神経叢

 

Okay yes, Alex, yes I can. The solar plexus. This is about the biggest deal I can possibly think of. And I'm so thankful that you asked this, because I'm gonna hype this up for you guys. You better buckle up, the solar plexus can change your life.

 

いいでしょう、アレックスさん。説明しましょう。太陽神経叢。考え得る中で最も重要なことです。この質問をしてくれたことに感謝します。というのも…飛ばして行きますから、シートベルトを締めて。太陽神経叢はあなたの歌手生活を変えるかもしれませんから。

 

This is one of the most important things in all of singing. It can revolutionize your voice. I could go on and on about this following thing. I'm just thrilled to give you guys this information because this is a voice changer, my friends. The solar plexus.

 

太陽神経叢は歌うこと全般において最も重要なことの一つです。あなたの声を根本から変えてしまうかもしれません。このこと関してはずっと話していられますよ。この情報を伝えられることにワクワクしているのは、みなさん、これがあなたの声を変え得るものだからです。太陽神経叢。

 

Okay, what is it? The solar plexus is essentially your upper ab region, right in through here. This is kind of the area where if you got punched in the gut you could really get the wind knocked out of you.

 

さて、太陽神経叢とは何なのでしょうか?太陽神経叢は腹筋の上部、(上腹部を指して)この辺りにあります。この部分に衝撃が与えられると、横隔膜が麻痺して呼吸困難になってしまいます。

 

Now in the medical world and in anatomy this is called the celiac plexus. It's the same thing. But the anatomical world would call it the celiac plexus. But it's also known as the solar plexus, which means "sun". We need a shiny solar plexus, okay.

 

医学や解剖学では「シリアック・プレクサス」と呼ばれていますが、同じことです。「シリアック・プレクサス」は「ソーラー・プレクサス」としても知られており、これは「太陽」を意味します。太陽神経叢は輝いているようにしたいものなのです。

 

It's actually a bundle of nerves that's right in through here. So you've got the sternum this is hard. And then right here it gets soft. This is the solar plexus area.

 

このあたりには神経が束になっているので、すぐ上に固い胸骨があります。でもその下のここは柔らかいのです。これが太陽神経叢です。

 

2. 上腹部を鍛えすぎると…

 

Now dancers, weightlifters, people who've done a lot of crunches sometimes have a really tight solar plexus and upper abdominal region.

 

ところで、ダンサーやウェイトリフター、たくさん腹筋運動をしてきた人などは、太陽神経叢や上腹部が固くなってしまっていることがあります。

 

Now it's not so bad to be built in the ab region. Not bad at all. But if it's so tight that it's always gripped and this core strength is just always tight, a lot of times those folks have a lot of problems singing. And that's not a coincidence.

 

鍛えられた腹筋を持つことは悪いことではありませんが、もしこのコアの部分がいつも固く締め付けられているのだとしたら、歌に支障が出てしまうことが多いです。そしてこれは偶然ではないのです。

 

The solar plexus region is actually an indirect muscle pair with the larynx and with the backs of the cords, the interarytenoid muscles. Whoa, okay.

 

太陽神経叢は、喉頭(のど)の筋肉や声帯の後ろ側、披裂間筋(!)と間接的なペアになっています。

 

And so to be too tight and squeezed in through here is to be, often, too tight and too squeezed on the inside of the larynx.

 

つまり、太陽神経叢がきつく締め付けられている時は、喉頭の内側もきつく締め付けられていることが多いのです。

 

So knowing how to breathe and to produce sound absent of the solar plexus' squeeze, is such a big deal, like I said, that it's crazy.

 

ですから、太陽神経叢を締め付けずに呼吸や発声をすることは、先ほど言ったように、ものすごく大事なことなのです。

 

呼吸の練習:太陽神経叢

 

So I'm going to show you guys something today that I really hope that you try. We're going to try it together but I really hope you take this and run with it for the rest of your singing life.

 

これからお見せすることは、みなさんにもぜひトライしてほしいと思います。一緒にやってきますが、今後もずっと、歌う時はこの呼吸法を使うようにしてほしいと思います。

 

Okay, now we've done some breathing together before but we're going to focus today on the solar plexus. Here's what I want to see, watch as I press into my solar plexus with my hand. If I breathe properly I get this... This comes out. And then as I exhale, watch this... It comes out again.

 

さて、これまでもいくつか呼吸の練習はしてきましたが、今回は太陽神経叢に集中します。見ていてくださいね。太陽神経叢を手で押してみます。正しく呼吸ができていれば、この部分が出てきます。そして息を吐く時 - 見てくださいね。また出てきます。

 

This is one of the only things in all of singing that does the same exact thing, ideally, on the inhale as well as the exhale.

 

歌において、息を吸う時も吐く時も全く同じ動きをするのは、太陽神経叢くらいのものです。

 

Watch again, I inhale open... And then I'm going to exhale, also open.

 

もう一度見てください。息を吸って、開いて。そして吸う時も開きます。

 

Now I'm not pushing this out. It's because I've allowed my upper abs to be just so free that they are taken by the breath pressure.

 

押し出しているわけではありません。上腹部を自由にすることで、息の圧力によって開いているのです。

 

So I inhale and I exhale and these guys just say "I'm done" and they pop out. Right?

 

息を吸ったり、吐いたりする時に太陽神経叢が「もういいや」と言って飛び出すだけです。

 

This means I have a very, very free solar plexus region. And it also means that I'm engaging my exhale from very, very low. Which is also, as we know, a very important thing for singing.

 

これは太陽神経叢の部分をとても自由にさせているということです。息をとても低いところから吐いているということでもあります。これも歌う時にとても重要なことですよね。

 

Now I'm going to have you guys first try this with me and then we're going to put it to an exercise. And I can almost promise you that you're going to feel a physical difference in your sound production just by trying this trick, okay.

 

それではまず、私と一緒にこの呼吸法にトライして、その後これをエクササイズに落とし込んでいきましょう。この呼吸法を使えば声の出の違いを体感することになると保証できる、と言っても過言ではないでしょう。

 

And then I also want you to apply this, like I say, for the rest of your life, please. Because it's going to be so, so great.

 

そしてぜひ、これから先もずっとこの呼吸法を使ってほしいと思います。とても優れた技術ですからね。

 

Now here we are together, you're just going to press in here right into the solar plexus. Again, it's not the sternum it's below there, it's soft.

 

それではみなさんご一緒に、太陽神経叢に手を当て、押してみましょう。胸骨ではなくて、その下の柔らかい部分です。

 

Okay, then you're going to inhale, belly's going to come out and then you're going to exhale and this should pop.

 

そして息を吸いましょう。お腹が膨らんだら、次は息を吐きましょう。太陽神経叢が飛び出したら正解です。

 

So here we go a few times, try it. It's gonna be hard for some just try it for me right now. Here we go... Press in and go ahead, inhale. Nice, and then hiss. And pop. Good job.

 

何回かやってみましょう。難しいかもしれませんが、ひとまずやってみましょうね。行きます。手を当て、押して、息を吸う。いいでしょう。そしてら「スー」っと息を吐きます。すると飛び出す。いいですね。

 

Here we go again, inhale open, exhale. Good job.

 

もう一度、息を吐いて、広げ、吐き出す。いいでしょう。

 

Now you can also keep the sternum a little tall when you do this. It will help you to not squeeze down. That's the tendency to exhale and squeeze down instead of exhale and pop out.

 

これをする時は胸骨を少し高く保つのがよいでしょう。締め付けないように促してくれます。息を吐く時にこの部分が飛び出すのではなく、締め付けられてしまうような傾向がありますからね。

 

Try it again. Inhale, belly opens. Exhale, this pops. And here we go we're just going to do it one more time. Inhale, belly opens. Exhale, pop it out.

 

もう一度やってみましょう。お腹を広げて。息を吐くと、飛び出す。もう一回行きますよ。吸って、お腹を広げて。吐いて、飛び出します。

 

Fantastic, I think you're already getting the hang of it. But work with it until you can coordinate it so that this does the same thing on both the inhale and the exhale. Now you've tried it, you've learned what it feels like to have a very free solar plexus on your exhale breath.

 

素晴らしい!もうコツは掴めたかと思いますが、吸う時も吐く時も同じことができるようになるまで練習していきましょう。息を吐く時に太陽神経叢を自由にする感覚を学び、体験することができましたね。

 

エクササイズ:「マー」を1-2-3-4-3-2-1の音階で

 

Now I'm just going to take the simplest of possible exercises. Just a 1-2-3-4-3-2-1 on MA. And I just want you guys to concentrate on the solar plexus.

 

それでは、できる限りシンプルなエクササイズを選んでやっていきましょう。「マー」を1-2-3-4-3-2-1(の音階)でやります。太陽神経叢に集中してくださいね。

 

You can keep a hand down here if you want but keep a hand here too. And you're going to do it like this. So you feel this guy pop out as you sing.

 

お腹に手を当ててもよいですが、太陽神経叢にも当ててください。こういうふうにやりましょう。歌いながら太陽神経叢が飛び出すのが感じられるようにします。

 

Now here's what it's gonna be, guys down here... “MA” And ladies up here... “MA”

 

こんな感じです。男性は下で、「マー…」女性は上で、「マー…」

 

And we're just going to do, like I say, 1-2-3-4-3-2-1, holding right here the whole time, feeling it expand as you sing. So here we go, inhale…

 

1-2-3-4-3-2-1の音階のあいだ、太陽神経叢に手を当て続け、歌いながらこの部分が広がるのを感じられるようにしましょう。それでは行きます。息を吸って…

 

(Exercise)

 

(エクササイズ)

 

Awesome work. Okay so that's it. I know you're going to have to work with that a little bit to incorporate that into your exercises and then also into your song work and maybe you might even just try doing it a little bit on your own with some hisses or maybe even an "S-H", shhh, at first just to get the mechanics of it.

 

とてもいいですね!今回は以上です。エクササイズや歌に取り入れるには少し練習が必要かと思いますが、まず最初は感覚を掴むために、ヒス* の練習や「シュー」と息を吐く練習をするのもよいかもしれませんね。

 

*訳注:ヒスとは英語のSの音で「スー…」と長く息を吐く練習のこと。詳しくはこちら

 

But I promise you guys if you implement this into your voice, the solar plexus being shiny as the brightest sun, that's going to change your singing, change your life.

 

太陽のように輝く太陽神経叢を声に取り入れれば、あなたの歌手生活が変わることになると約束しますよ。

 

終わりに

 

So Alex thank you for enlightening us on this great topic of the solar plexus. And I hope that's been helpful for you guys today as singers. If you have questions that you'd like to see us answer on the show you can send an email to, Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com.

 

ということで、アレックスさん。太陽神経叢という、とても勉強になる素晴らしいトピックを持ち出してくれてありがとうございました。シンガーのみなさんの役に立てばと思います。このショーで答えてほしい質問がある場合は、 Questions@VoiceLessonsToTheWorld.com にメールしてくださいね。

 

And we just encourage you don't lose that joy, don't lose that passion. Don't let people tell you that you can't sing because you and I both know it's just not true. Keep your singing shiny.

 

歌う喜びや情熱を失わないようにしましょう。「ヘタクソ!」などとは誰にも言わせないでください。それが本当のことではないのは、私もあなたも知ってることですから。太陽のように輝く声で歌いましょう。

 

Get with a great voice teacher in your area. If you guys are in New York City or if you want to Skype with one of our staff you can visit us at www.NewYorkVocalCoaching.com.

 

あなたの住む地域で素晴らしいヴォイスティーチャーを見つけましょう。ニューヨークにいるか、NYVCのスタッフとスカイプをしたければ www.NewYorkVocalCoaching.com にアクセスしてみてください。

 

We just encourage you to download our free app, it's for iPhone, iPad, hopefully more in the future. A lot of great resources, tips, articles, things to help you guys as singers to build your voices. Or you can visit www.VoiceLessonsToTheWorld.com

 

無料のiPhone/iPadアプリ(他の機種でも使えるようにできればと思います)もダウンロードしてみてくださいね。このアプリには教材や歌のコツ、記事など、シンガーのみなさんが声を鍛えられるように応援する内容がたくさん入っています。それか www.VoiceLessonsToTheWorld.com にもアクセスしてみてくださいね。

 

I'm Justin Stoney. We'll see you next time.

 

ジャスティン・ストーニーでした。また会いましょう!

 

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以上、今回は太陽神経叢と呼吸法に関しての翻訳でした。いかがでしたか?

ご感想、ご意見、ご質問はコメント欄にお願いします。次回もお楽しみに!

 

佐藤剛寿

 

※この翻訳は、Justin Stoney氏の許可のもと掲載しています。無断転載はおやめください。

 

NYVCのこと、ブログの運営者、レッスン

 

New York Vocal Coachingについて

New York Vocal Coaching (NYVC) は、ニューヨークを代表するヴォーカルスタジオのひとつです。創設者のジャスティン・ストーニーは世界的に有名なヴォーカルコーチで、NYVCはアメリカ国内外の多くのメディアに取り上げられています。

また、NYVCのYouTubeチャンネルは、21万人以上* の登録者がいる人気チャンネルです。無料で多くのビデオを公開していて、世界中のシンガーのためにヴォーカルの上達に役立つ情報やエクササイズを届けています。

NYVCのウェブサイトなどは基本全て英語ですが、とても広範囲にわたる情報を届けているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

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このブログを運営している佐藤剛寿は、ジャスティン・ストーニーの直接指導のもと、New York Vocal Coaching 40-Hour Voice Teacher Trainingを修了したヴォーカルコーチです。

僕がジャスティンを知るようになったきっかけは、YouTubeです。いつものようになんとなくYouTubeを見ていたら、ジャスティンの動画がおすすめに出てきて、「どんな人だろう?」と初めて彼の動画を見た瞬間、「この人の教え方は、すごい!!」とすぐにわかりました。

彼自身の持っている声の技術の高さ。わかりやすい理論と伝え方。声や歌に対する寛容な考え方。そして、モチベーションを上げてくれる言葉。全てが驚きでした。

それから毎日、一生懸命彼の動画を見て、一緒に歌う日々が始まりました。僕はもともと歌うことが大好きでしたが、ジャスティンのことを知ってからはその楽しさが大きく増しました。

ニューヨークに行って彼のティーチャー・トレーニングを受けたのは、彼のようなレッスンを、日本のシンガーにも届けたいと思ったからです。

彼がたくさんの動画を作って、レッスンを受けられない人にもヴォーカルの情報やエクササイズを提供しているように、僕もその翻訳ブログという形で、少しでも日本のみなさんに良い情報を届けたいと思っています。

翻訳にはわかりづらいところもあるかもしれませんが、少しでもみなさんのヴォーカルライフに役立てば幸いです。ご感想、ご意見、ご質問はいつでも歓迎します!

 

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そして、歌う喜びを感じられるように、良い環境を作っていきたいと思っています。

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